かわいい夫

  • 夏葉社
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本棚登録 : 732
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904816189

感想・レビュー・書評

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  • 芥川賞候補作「美しい距離」が印象的だったので
    、きっと身内に亡くなった方がいたのだろうと思ってエッセイを読んでみた。短文だからこそわかる言葉使いの美しさ。そして父の病気、夫のかわいいエピソードと夫婦の距離など、「美しい距離」と重なるところもあり、楽しく読めた。

  • 自然でむきだしの、肩の力の抜けた今のナオコーラ。かわいい夫婦。
    旦那さんを尊重する姿勢や、仕事に関する考え方が素敵で、共感できると思った。

  • ナオコーラさんが日常生活について綴ったエッセイ。結婚生活や夫について。そして父のお見舞い、自らの流産など、つらい出来事についても率直な思いを語っている。
    読んでいて思ったのは、とってもまっとうな、普通の感覚を持ってらっしゃる作家さんなのだな、ということ。小説はまだ読んだことがないので、今度読んでみたい。

  • 914.6

  • やはりエッセイはちょっと苦手だ。けれど元々が西日本新聞に掲載されたものなので一つひとつが短く、読みやすい。「かわいい夫」というタイトルはうまいと思った。

  • 2016 4/6

  • シンプルな言葉がストレートに伝わってきて、共感したし考え方を素敵だと
    思った。 私は社会を信じている という一文に感動しました。
    毎日、地道に働いている私たちが1人1人が社会だから と感じたんだけど・・・
    山崎さん、わたしも好きです。

  • P185親になる 「父親ではなく、親でいいではないか。

    なんとなく気の強い若いお嬢さんのようなイメージがあったのだけど違うみたい。それほどはっとする先輩らしいことはなく、うちの夫の方がかわいいって思えてします。

  • 『かわいい夫』という、かなりインパクトのあるタイトルのエッセイ。山崎ナオコーラ氏のご主人が書店員という事で元書店員としては勝手に親近感が湧いている。父や我が子(流産だが…)の死。そして、2度目の妊娠。さまざまな出来事に見舞われながらも一生懸命、生きる山崎ナオコーラ氏がかっこいい。世間一般の結婚や夫婦の形にとらわれずに自分の価値観を貫くところもかっこいい。

  • 山崎氏の作品は好きで、なにか発表されると必ず読んでいるが、正直エッセイは苦手だった。自分より年下だから、なんか感覚違うのかなぁとか思ったり。本作は結婚後の、しかもご主人がテーマということで、さらに、どーかなぁと思ったけど、まあ、読めました。〜たい、〜たいものだ、〜ている、〜ていきたいと思う、〜ていこうと思う、〜ことにした、など、なんだか、ひとつひとつ、きちんとしてる人なんだなぁと思った。気づきも多い人なのだろう。一点だけいうなれば、知らない人が言ってる「ぶす」なんて、そんな気にしなくてもいいのでは…。なんだかせつない…

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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