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- / ISBN・EAN: 4975769219375
感想・レビュー・書評
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日常とは退屈なものです。これも意味あることか。
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ジャームッシュの出世作にして最高傑作。起承転結みたいなくだらない劇作術はなく、なにも起こらないロードムービー。ハンガリーからニューヨークへやって来た少女、エヴァ(エスター・バリント)がなんとも魅力的なのだ。ぶっきらぼうで不機嫌で美人であるが、映画ではなにも起こらず性的なものは排除される。ラストのぶつ切り感も多感な頃の自分には衝撃的だった。蛇足だが、ドッグレースの犬の名前がジャームッシュの敬愛する小津安二郎の映画のタイトルになっている遊びがある。
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タイトルのかっこよさで100点。ウィリーもエヴァもパラダイス(アメリカ)が好きだったのかな、そんなとこどこにもないからここは違うと旅に出る。ずぅっとバカンスして現実逃避してる彼らは楽しそうだった。同郷人といる安心感が捨てられないあたりの田舎者感、切ねえな。
エヴァかわいかった。 -
“新しいところに来たのに 何もかも同じに見える”
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ある人にはとてもいい映画だということは分かるんですが、もー私は集中切れて。小津安二郎を欧州変換器(米人だけど)にかけたこの具合いが……。しかしこの映像スタイルは実際のファンの生活にも浸透している気がする。ファッション、身のこなし、聴くレコードにインスパイアされることで「ちょっと素敵な生活」が始まる。例えばホラーに忠実な生活なんて、きっと社会的ヒエラルキーは下がっていくばかりだろう…。つまりこのタイプは、観る人に作用する場所、効果からして特殊なんだと(どっちがだ?)思います。
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特に内容は無く、面白くはないけど、おかしなことに味はある。
微妙なユーモアが絶妙なんだと思う。 -
大好きな尊敬できる人が勧めてくれたジム・ジャームッシュ監督。
文句無しに格好いい。
ハラハラ感とか、
裏切り感とか
感動とか、ストーリーの展開の早さとか
そういったもんじゃなくて、
とにかく映像がきれい。
モノクロでいい味出してて、
映像から、台詞の間から、タバコから、服から、車から、
世界観が全て美しいです。
この監督、めちゃんこ格好いい!! -
ハリウッド映画しか観たことなかったような自分が映画の面白さに目覚めた一本。
過剰にBGMを使わないところがリアルで好き。シーンとした中の三人のぎこちなさにクスっと笑える。
スクリーミン・J・ホーキンスをこの映画で知りました。 -
全編モノクロに映画のアート性を感じる。淡々としているが、結末は、やり場のない溜め息がこぼれた。こういう魅せ方もあるんだな、って思わせてくれる映画。