- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902943122
感想・レビュー・書評
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2008.02.11. 思いもよらぬ方向へ水は流れていった。ばななさんの小説に出てくる人たちは、言葉をとても大切に扱う。読んでいて、ヒリヒリした気持ちにもなる。主人公ののびのびさが救いかも。お猿さんの絵もみてみたい。なんだか読んでる間中「みずうみは、水の海なんだ・・・」と、頭の隅でぽーっと思っていた。
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ちょうど私も父を亡くしたり、恋人と別れて間もないときに偶然出会った本。装丁に惹かれて買った。本の中の出来事が現実と似ていないようで、心情に重なる部分があり、読みながら時々はっとすることがあった。しかし好きにはなれない本でもある、不思議。「みずうみ」はあると思いたい。
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読み終わった後しばし放心してました。
いや、だいたいいつも放心するんですけどね。 -
「ばなな作品」の中でも結構オカルト系です。
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不思議な中島くん
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母の生き方への反発と愛情を図りかねる自分と主人公がちょっとダブって見えた。地元が本当にめんどくさい、ずっと抜け出したいと思っていたちさと。それ以降も相変わらずめんどくさいものと関わってしまう人の育てられ方の行く末と悲しさを感じた。普通の生活と狂気は紙一重なのに。
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TVで見たニュースの登場人物のその後…みたいな感じ。
人間の心は脆くて弱くて醜くて。
でも必ず強く逞しく立ち直っていく事も出来る。静かにゆっくり『希望』という炎と共に…そんな事を考えさせられました。 -
目に見えないものを信じたり感じたり、そういうものが好きな人の方が読みやすい本だと思います。
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人ってあったかいね。読んでいて安心できる本。
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2007.10.7読了