ゴジラvsビオランテ [DVD]

監督 : 大森一樹 
出演 : 三田村邦彦  田中好子  高嶋政伸  小高恵美  峰岸徹  沢口靖子 
  • 東宝
3.48
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104014689

感想・レビュー・書評

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  • けっこう良かった、シン・ゴジラの原点か? と思ったのは前作の84年版だったか。その回想シーンから。そうそう、スーパーXとか出てきたんだった、三原山火口に落としたんだ、と記憶が蘇るとともに、前作からの続きであることがわかりやすい。

    ただその前作に比べ、脚本がかなりパワーダウンしている印象は否めず。ゴジラ細胞の採取はシン・ゴジラっぽい(というか逆か)のだが、その管理がずさんというか。ふつうのスチールロッカーに保管してるし、白神博士ひとりに簡単に預けちゃうし。そもそもこっそり採取しようとして自衛隊に見つかった米軍兵士がいきなり機関銃を乱射するのもエエエ……て感じだし(笑)。他にもその手のツッコミどころは満載。

    大阪に向かって侵攻してくるゴジラに対して、田中好子と小高恵美をヘリポートに残して退却してしまう自衛隊も、シン・ゴジラ見てるとエエエ……となる。こういうの現場判断では無理でしょー。ちゃんと手順踏んだのかもしれないけど、その描写ないしな。でも自衛隊の協力はかなり力が入ったものがあってすごい。シン・ゴジラでは戦車とかCGだったけど、これは戦車もヘリ編隊も実機だもんなあ。

    ビオランテはまあなんというか、あの頃っぽいモンスターだよなー。沢口靖子がビオランテに、というのは以前にどこかで読んでたのでなんとなくわかってた。芦ノ湖での対決のあと出てこなくなっちゃって、まさかこれで終わっちゃったらビオランテ姉さんただの噛ませ犬じゃん!と思ってたらやっぱり最後に出てきた。でも火の粉になって天に登っていくところで沢口靖子の顔がダブルってのはちょっと……(笑)。まあ分かるけどさー、もう少しなにか見せ方ってなかったのかねえ。ゴジラも急に戦意喪失して帰っちゃうんだもんなー。

    峰岸徹がなにげにナイスなタフガイを演じててちょっと意外。「薬は注射より飲んだほうが効くよ、ゴジラさん!」とナイスな台詞を決めたと思ったら死んじゃったけど。

    高嶋政伸のマユゲと目張り、このあたりのメイクも時代っぽいなー。オペレーター役で鈴木京香、まだ若いわー。スーパーエックス2の操縦者、最初ケイン・コスギかと思ってたが別の役者だった(笑)。

    大阪の街が破壊されるシーンとかは特撮良く出来てたかな。ビルとかの作り込みはさすが。
    最後は三田村邦彦と田中好子がベッド・インを示唆して終わるというのも(笑)。

    全体的に前作にあったような緊迫感(?)がなく、ビオランテも怪獣としての立ち位置がちょっと中途半端な印象。

  • なんとなく懐かしくなって、衝動的にレンタル。良くも悪くもその後の「平成ゴジラ」に大きな影響をあたえた作品。今見直しても、特撮以外の部分も見ごたえがあって、意外にも面白い。

  •  ゴジラ細胞技術の争奪戦というアイディアはなるほど面白い。映像も迫力があるし、起伏に富んだストーリーも面白かった当時のバイオホラー小説ブームと重なる部分があってその辺も興味深い。というのもこれ1989年の作品で、鈴木光司『リング』、瀬名秀明『パラサイトイヴ』に先行しているからである。背景には医学部卒業である大森一樹のセンスもあるような気もするがどうなんだろう。また植物の怪獣というのはリトルショップオブホラーズの系譜でもあり、映画の伝統に忠実だなあとも思った。

  • VSシリーズでも異色の雰囲気を醸し出す本作。
    ビオランテがその巨体でもう突進してくる場面は未だ印象深い。

    本作はVSビオランテとしながらも、ビオランテの出番はほんのちょっと。
    自衛隊が打倒ゴジラをめざし、戦略をきちんと立ててアレコレ躍動するのがメインだったりします。
    どうも自衛隊を主役に据えたようになってしまったために、人が活躍する場面が多く、ストーリーも賛否両論らしいですが、ゴジラファンでない友人に薦められるのはVSシリーズでは本作くらい。

    ビオランテの造形が秀逸。

  • 「ゴジラ対自衛隊」と呼んでいい、平成ゴジラシリーズ屈指の傑作。市井の人間たちのドラマに全く見るべき価値がないゴジラ映画も珍しい。黒木と権藤という二人の自衛官が、あの手この手でゴジラに挑んでいく様は戦略ゲームとしても面白い。敵役のビオランテでさえ権藤の存在感に負けているほど、ゴジラの個性が感じられない映画でもある。

  • ビオランテ萌え(w

  • '84以降のゴジラはこれ。
    海での戦闘シーンは個人的に失禁
    モノ。

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