多様性と出会う学校図書館 ―一人ひとりの自立を支える合理的配慮へのアプローチ―
- 読書工房 (2015年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902666359
感想・レビュー・書評
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障害や外国とのつながりなど、様々な事情で図書館から離れがちな子供に対しての意見と事例。
冒頭の分類の考え方が「探しやすくするためだけでなく関心ニーズに応えていくための目安」ということで、共感できた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
様々な子どもたちに対応できる図書館を!
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図問研にいって、読書工房の本を仕入れてきたのでご紹介します。
第一弾
「多様性と出会う学校図書館」
なんともそそられるネーミング……。
表紙も柔らかくとっつきやすいです。
そしてなかには、読書障害、全盲から、手話、難聴、からLGBTQまで、実に多種多様……。
そのなかのLGBTQのところに
“カミングアウトしようかどうしようか迷ったけど、横目で見たらセクマイの本がぶわ~って並んでて……。この人、めっちゃ勉強してくれてはんのかな、と思いました……”
という文章があって、そうだよな、図書館にも、きっちり棚は作るべき!だよね、やっぱり、と思いました。
図書館は、どの子にも味方にならなきゃいけません。
学校司書は熟読玩味するべき一冊です。
2018/07/11 更新 -
自立や受容を支える居場所としての学校図書館。2016年4月から施行される障害者差別解消法にあわせて色々と資料にあたるけれど、そこでようやく今のこの環境がいかに多数派にのみ都合のいいように整えられているかを痛感。タイトルでもある「多様性と出会う学校図書館」だけど、これは学校図書館から考えつくる多様な環境の視点。とくに子ども若者が生きやすい地域へ。知らないことがいっぱい。