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- / ISBN・EAN: 4523215006811
感想・レビュー・書評
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実に久しぶりにヴィスコンティを見た
何でも今年はアンナ・マニャーナ生誕100周年なんだそうで…
イタリア女優は中年過ぎてからが女っぽくかっこいい、という印象がある
ソフィア・ローレンにしてもラウラ・アントネッリにしても…
でもアンナについてはとにかく「おっ母さん」のイメージしか湧かないので、ヴィスコンティ映画には何となくミスマッチかなあ、と恐るべき偏見を持っていた
でも、この作品はそもそもネオ・レアリスモ『イタリアの街角』主義の映画である(ヴィスコンティがねえ…)
実にハマっていてよろしかった
役柄こそシュミーズ丸出しのおっ母さんであっても、アップになるとあの高過ぎるくらいの鼻におそろしく威厳があって、さすが舞台出身、クリュタイムネストラの似合いそうな迫力だ
なるほど、テネシー・ウィリアムズが自らホンを書きたいと思っただけのことはありますなあ
タイトルバックにはヴィスコンティと一緒にフランチェスコ・ロージの名前があったけど、いったい何をやってたのかなあ…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Mamma
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DV5//10095/
2121009501 -
これまでヴィスコンティの生涯の主題は退廃の美学だと思っていたけど、この映画を見て考えが変わった。下町に生きるマッダレーナは無知で騙されやすいイタリア女性だが、最後の最後に観客に人間の尊厳を見せつける。究極の自己実現だ。そういえばヴィスコンティが後年に作った『ベニスに死す』でも『地獄に堕ちた~』でも、映画後半の見せ場は、主人公が本当にやりたかったことを命がけでやる自己実現のシーンだったような気がする。
あと「うるさい」っていうレビューが多いけど(たしかに)、ローマの下町だからあえてヴィスコンティはこう撮ったんだろうし、マニャーニもこうやって演じたんだと思う。これで静かな映画だったら、ただの道徳映画になっちゃうと思うな。 -
テレビ。
初のヴィスコンティ。
英語以外の外国語映画は普段あまり観ないのだけれど
なんとなくこれは気になって。
唯一のコメディだというからほかの作品とは
趣が違うのかもしれないけれど、面白かったー!!
イタリアの下町のかしましいおばさん達。たくましい。 -
みんな喋りすぎwww
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58点。1951年製作のイタリア映画。娘をスターにしようと奔走する母ちゃんはどの時代にもいるんだね。シニカルなコメディでした。
ぶっちゃけ半端ないテンションで喋るおばちゃんのイタリア語圧が凄すぎて観てて疲れたっ。