多様性と出会う学校図書館 ―一人ひとりの自立を支える合理的配慮へのアプローチ―

  • 読書工房
3.88
  • (2)
  • (4)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902666359

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 障害や外国とのつながりなど、様々な事情で図書館から離れがちな子供に対しての意見と事例。

    冒頭の分類の考え方が「探しやすくするためだけでなく関心ニーズに応えていくための目安」ということで、共感できた。

  •  様々な子どもたちに対応できる図書館を!

  • 図問研にいって、読書工房の本を仕入れてきたのでご紹介します。
    第一弾
    「多様性と出会う学校図書館」

    なんともそそられるネーミング……。
    表紙も柔らかくとっつきやすいです。

    そしてなかには、読書障害、全盲から、手話、難聴、からLGBTQまで、実に多種多様……。

    そのなかのLGBTQのところに
    “カミングアウトしようかどうしようか迷ったけど、横目で見たらセクマイの本がぶわ~って並んでて……。この人、めっちゃ勉強してくれてはんのかな、と思いました……”
    という文章があって、そうだよな、図書館にも、きっちり棚は作るべき!だよね、やっぱり、と思いました。
    図書館は、どの子にも味方にならなきゃいけません。

    学校司書は熟読玩味するべき一冊です。

    2018/07/11 更新

  • 自立や受容を支える居場所としての学校図書館。2016年4月から施行される障害者差別解消法にあわせて色々と資料にあたるけれど、そこでようやく今のこの環境がいかに多数派にのみ都合のいいように整えられているかを痛感。タイトルでもある「多様性と出会う学校図書館」だけど、これは学校図書館から考えつくる多様な環境の視点。とくに子ども若者が生きやすい地域へ。知らないことがいっぱい。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

専修大学文学部教授、放送大学客員教授。
筑波大学大学院博士課程修了、博士(図書館情報学)。
図書館情報学を専門とし、読書バリアフリー、障害者サービス、子どもの読書活動、電子図書館などを研究している。
現在、千代田区図書館評議会会長、小田原市図書館協議会委員長、(公社)全国学校図書館協議会編集委員会委員長のほか、NPOブックスタート理事、日本特別ニーズ教育学会理事、(一社)日本子どもの本研究会監事、(公社)日本図書館協会障害者サービス委員会委員、(一社)日本出版インフラセンターABSC管理委員会委員なども務める。
主な著書に、『学校経営と学校図書館(改訂二版)』(共編著、放送大学教育振興会、2023年)、『電子図書館・電子書籍サービス調査報告2022:これまでの10年とこれからの10年』(共編著、樹村房、2022年)、『学びの環境をデザインする学校図書館マネジメント』(共編著、悠光堂、2022年)、『改訂 図書館のアクセシビリティ:「合理的配慮」の提供へ向けて』(共編著、樹村房、2021年)、『変化する社会とともに歩む学校図書館』(単著、勉誠出版、2021年)などがある。

「2023年 『読書バリアフリーの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野口武悟の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
R・J・パラシオ
柏葉 幸子
アーサー・ビナー...
エラ・フランシス...
ヨシタケシンスケ
ヨシタケ シンス...
F.エマーソン・...
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×