腑抜けども、悲しみの愛を見せろ [DVD]

監督 : 吉田大八 
出演 : 佐藤江梨子  佐津川愛美  山本浩司  土佐信道  上田耕一  谷川昭一朗  吉本菜穂子 
  • アミューズソフトエンタテインメント
3.64
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本棚登録 : 1318
感想 : 298
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427639829

感想・レビュー・書評

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  • サトエリの傲慢ねーちゃんっぷりに惚れました。何なんだろう、この後味の悪い爽快感は…!すっきりするのに切なくて、憎たらしいのに温かい。愛おしきこの家族

  • 久々の視聴。以前はチャットモンチー目当てで見たんだったな。

    佐藤江梨子演じる主人公のキャラがとにかく強烈。自意識過剰で自信満々、そんな自分がうだつが上がらないのは田舎と家族にせいだと他責的な態度も一貫。彼女の兄(永瀬正敏)も兄嫁(永作ひろみ)、妹(佐津川愛美)もかなり戯画化されたキャラで、トゥマッチな世界観はなかなかしんどいものがあります。

    それだけに、姉が出し続けた手紙の顛末が明かされるラストの展開は溜飲が下がる思いでした(妹のバイト先の謎という伏線が効いていますね)

    そしてエンドロールで流れるチャットモンチーの「世界が終わる夜に」があまりに名曲ゆえに、さらに溜飲が下がりました。ふー。

    BS松竹東急「よる8銀座シネマ」にて。

  • 永作博美の演技のうまさはいうまでもなく、佐藤江梨子ってこんなに良い女優だったんだなあ。
    すごく新鮮な気持ちで見ることができた。

  • 傑作だと思います。舞台よりも解りやすくて見やすいです。女優志望で勘違い女な姉、漫画を描く事が趣味な妹、歪んだ関係の兄夫婦、家族全員のキャラクターが濃くて愉快なブラック・コメディです。

  • もう一回観たいかと聞かれたら観たくはないですが
    サトエリのクズっぷりがすごく憎たらしくて良くて、
    佐津川愛美も永作博美も良かった。
    ふざけすぎず、シリアスになりすぎないちょうどいい塩梅でした。

  • No.55 / 2o16

  • 途中までは、田舎のドロドロ劇って閉鎖的で見ていたくないなー気分良くないなーと思っていたけど、それを一掃する怒濤の締め方が良かった。スカッとした〜

    記憶が曖昧だけど、、
    痛い目に遭ったにも関わらず妹が隠れてすみかの漫画描いてるシーンと
    妹が兄姉のアレコレを目撃しちゃうシーンは ドキドキしすぎて思わず飛ばしてしまった。

    永作博美のまちこさん、ああ見えて一番闇が深そう。
    夫の姉妹に対してもみんな仲良くしましょって明るく振る舞ってるように見えるけど、
    本心では何考えてるのか何も考えてないのか、一番分からない人物だった。

  • 期待以上に面白かった。
    はじめは単にドロドロした家族関係を描いた日本映画特有の暗い作品かと思ったが、後半、張られていた伏線を回収しながら一気にコメディへと昇華させていき、そして爽やかで気持ちのいい終わり方に持っていく作り方は見事。主演の佐藤江梨子も良く、高飛車で自分勝手な女になりきっていた。
    原作小説は読んでいないが、この映画を見た後、小説のほうも読んでみたくなった。

  • 待子さんの役を永作博美がやっていた。
    「こんな可愛い人が待子さんなわけない」と思ったけど、素朴さが出ていて良かった。

    ラストシーンが小説と違った。
    なんか仲良しみたいになってて良い話で終わっていた。

  • 2007年 日本
    監督:吉田大八
    原作:本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
    出演:佐藤江梨子/佐津川愛美/永作博美/永瀬正敏

    これは好き嫌い分かれそうな映画だなと思いましたが、私はとても面白かった!サトエリは、けして好きなタイプでも、良い女優だとも思いませんが、この役に限っていえばものすごいハマリ役。自意識過剰の勘違い女っぷりをスカッとするほど、やりきってくれました。絶対にお友達にも家族にもなりたくないタイプですが、ここまでいくといっそ痛快なまでの自己中っぷり。

    対称的に佐津川愛美ちゃんの妹は、嗜虐心を掻き立てる感じのオドオドしたロリータ系で、秋葉系の皆さんにはきっとたまらない感じのメガネっ子。とっても可愛かったです(性格はお世辞にも良いといえないけれど)。一見いちばん普通の人のようで、実は根底にトラウマを抱えてる永作博美の上手さも際立ってました。

    ストーリー自体は結構悲惨な内容なのかもしれないけれど、最後に妹がその姉に吐く「お姉ちゃんは自分の面白さをわかってない」という台詞が象徴するように、どんなに悲惨でも最悪でも、この家族の存在が面白いんです。私はとても好きな映画でした。
    (2008.01.09)

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