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- / ISBN・EAN: 4933364611017
感想・レビュー・書評
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日本の東京、超先進国であるにもかかわらず欧米各国と比べると奇妙に映る慣習が溢れる都会、その中で味わう孤独は格別だ。異国で外国人同士が出会い、東京を表層的にしかさらえない二人は孤独を埋めていく。
恋愛と可笑しさ。
他の作品と比べそこまで日本文化の奇妙さを強調してるわけではないので日本人でも不愉快にならず観られる。
ただし表面的な日本でしかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカから日本に来た俳優と、フォトグラファーの妻の淡々とした交流を描いた作品です。二人とも日本に慣れなくて居心地が悪そうなのですが、観ている日本人の私からするとそれがとても新鮮な感じがしました。いなたいという言葉がぴったりです。
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マリーアントワネットがおもしろかったのでソフィアコッポラ2作目。
映像はきれいだったが外国の人からみた東京はこんな感じなのかと違和感を感じた。
日本人が中国のことをバブリーに感じるように日本もどこかずれた感じがあるんだなと思った。
東京のビルの赤い光が好きだったなということを思い出した。 -
いつか最後までみたい。
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0235
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どうしよう、すごく良かった。
意思の疎通がうまくいかまい事による疎外感や、繋がる事による人間的な情の交わりが非常に繊細に描かれていた。
特に、冒頭のCM撮影シーンが、ディレクター・通訳の意思疎通の不手際による、失敗が印象に残る。ありたいだけど、相手も状況を見て、キチンと意思や目的を伝えないとアカンなぁと。
あと、シャルロット可愛い。 -
<英語音声・日本語字幕>
アメリカ公開の際に、日本語部分には一切字幕が付かなかったという本作。
どうしたって日本語が理解できてしまう私は、心の耳を傾けるしかない。
住み慣れない土地で暮らそうとしたときの、
小さな小さなストレスの積み重ね。
家族がいない。友達がいない。土地勘が無い。言葉がわからない。
食べる物が違う。価値観が違う。美意識が違う。
笑いどころが違う。休日の過ごし方が違う。
テレビを付けてみても、よくわからない番組ばかり。
さあ、どうしよう。
孤独な自分を貫くか? それとも土地に染まるか?
***
住んでいた場所の都合で、日本に来ては帰る外国人
通算20人以上と一緒に暮らしていた。
彼らの行動は、大きく2種類に分かれた。
積極的に日本語を覚えて、日本人相手に試そうとする人と、
クラスで日本語を学んでいるはずなのに、かたくなに英語で話そうとする人。
後者はさらに自国民(非英語圏)同士で話していることも多かった。
決して排他的な人たちというわけではなかったが、
日本人との間には必然的に距離ができた。
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ハリスやシャーロットは、知っている日本語がある
(「イケバナ」「カンパイ」、多分「アリガト」も)のに、
それを一度も日本人の前で口にしない。
そして、英語を話すときも、まったく手加減をしない。
いくら義務教育ほかで英語を習っている国だからといって、
外国の人相手に自国語を話すのだから、
病院のシーンでおじいちゃんがしていたみたいに、ゆっくり話してあげればいいのに。
病院の、特にドクターなんかは片言でも英語が話せるだろうに、
全て日本語で説明をしていたのは、映画としての誇張もあるだろうが、
そういう頑なさを受けてのことなんじゃなかろうか。
歩み寄ろうとする姿勢は大切。
自戒も込めて。
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CM撮影の場面は、通訳の仕方もかなり気になるが、
そもそも私もディレクターが日本語で何を言っているのか、
聞き返さずに理解できる自信がない。
ハリスの部屋に出張してくるヘルスさん(?)の言動も意味不明。
でも、彼らが日本においても特殊な存在であることを、
外国人であるハリスは恐らく分からないだろう。
そして、そんな誤解を抱いたまま、母国へ帰っていくんだろう。
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よそのくにの文化なんて、そうそう簡単に理解できないよなと、
遊学を控える身として色々考えさせられる作品だった。 -
本当にリアルな東京の中で撮影していて、是非とも外国の人にはお勧めしたい映画だと思った。
ヨハンソンはかわいい。 -
ソフィア・コッポラは本当にアンニュイな映画ばかり撮るんだけど、ただの文化系女子が好きなただお洒落感出してる映画(←嫌いじゃないけども)に収まらないところが、さすがだなーと。一口にはこの二人の関係がロマンスとは言えなくて、そこがまた観ていて歯がゆくて、でも二人が一線を越えないことに安心感があるというか、その微妙なニュアンスを繊細に描いている。
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外国の人の目を借りて、TOKYOを見る
やっぱり なんらかのフィルターを通って
テレビで見慣れたゴミゴミした都会が ロマンチックに見えてくるから不思議。笑
スカーレットヨハンソンでよかった ほんとに