- Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907613327
作品紹介・あらすじ
人魚と言ったら髪が金色で、甘くすんだ声で歌をうたうと思うでしょう? 勿論そうなのですが、中に一人だけ髪が赤くて、歌が苦手な人魚がいました。あまりにひどい歌声なので、いつもは皆と一緒に歌うことができません。ところが、ある日、大事件がおきそうになったのです。そして、歌のにがてな人魚のそのひどい歌声が、みんなを助けることになりました。苦手なことも素敵なことに変わります。
感想・レビュー・書評
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苦手なことも、素敵なことになる。歌が苦手なシンシアは、先生と練習するけれど上手にならない。やればできるってお話じゃなくて、苦手なことも悪いことじゃなくて、役立つこともあるって感じのお話なのかな。人魚の絵がとってもきれい。
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「人魚と言ったら髪が金色で、甘くすんだ声で歌をうたうと思うでしょう? 勿論そうなのですが、中に一人だけ髪が赤くて、歌が苦手な人魚がいました。あまりにひどい歌声なので、いつもは皆と一緒に歌うことができません。ところが、ある日、大事件がおきそうになったのです。そして、歌のにがてな人魚のそのひどい歌声が、みんなを助けることになりました。苦手なことも素敵なことに変わります。」
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むかし、とおい、南の海にあった人魚の国の学校、人魚の国で一番有名な「ブルー、ロック、スクール」に、シンシアという赤毛の人魚がいた。
シンシアは、何でも授業を上手くこなせるが、人魚にとって大切な歌は苦手。他の人魚たちは、岩の上で、金色の髪をとかしながら、きれいなこえで歌う事ができるのに、シンシアの歌ときたら、フクロウのふかいなきごえ、巨大なウシガエルのなき声のようでした。
シンシアは合唱の時は歌わず、先生の個人レッスンを受けています。それでも、シンシアは歌が上手くなりません。
ある日、歌が大好きなシンシアは、我慢しきれなくなって、歌を歌います。それが、船に乗った人間にも、歌を歌う人魚にとっても、幸いをもたらすことに。
髪をとかしながら、歌う人魚たちの絵がかわいい。 -
2020/12/20