大日本人 通常盤 [DVD]

監督 : 松本人志 
出演 : 神木隆之介  UA  板尾創路  松本人志  竹内力 
  • よしもとミュージックエンタテインメント
2.59
  • (19)
  • (24)
  • (97)
  • (78)
  • (46)
本棚登録 : 422
感想 : 112
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580204750452

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 個人的には良かったという評価。
    「コント」としてはつまらないという評価になるかもしれないけど、「映画」としては興味深い作品。
    「コント」の部分を映画的に作り、「映画」の部分をコント的に作ってると感じた。
    ぼ~っと観て、アホだな~と言うのも正しい観賞方法。
    松ちゃんは、こういう事を言いたい、今の日本人をこうして風刺している、と読みを楽しむのも正しい観賞方法。
    そういう幅出しを初作品でできてるという所が、一番すごいのかも。

  • 映画「大日本人」は松本人志監督の処女作だ。幼馴染であり放送作家の高須光聖と共同で脚本を執筆した。

    松本人志は「大日本人」6代目である大佐藤を演じる。大日本人は日本に存在する”獣”を撃退するために存在している。6代目の大佐藤は国民から冷ややかな目で見られている。昔の4代目や5代目は日本をたびたび救った英雄として祭り上げられていたが、6代目は邪魔者扱いされている。大日本人が海外から来た”獣”にコテンパンにやっつけられるとき、皮肉なことに視聴率が最高潮に達する有様だ。日本国民は彼のことを自国を救う英雄とは見ておらず、逆に変態やおっさんと彼を貶めている。大佐藤の家には落書きや悪戯がたくさんされていて、日本国を救っているヒーローのような生活を全くしていない。近所の子供たちには嫌われ、自分のマネージャーにも頼りない目で見られている。だが大日本人は逆風の中、日本国を救っていく。いくら国民や周りの人たちが冷たく接しようと、自国を守り続ける。

    大日本人―大佐藤―は失われた大和魂だ。欧米化した日本人の中で彼だけが、唯一太古の日本人の心を保っている。大日本人の伝統を守り続け、近所の人たちやマネージャーが幾ら冷たく接しても、彼は大日本人の心を保っていく。松本人志は大日本人を通して現在の欧米化した日本人を痛烈に批判している。映画に登場する大衆は大和魂を失った、もはや真の日本人ではないのだ。大日本人を嘲笑い批判して伝統に唾を吐くのだ。

    海外での日本人の活動も最後の実写場面で批判している。大日本人はスーパージャスティス家族の一員でないが一緒にレーザーを放とうと誘われる。大日本人は逆らえなく手を置くが、全く意味がない。つまりアメリカに対して現代の日本人は何一つできない、と批判している。現代の日本が生きていくには、大和魂を持つ大日本人を助ける日本国民が必要だ。大日本人は今のままでは海外からの”獣”に一切対抗できないだろう。


  • 出た!松本人志。とりあえず観る。観てからモノ言う。
    おもろいねぇ。こんな無茶な設定とストーリーを思い付くとは、さすが天才。普通の脳味噌じゃ思い付かんよ。
    前半、どこがヒーローものの映画なん?って首傾げながら観てたら、 そういう事か(笑
    変身シーンがアホ丸出し。
    「松本人志監督映画」として観るか、「いつもの長編コント」として観るか。おもろいからそんなん関係ないけどな。
    でもラストシーンで、やっぱりコントかぃな(笑 
    松ちゃんらしいなて思った。

    2007年10月14日 15:28


  • 正直駄作だ。狙いや革新性云々より映画の文脈がなってない。基本であるおもしろさがない。肉があるヒーローというのはいいけど、それ自体は新しくはないだろうし、その肉の部分が暴発したということでもない。肩透かし。残念。

  • 松本人志監督・主演、2007年、日本。

    松本氏演じる、一見しょぼくれたおっさん「大佐藤」氏が、巨大化して謎の生物「獣(じゅう)」と対峙するが・・・というお話。

    ただのギャグ映画と思って観ればいいのかも知れないけど、そこはそれ、たっぷりと毒を含んでいる。

    「正義のヒーロー」へのアンチテーゼか、なあなあでやって来たところに正論を突っ込まれると何とも返せない日本人そのもののカリカチュアライズなのか・・・。

    とか言ってると、松本氏に心底鼻で笑われるんだろうかな。

    ともあれ、道頓堀の泥水(失礼)を全身に浴びせかけられるような、凄い大阪のエネルギーを感じる作品である。

    しかしなぜUAが出演。

  • テレビ鑑賞

    あー、これは映画じゃないわ。
    常にシュールでテンション低いままなのでなんか笑えなかった。シュール好きなのにぃ。
    面白いとこもあるけど「あ、今笑うとこなんだな」って冷静に観てしまう。
    やっと最後で盛り上がったのかも知れないが時すでに遅しで全く笑えんかった。
    内容ではなく視覚で笑わせてるだけ?
    もう正直に言うと敵と戦うシーン以外は飛ばして観た。
    なので松本版シュールGANTZという印象。
    ハイテンションの松ちゃんも入れてメリハリつけてほしかった。

  • 全く面白くなかった。まず、意味が分からない。笑わせたいであろう場面ですら、笑えない。「〜しながら」で観ても1人で観たらつまらな過ぎて寝てしまう事間違いなし!

  • 観るのは劇場以来でしたけれども、意外と面白かったというか…劇場で観た時はそのしょうもない感じに脱糞しそうになったんですけれども(!)、今回観直してみたら割りと観られる作品というか…そこかしこにまっちゃんの哲学と言いますか、深い…印象に残る言葉とかありましたからね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、繰り返し観るのには少々エネルギーが必要なんですけれども…笑いもありますけれども、まっちゃんの本気とも知れないセリフ? に注目であります!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    個人的にはラストの特撮シーンに入る前までが好きですねぇ…。大日本人がインタビューに答えながら淡々とやっている感じが好きでした…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  •  架空の事件をドキュメンタリー調に表現する、いわゆる「モキュメンタリー」という手法はホラー作品にも用いられるし、SF作品やコメディ作品にも使われる。本作『大日本人』はその「モキュメンタリー」を使ったコメディである。

     「モキュメンタリー」をコメディに使うのはとても難しいことのように思う。
     コメディは言うまでもなく「オカシさ」が不可欠だ。そして、その「オカシさ」を生み出すものの一つに、事実の誇張があるように思う。たとえば、モノマネなどがいい例だ。有名人や身近な人の癖や特徴をこれでもかと誇張し、そこに「オカシさ」を生じさせる。
     本作にも、そのような誇張が多く見られる。本作の中でインタビューに答える役者たちは、実際の街頭インタビューの特徴を誇張して演技する。そこには確かに「オカシさ」があった。しかし、その誇張はやがて食傷気味となり、また誇張されているが故に本作の持つ「ドキュメンタリー性」に疑問を抱くようになる。
     思うに、実際のドキュメンタリー作品は、人々の持つ癖や特徴をなるべく目立たせなくさせようとしているのではないか。うかつに癖を誇張してしまっては、そこには現実との乖離を生みかねない。だからこそ、癖を殺し、なるべく「普通」を描こうとしているように感じる。コメディの文法とは根本的に異なるのだ。

     そのドキュメンタリーぶりにウンザリしてきはじめたところで、本作は突然「オチ」を迎える。さて、これをキレイなものだと捉えるのか、そこは個人の趣味の領域であろう。


    【監督】松本人志
    【出演】松本人志、竹内力、UA、神木隆之介、板尾創路 他
    【制作国】日本
    【公開年】2007年
    【上映時間】113分
    【公式サイト】 http://www.dainipponjin.com/

  • 本当に期待したけどだめだったわー

全112件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×