すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法

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  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073468

感想・レビュー・書評

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  • すぐやらない(できない)のは性格ではなく、脳がすぐやるモードになっていないだけではないと、
    リハビリの専門職の作業療法士として、病気や事故でリハビリで失った運動機能を回復したりする
    アプローチを基本に紹介している。

    「見せる」「聞かせる」「触らせる」で脳と体の歯車がかみ合う脳が自分から動き出すような「トリガー」にして「すぐやる」ように仕向ける。

    ・やってはいけない(例えばテレビ)ことをしないために、それ(リモコン)を目のつかない場所に置くことで、「つい」の無意識の行動を起こさせない。
    ・使ったものは元に戻す
    ・フィードフォワード:自分がそもそも何のために行動しているのか?どこへ向かおうとしているのか?に基づき行動するよう指示する脳の仕組み
     →脳が付きの行動を予想できるところまでは「前の行動」を途切れさせずに連続させる。
    ・自分を変えようと思った時は、「ガラッ」と変えるのではなく、間違えようがないくらい簡単で確実な課題から少しずつレベルアップさせるスモールステップが有効
    ・自分の脳に仕事効率の悪い人の様子を見せ続けていたのが、先延ばしの原因だった
    ・耳から入れる情報の中で最も大切なのは「あなた自身が発する言葉」

    脳が自分から動き出す言葉の正体
    ・主観的な言葉:感情をそのまま表す言葉
    ・客観的な言葉:状況を描写する言葉
    ・経験的な言葉:今の状況をどのように感じているかを表す言葉→すぐやるためのカギとなる

    雑談の際は「その時どんな風に思うんですか?」「なんでそうされたんですか?」など相手の経験的な言葉を話すような質問をする。

    ・取り掛かっていない状態で「やればできる」と唱えても脳はどうすればいいか理解できない。
     やればできる→でも実際やっていない(罪悪感)→出来れば変われる(過剰な期待)→全否定

    ・脳は「触れる」のか「触れられる」のかでその反応が変わる

  • 立ち読み:2016/10/29

    「取り掛かればできる」と脳に嘘をつくことにより罪悪感を感じる。ドーパミンにより、「やれなかったこと」の価値が上がってしまい、ますます手をつけられなくなる。
    「ここまではできる」と、脳に嘘をつくのをやめること。

  • 脳は基本的に怠け者で、新しいことをしたがらない
    というのが面白かったです。

    前向きが良いと思っていたので、”脳に嘘を吐いてはいけない”というのは
    なるほどなと思いました。

    リハビリで、右手が鎧を着ているように動かしづらいという患者さんに、
    鎧を着ていると思って動かしてみては、
    鎧が軽くなったらどうかと言うと動かせるというのも
    とても興味深かったです。

  • すぐやる方法について、脳科学の見解から書かれた一冊。
    モチベーションをあげるといったことではなく、脳の仕組みを分析したうえで
    効果的な行動について書かれていた。

  • 「脳」の科学的なデータから「すぐやる」体質を作る、という内容。新書のような形式でかなり軽くスラスラと読むことができた。それだけに、具体例や活用方法が詳細ではないため、実践するには難しいと感じた。複雑な内容ではないが、脳に関する知識を含むので若干理解しにくい部分がある。

    以下、ネタバレ
    -起床から4時間後の生産性
    よく聞く話ではあるけど、朝が一番クリエティブ、とのこと。早寝早起きは大切ですね。
    -睡眠のルール
    色々聞く話ではあるけど、
    「翌朝起きる時間を3回唱えて寝る」というのは試してみたい。
    -モデルフリーシステム
    一度脳にモノを見せてしまうと、それをやらずにはいられない、という脳の修正。
    例)勉強に集中するときにはスマホを机に出さない
    -フィードフォワード
    GOALを設定し、それに向けて自分の脳を動かす考え方。この本ではちょっと実践方法が分からない。。。
    -次の作業にちょっと手を付ける
    やろうとしていることにちょっとだけを手を付けることで行動をマネジメントする
    -ミラーニューロン
    参考にしたいと思う人の行動を真似する
    -経験的な言葉を使う
    ①主観的な言葉
    ②客観的な言葉
    客観的な言葉に自分の経験を加えて話すことで、脳が次のアクションを起こしやすくなる。
    -日常生活のルーティン化
    日常生活をルーティン化することで、脳の集中力を高める。

    まあ、こういう本の宿命ですが、どれだけこれを内面化してう実践できるかという。。。中々難しいとは思いますが。

  • 「すぐやらない」原因は「性格」でも「やる気」でもなく
    脳が「すぐやる」モードになっていないからだった

    「やるべきことにすぐに取りかかる」にはどうすればよいか

    じっさいの医療現場で効果のあった「脳のしくみ」に沿った方法を
    リハビリの専門家で作業療法士の著者が8つの切り口で紹介する

    「すぐやらない人」が「すぐやる人」に変わる
    劇的な体験を、あなたも!

  • やる気がわかない、モチベーションが高まらず、すぐやれなかったことは2度3度じゃきかない。確かにその度に自己嫌悪に陥っていた。この本で、脳と体のメカニズムがわかったことで、すぐやる!に向かうよう脳への負担減らしたり、感度を高めたり、過度な期待せずスモールステップを認知すること、自分の積極的発言・経験的な言葉を意識していきたい。

    面白かったです!

    0、腰が重い原因は心ではなく、脳にある
    やる気、忙しさと関係ない。脳の仕組みを知り、誘導することがポイント

    1、(脳)睡眠を規則正しく取る

    2、(脳)脳の負担を減らす
      視界に携帯おかない
      日常は日常で変えない(財布や食事等)
      一方で、脳に刺激は必要

    3、(耳/口)自分の発言を意識、否定しない、
      ポジティブに発言することで、脳に良い影響となる
      
    4、(眼)できる人をまねる

    5、(心)小さな成功を着目
      成功をレベル別に定義し、小さい成功を大事にする


    ■やるべきことにすぐ取り組むコツ
    ・睡眠を取ること
    ・脳を科学的に捉え、すぐやる!と向かうように脳を扱うこと。
    ・脳の負担にならないよう、視界に無駄なものを置かない。 カフェではスマホをテーブルにおかない。
     リモコン等部屋の元の位置に戻す
     気が散るようなことはしない。

    ■次のことにすぐ取り組むコツ
    ・フィードフォワード 
     ちょっと手をつけて終わる状態を脳にイメージさせる

    ■すぐやる集団、しない集団。すぐやらないは伝染する?
    ・できる人を真似すること。横並びで(昔のいじさんのプレイを見てた時のように)(イナさんの姿勢)
    ・できない人の真似をしがちだから、目がいかないよう心がける。

    ■脳が勝手にやる気になる言葉
    ・自分の発する言葉を脳みそは最も聞いている。否定しない。
    ・経験的な言葉を使用する。どんな状態で気持ちか。
    ・自分の経験をそれを積極的に発信する。話さないと曖昧なまま。
    ・雑談も重要
    ・〇〇みたい。置き換える練習。

    ■やればできるという言葉でやる気がなくなっていた
    ・わざ言語(感覚的な職人言葉)をわかるようになると実行しやすくなる。練習。
    ・やればできるというのは危険。ドーパミンによって期待値が高まり、結果できなくて自己嫌悪に陥る。自分の問題ではなくドーパミンの問題。
    ・したがって少しやる、スモールステップを認知することが脳には良い。
    ・他人のできたを脳に見せない。SNS等で表示される他人の自慢。
    ・取り組む課題はレベルをつけることで、やればできるを防止。また低い自己評価をしない。

    ■すぐやる!スイッチをすぐ入れる方法
    ・メンタル文法(価値観に基づく解釈)
    ・意識的に言葉を変えるとすぐやる脳に変わってくる
     負担なく自己解釈する。一長一短。振り回される。
    ・自分がすぐに動く状態+すぐやる!
     クライアント。仕事への誇りを感じる+すぐやる!
    ・できない理由ではない。自分から関与していく。esでの仕事。

    ■行動力が劇的に上がる触る力活用法
    ・触覚を磨け。わざと汚れろ。主体的に触れ。
    ・五感を感じるマッサージ。リフレッシュ効果大

    ■なんとなくのネガティブは脳性疲労じゃないか?
    ・省エネ。頻繁に物事を変えない。身につけてる物。時間。
    ・思考の根源になる〇〇すべきという考えによって、知らないうちに脳に新しいチャレンジを敷いている

  • 70P「私たちは体調が悪くなったり損をしたことには敏感に気づきます。しかし反対に状況が良くなると、悪かったときのことを忘れてしまう」

    確かに…。

  • 非常にわかりやすい。
    かつ実践しやすいように、まとめられている。

  • 活用したくなる本でした。

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著者プロフィール

作業療法士。国際医療福祉大学卒。民間病院精神科勤務を経て国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事。現在は都内心療内科で睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修も全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集めている。主な著書に、14万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、12万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。同じく作業療法士の妻と2児の子育て中。

「2023年 『10歳から育てるすぐやる行動力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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