ソニー病 (Yosensha Paperbacks 7)

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896919875

作品紹介・あらすじ

日本が生み出した世界に誇るエクセレントカンパニー、ソニーはなぜ「輝き」を失ったのか?そして、不振脱却からの道筋をなぜ見せられないのか。

感想・レビュー・書評

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  • (2006/1/9)

    結構おもしろかったので,一気に読んでしまいました.
    90年代がソニーの株価と裏腹にいかに空白の10年間であったか
    ということが書いてあった.

    その割りにプライドが高く,規格争いで孤立してしまいがちな
    ソニー.
    出井政権でイメージ偏重になっていったソニー.

    振り返ると2002年に就活をしていた私は,まさにこの虚像として
    光り輝く勝ち組ソニーを見て,
    「カンパニー制度のよさ」を吹聴されて信じていた気がする.
    一方,当時V字回復を唱えた松下に対していいイメージを持っていなかった私.
    あれから4年でまるで,ソニーとパナソニックの立場は逆転してしまいました.

    未だ,ソニーのブランド感は残るけども,ブランドを信じた人が
    故障,規格の悪さに泣かされる始末.
    ブランド力が無さ過ぎる三洋もどうかと思うけど,
    デザインばかりにはしって技術がおろそかになっていくソニーもどうかとおもいますね.

    ドラマ「星に願いを」にもなったプラネタリウムの大平さんが,元いた会社がソニーだったという事実を知って更に愕然としました.
    ソニーは明らかに就職人気の中で優秀な人材を獲得しているはず.
    それを腐らせてしまっているのかもしれませんね.


    ところで,ソニーって中で社員間の引継ぎ作業がほとんど無いらしい.
    それが,独創性を生むんだろうけど,非効率この上ないのも確か.
    うちの研究室(京大S研)みたいですね.

  • 200605 複数人で書いていて、かなり内容がかぶっているため、結局内容が薄い。やっつけ仕事では?と勘ぐりたくなる。

  • Sonyの没落の事実とこれからの取り組みへの提言が複数の著者により記述されています。日本を代表するカンパニーとして是非がんばって欲しいところです。

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著者プロフィール

昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東宝を経て、ソニー勤務時に「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し、作家となる。『ソニー燃ゆ』『ソニーを踏み台にした男たち』などのノンフィクションから、『恐怖がたり42夜』『横濱幻想奇譚』などの小説、歴史上の人物検証『裏・義経本』や『現代語で読む野菊の墓』『「世界の大富豪」成功の法則』『広報がダメだから社長が謝罪会見をする!』など著書多数。「いつか読んでみたかった日本の名著」の現代語訳に 『五輪書』(宮本武蔵・著)、『吉田松陰「留魂録」』、『養生訓』(貝原益軒・著) 、『石田梅岩「都鄙問答」』、『葉隠』(いずれも致知出版社)、古典の現代語抄訳に『超約版 方丈記』(小社刊)がある。

「2022年 『家康の決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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