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- Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784899980315
感想・レビュー・書評
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西洋の「哲学」を作り上げてきたものに対して、「脱構築」という考えを示した、デリダは「哲学者」と言えるものではない。
哲学を語る時には、やはりどこかに「妥協」が存在している。
たとえば、言語、権威、理性の働き、真理と名のつくもの、テキスト・・・それを根本からひっくり返すような疑問を投げかければ、自分の首までも同時に締めることになるからだ。
しかし、デリダは、その恐ろしい試みのなかに入っていった。
デリダの考え方は、同時に自分の思考自身に対しても、その基盤を解体を試みつづけ、よろどころのないカオスへと引き入れられてしまう錯覚を抱かせる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とてもわかりやすかった。
メモ
デリダ,フッサール,アポリア -
90分でわかるシリーズらしい。
初めて読んだが、これはある程度デリダに関する知識がある人には当然物足りないだろうし、哲学初心者の私みたいな人間には薄過ぎて微妙である。
ただ、なんとなくのデリダのやったこととか、アルジェリアに住んでて、母親が癌で死んだ後は郷愁に駆られた、とか。
散種はすごい影響を残したとか、ブックガイド的な感じで読むといい感じかも。
だいたい100ページくらいだから早いひとなら本当に90分で読めるかも。。。
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