日本教は日本を救えるか ユダヤ教・キリスト教と日本人の精神構造

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制作 : 山本七平  山本七平 
  • さくら舎 (2013年1月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906732272

日本教は日本を救えるか ユダヤ教・キリスト教と日本人の精神構造の感想・レビュー・書評

  • プラハのユダヤ人墓地とシナゴーグ

    マスコミの文字芸者、

    親売ろう 松翁道話

    教育勅語 平和憲法、

    給仕女 悪 スチュワーデス 善

    日本人独特の言い換え、

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    「いえ、ただ、ちょっと、あの、何となく、名所だそうですから」この言葉は一つの思想の立派な表白のはずだ。ではこの思想はどこから来て、どのように日本人を律しているのであろう。15
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    無洗礼派とは、おそらく最も強く洗礼を意識している人びとであろうから、この人びとのほうが、より強い洗礼を心に受けている、とも言えよう。17
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    日本人の意識の中には明治天皇の墓はないのである。前述のように墓は思想だから、意識の中にないことは、存在しないことである。20

    「だって、ちゃんとお墓もあるんですから」という反論も当然出てこよう。その通りなのである。だから「ちんぷんかんぷん」になってしまう。確かに墓はあるのだが、人が死んでも、絶対に、きれいさっぱり墓の彼方に行ってしまわないから妙なのである。24
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    「だから幼稚なのだ、迷信なのだ。それだから宗教はアヘンなのだ。それによって支配階級は、すべては来世において報われるから現世では忍従せよと人民をだましたのだ」ということになろうが、実はこの解釈がアヘンなのである。31

    といえば「とんでもない、これは科学的な解釈だ」と言われよう。それならばアヘンは撤回して、LSDとしておこう。これなら科学的所産だから文句はあるまい。科学的所産が幻覚の材料にならないと信ずることほど非科学的なことはない。

    こういう解釈は「英霊に相すまぬ」は、軍部が人民を沈黙させるための手段であったと言っておしまいにしてしまうのと同じで、なぜそれが「手段」となりえたかを考えようとしないために、何かがわかったつもり、何かをわからせたつもりで、実は何もかもわからなくしているのである。32

    その鍵とは「免罪符」である。といえば、「ああ、あれか。あれこそ最もひどいもので、愚民どもをだまし、『罪を赦してやる』と言って金をまきあげた」といったLSD解釈がすぐ出てこようが、この解釈をそのまま受けると、受けとった人が愚民になってしまう。33
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    氏も日本教徒の常として、お神酒がないと、真正なる「告白」ができないのである。43
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    ついにA氏は「フン、意識の低い奴はしようがないな」と言わざるをえなくなった。45

    ついにこの先生はタメ息とともに「しばらく通っていれば、そのうちにだんだんとわかります」と言った。48

    Q氏の二つの反論ないし質問は、実は一つの質問なのである。そしてこの質問は実に立派な質問であり、今から三百年以上昔、すなわち伴天連が聖書的世界をはじめて日本に紹介したとき以来、日本人が、さまざまな形で発しつづけてきた質問なのである。

    この三百数十年にわたる質問の基本となっている前提、日本人が異論の余地なしと信じている前提を、私は「日本教」と呼んでいる。これらの質問は一種の「護教論」といえる。49
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  • 日本人は本当に無宗教なのか?実は強烈な宗教にかぶれているのでは?
    山本七平さんの本はおもしろいが、楽しむ前提となる知識のレベルが高くて読むのが大変。

  • 70年代の評論集。
    第二章のキリスト教徒の考えかたが面白い。
    日本人にはこの発想はない。

  • 1970年代の言論界の空気感が解らないと理解できないと思う。時代背景を知らないとなかなか理解できない。編集者の注釈が欲しかったな。

  • 書かれた時期は非常に古い。それにも関わらず、内容は古さを感じない。自由意志は神からの借り物であるというキリスト教的な考え方と対比した日本人の考え方の違いが、少しくだけた文章で軽快に読んでいける。面白い本だった。

  • キリスト教が自殺と言う時、形式的に全ての自殺を自殺としてしあむ。一方ユダヤ人は常にこういう考え方をしない。強制された自殺は自殺ではなく他殺。すなわち処刑も他殺。
    ユダヤ人も昔は日本人と同じで苗字がなかったから、誰誰の子供という名前だった。
    ヨーロッパ人はヨーロッパ以外を未開の地と考え方が潜在的にある。

  • 日本というよりユダヤ教とキリスト教の原点をみた気がする。日本がアングロサクソンに勝てない理由を垣間見たような。。

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日本教は日本を救えるか ユダヤ教・キリスト教と日本人の精神構造の作品紹介

日本教を知ると日本がわかる。大ベストセラー『日本人とユダヤ人』を発展させた名著。日本の根深い混沌にメス。初の単行本化。

日本教は日本を救えるか ユダヤ教・キリスト教と日本人の精神構造はこんな本です

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