はたらきたい。

制作 : ほぼ日刊イトイ新聞 
  • 東京糸井重里事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902516173

感想・レビュー・書評

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  • お偉いさんから、フリーな方々まで、いろんな方の就職論が載ってます。

    ゆえに、矛盾点が沢山。ゆえに、共感できる部分をピックアップすることで、自分の働くことに対する考えの輪郭が帯びてくる。

    フリーの方々の「人のせいにする」って考え方がどうも、うーん‥って感じだったけど、かといって「人のせいにしない」って言ってる永ちゃんみたいに「いい車に乗っていいお酒飲むために働く」とは考えていない。

    と、こんな風に。

    自分が大切にしてるものって、なんだっけ?って、今、考えてます。

  • ほぼ日刊イトイ新聞の企画から生まれた、就職・はたらくことについて考える一冊。

    糸井重里がクリエイティブな職をもつ著名人にインタビューをしていく。
    矢沢永吉、みうらじゅん、板尾創路などその名の知れ渡る人物に臆することなく対話するのは、さすがの一言。

    自分が一番大切にしてきたもの、いきたいものは何なのか
    「やりたいこと」と「やってみたいこと」は違う
    など、目を覚ましてくれるワードが随所に含まれる。

    さまざまな生き方・考え方が見て取れる。
    その中にも、経験で培った”大人”な目線がある。
    クリエイターは一味違いました!星みっつ☆

  • さすがのラインナップ(異様な顔ぶれ)、でも実は重松清の小さな一言に納得の嵐。

  • 何を大切にしているか、と何を大切にしてきたか。
    いっしょに働きたいかどうか。
    そうか、シンプルに考えばいいんだ。

  • ■仕事に/人生に悩んだときに読む本

    ぐっときた。
    本当に大切なこと、大切なひとは?
    まずがチャレンジして、ここが違うなって思ったら軌道修正して、ってのを繰り返していったら、どんどん大切なことが分かってくる気がする。

    ・(板尾)会社におるってことは、ある程度、保証されてるわけで、それが逆に不安になるんじゃないのかな。今自分のおるところに将来が見えずに、辞めたときのために資格取ったりしている感じって、すごく不安ですよ、おそらく。
    (浜野)消去法でいったらいいのかな、と思います。「これは違うんじゃないか」っつったら辞める。(天久)辞めてニコニコしてれば、何か仕事が来るんじゃないかな。(瀧)「辞めちゃった、どうしよう」となってる奴より、「辞めちゃったんだ~でね、でね」って言ってる奴の方が、何かあったら声掛けようという気になるもんね。
    ・(天久)じつは僕も、新卒だったら就職したほうがいいと思いますよ、本当に。今の時点での社会の中で就職口を得ることによって、自分のポジションがわかるわけです。これまでの、学歴や性格からはじき出された、社会での結果が見えるんです。それが不満だったら辞めて、そこから始めればいいし。
    ・仕事って、たぶん、自分の居場所を好きになることから始まるんだと思うんです。自分のいるところを好きになる才能に恵まれた人は、やっぱり、うまくいくんじゃないんでしょうか。逆に言えば、この場所を愛せないヤツは、よそを愛することなんかできないことが気がするんです。「自分の立ち位置を愛せなくなってどうするの?」と。(重松清)
    ・「どんなものがつくりたいですか」って言われると答えられないんだけど、嫌いなものは、はっきりしてます。これだけはやりたくない、これだけは嫌いだ、というのをはずしていくと、残ったものが自分の好きなものだっていうことですね。(葛西薫)
    ・「節目をデザインする」・・・(金井壽宏)人生の中の「節目」だけはきちんと自分でデザインして、そのあいだあいだは、偶然に任せればいい。いきおいに乗って、十分な努力もしてね。だから、第一志望の会社じゃなかったとしても、まずは「入ってみる」という選択をしてみたらいいんじゃないか、と思うんです。で、入って頑張ってみたら、思いもよらないチャンスもあるだろうし、単純に「おもしろい」かもしれない。頑張る姿はいつも美しいし、その姿が古くさくなることはありませんよね。(糸井)逆に、よっぽど今のままでは違和感があるな、と思ったら・・・。(金井)そのときには、次の「節目」が来ているんですよ。(糸井)そこでまた、デザインすると。(金井)そうです。つまり、迷ったり、悩んでいるよりも、まずは「きちんと歩く」、つまり頑張ってみることのほうが、全然大事だと思うんです。せっかく、ある企業から内定をもらったのに、その企業が自分に合ってるのかな、なんて迷うよりも、とりあえずは入社して頑張ったらいい。で、一年くらい頑張ってみた、でも、やっぱりだめだと思ったら、その人の場合は、最初のキャリアの節目が、けっこう早めに来たんだということ。
    ・「何にも縛られずに自由でいたい」とみんな思います。それはとても大事だし、それでいいのですが「いったんはどこかに収まってみる」というのがなければ「それを壊してひとつ大きくなる」ことはできないのですよ!「額縁」は何度でも変えていいんです!(フランソワーズ)
    ・今から考えたってわかりゃしないよ。結果は結果だ。結果にこだわるから何もできなくなる。それがいちばん愚劣なことだ。(岡本太郎)
    ・「自分にとって、本当に大切なことってなんだとう。自分にとって、本当に大切な人って誰だろう。このふたつを本気で思っているだけで、いい人生を送れるような気がする。(糸井重里)

  • 就職論ですが、就職して一年経った今の自分にしっくりきてます。
    仕事を含め、これからの生き方を改めて考えたくなりました。
    就職や働くことをネガティブに捉えがちな人に、読んでもらいたい一冊。

  • 大学3回生の1月~3月に読むと、素直に入ってきます。
    1つ1つの言葉が、将来の自分を描かせ、1枚1枚のページが、今の自分を受け入れられるようにしてくれます。

    就職活動で悩んだ時に、もう一度読みたい本ですね。

  • 今まで大切にしていたものは何ですか?

    心に残る言葉で溢れた本。
    感動です。

  • ヒントになる話が満載でした。インタビュー形式で読みやすいし。キーワードは「今まで大切にしてきたもの」

  • 「はたらくことってなんだろう」
    という普遍的な問いから始まったという本書。

    いわゆる“就職活動”に疑問を投げかけ
    “はたらくこと”を考える。

    “新卒の面接をやる場合、
    「君がさ、これまで大切にしてきたことって何?」
    という、ものすごく概念的な質問で十分なんですよ。”

    この言葉はとても印象的だったし
    実際、そうだよなと強く共感した。

    就職活動のノウハウ本では決してないが
    ノウハウ本読むくらいならこの本を
    100回繰り返して読むべきだと
    そう僕は思う。

    何のために働くか?
    今一度自分に問い掛けたい。

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