- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907571450
作品紹介・あらすじ
●教育界話題の二人による対談が実現!
○苫野一徳 哲学から教育の本質に迫る (教育哲学者 熊本大学准教授)
○菊池省三 現実の子どもたちと向かい合う (教育実践研究家 菊池道場 道場長)
●こんなときこそ、そもそもから考えよう!
●一斉指導から子どもが中心の学びへ
教育界話題の二人による、「学校教育を、そもそもから考える」対談が実現しました!
2018年度、小学校では、新学習指導要領完全実施に向けた移行措置が始まります。
「特別の教科 道徳」もスタート!
こんなときにこそ、立ち止まって、「教育のそもそも論」を共に考えてみませんか?
教育哲学という学問の視点から、「そもそも教育とは何か」「多様で異質な人たちが、どうすれば互いに了解し承認しあうことができるか」を探究し続けている苫野一徳先生。
「知識伝達型の一斉指導から対話・話し合いの授業へ」、そして、「考え続ける人間、公社会に役立つ人間を育てる教育への転換」を主張、実践されている菊池省三先生。
そんなお二人の対談が、引き合うようにして実現しました。哲学の世界と教室の現場から発信されるそれぞれのお考えが、素敵なハーモニーを奏でます。
感想・レビュー・書評
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教育哲学と、現場の教育の視点から、「そもそも教育とは何か」、「学校とは何か」を考えていきます。
哲学の苫野一徳先生と、菊池省三先生の対話から、教育が見えてきます。
研修としての視点からも、示唆されるところがいっぱいです。
私が、なぜ学校が嫌いだったか、授業が嫌いだったか、先生が嫌いだったか、分かったような気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
菊池先生と苫野先生の対談や、お互いについての考察、
ぐっと引き込まれる内容で、一気に読んでしまいました。
「対話」を豊かにするための土台の部分についてはさらっと紹介されていましたが、私にはそこが一番響きました。
より研ぎ澄まされた言葉で議論をし、磨きあっていくために当たり前のように日常に組み込まれているもの。
自ら学ぶことが身につくための仕掛け。
お二人の対談の続編も楽しみです! -
先輩方からおすすめされて
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p4cの講義を思い出した
先輩から借りた本 -
公教育=「相互承認の感度を育むことを土台に、子どもたち一人ひとりが自由になるための力を育むもの」
平たく言うと「自分で考え、他人と承認し合える人間を育てる」?
そういう場所が学校、らしい
こんなん学校に限らず大事やなぁ
去年コーチしてた時もうっすら考えてはいたけど、もっともっとラクロスだけじゃなくて人間性みたいなとこも深めたかったな
「最大の教育環境は教師自身である」
これはぐうの音も出ない
人を育てる立場に立つときは見られてること意識しまくろ -
再読。
菊池実践の中で、個人的に取り入れたいのは価値語。
クラスに浸透させたい言葉を提示し、教師自身が繰り返して伝えていくことで、子ども達の行動や思考が少しずつ変わることを昨年度実感した。
どんな言葉、価値観をクラスに根付かせていきたいかじっくりと考えたい。 -
苫野一徳氏と菊池省三氏の対談をまとめたもの。
この2人が話をすると、どういう話題に広がっていくのだろう。
と思い、新刊にも興味があったが、まずこちらを取り寄せてみることにした。
「菊池先生にお聞きしたかったことの答えは、これらの動画の中に全部ありました。」
主張と事実の一致。
これはなかなかないことだと思っています。