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- / ISBN・EAN: 4988142460622
感想・レビュー・書評
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勇ましい音楽の流れる戦闘シーンなどを通じ、ガンマンは強い存在として描かれる。一方、彼らの弱い一面も垣間見える。例えば、最年少のチコはあまり強くはないし、悪夢を見たリーは村人の前で不安を吐露する。
また、勧善懲悪の筋書きであるものの、正義感の強さは各ガンマンにより異なる。人間らしいバラツキだ。
ガンマンたちの活躍を強調しつつ、土地や家族を守る農民を賛美するという、西部劇らしい作品詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メキシコの田舎にある小さな村。そこは毎年、山賊による略奪行為が行われていた。百姓たちは状況を打破するため、ガンマンを雇い山賊と戦うことを決意。凄腕ガンマンのクリスほか、百姓たちの願いに胸打たれた7人のガンマンが集まる。黒澤明監督『七人の侍』に感銘を受けたユル・ブリンナーがリメイクの権利を取得し、制作を兼ねて主演した作品。基本が黒澤映画なので、ストーリーの面白さやキャラクターの魅力はそのままだし、何よりユル・ブリンナー(小林修)、スティーブ・マックイーン(内海賢二)、チャールズ・ブロンソン(大塚周夫)、ジェームス・コバーン(小林清志)ら「荒野のサムライ」たちは、もしかしたら本家以上にかっこいいかもしれない!
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2016年6月26日観賞。無法者に略奪される農民の村を救うべく、7人のガンマンが立ち上がった…!黒澤明「七人の侍」をリメイクというか、舞台設定や一部の美味しいシーンを借りて「作ってみた」という感じの映画。S・マックイーンのふてぶてしい感じ、男気溢れるC・ブロンソンなど役者の存在感やノリのいいテーマ曲などオリジナルよりいいんじゃない?と思える要素も多い。ただ登場人物が喋りすぎ・ガンマンの助けがなくても銃を買えば農民はなんとかできたんじゃない?などの点はオリジナルを愛する日本人としてはイマイチに感じる。「ひたすら耐える百姓」という設定は欧米人には馴染まないのかな?欧米人にとってはオリジナルよりこちらの方がわかりやすくていいのかな?
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ユル・ブリンナーかっこ良すぎ.
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イスカトランの村では毎年カルヴェラ率いる野党に収穫物を奪われていた。
村人達はガンマンのクリスに助けを求め、クリスはには七人のガンマンを集めて40人もの野党と戦う準備をすすめる。
黒澤明の「七人の侍」を西部劇化。
七人が皆格好よく、音楽もコレコレ!って感じでみてました。 -
「七人の侍」を西部劇化。
言うまでもなく名作だが、改めて見ると「七人の侍」同様この映画も農民を主役として描いていることが伝わってくる。
ひげのないチャールズ・ブロンソンに違和感。 -
「午後のロードショー」にて。「荒くれ者たちが使命のため命を投げ出す」という話型が最強無敗であることを証明する本作。やはり「七人の侍」と重ねながら観るのが楽しい。
キャラクターもストーリーも思ったよりオリジナルに忠実で、「え、そこトレースするんだ!?」と良い意味で驚きで満ちています。。刀を銃に持ち替えたところで面白さは変わらないということ。
不満といえば、ユル・ブリンナーが村人に加勢する動機付けが弱いところぐらいですかね。
「続・荒野の七人」
http://booklog.jp/users/myjmnbr/archives/1/B0000AFOEL -
映像特典のインタビュー(ファン代表的な)に、ジョン・カーペンター御大が出てきて大爆笑。
これの直前に『ザ・フォッグ』を観たばかりだよ!
カーペンター御大=ハワード・ホークス好きとしか知らなかったけど、
やっぱりここらへんも好きなんでしょうね。
『荒野の七人』、言わずと知れたクロサワの『七人の侍』の翻案なんですが
そればっかり、比較でしか語られないのはナンセンス・・・
というかあまりにかわいそう(笑)。
そりゃどう考えたって『七人の侍』の方が上に決まってる。
だいたい、『七人の侍』の方が尺が1時間20分も長い。
だからそういうこっちゃないんです。
カーペンター御大が非常に良いこと言ってます。アツい。
「楽しめばいいと思う。偉大な作品というわけでも、
変わった西部劇というわけでもない。楽しい作品。」
この頃は、日本映画の方が面白かった時期だと思う。
それはバイオレンス描写等の違い。
というのはアメリカの映倫(ヘイズコード)の規制が強かったから。
これまたカーペンター御大のお言葉を借りると、
「1959年『リオ・ブラボー』(ハワード・ホークス監督)、
1960年『荒野の七人』・・・西部劇の終わりの始まり。」
60年代はマカロニウェスタンの時代だし、サム・ペキンパーが出てくる。
日本だと「時代劇の終わりの始まり」は、1962年の『椿三十郎』らしく、
時代の流れとしてリンクしてる気がする。
『荒野の七人』、原題は『The Magnificent Seven』。
というとやはりザ・クラッシュ。
ジョー・ストラマーは西部劇好きだったような。
内容はちゃんと面白かったです。
ただ中盤のドラマパートがダルいなーって感じだし、
「お前なんで今来るんだよwwwwww」とか
ツッコミどころもけっこうある。
ジョン・スタージェス監督ですが、この人はキャラ萌えさせるのが非常に上手い気がします。キャスティングまで含めて。キャラが立ってるというか。
それは、今考えると「あの俳優の若い頃は!」って感じが大きいのかもしれないですけどね。
『OK牧場の決斗』はキャラ萌え映画。非常にかわいらしい作品。だから今の目で観て「男くさい」のを求めてる人には不評なのかも。これ、女性が観た方が面白いと思うんですよね。BLものっていうか(笑)。
『荒野の七人』の後の『大脱走』はですね、やっぱり名作。
ユル・ブリンナーとマックイーンはこの映画だとけっこうどうでもいい。だから『大脱走』だとマックイーンはあんだけ目立つ。
この映画ですっごく良いのは、やっぱりブロンソンとジェームズ・コバーン。どちらもめちゃくちゃカッコいい。特にブロンソンのセリフは男の中の男でアツい。
泣けるんです。
イーライ・ウォラックも含めて、脇役の方が濃くて面白い映画ですね。
この映画の内容、のちの『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』で描かれたこととダブって見えるんですよね。大昔にこんな映画を作れたのになぜ?って。『ヴェラクルス』のせいでメキシコ人から非難を浴びて、メキシコに非常に気を遣った内容になったんだとか・・・。
インディアンの扱いひとつにも、当時の空気が感じられます。 -
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