腑抜けども、悲しみの愛を見せろ [DVD]

監督 : 吉田大八 
出演 : 佐藤江梨子  佐津川愛美  山本浩司  土佐信道  上田耕一  谷川昭一朗  吉本菜穂子 
  • アミューズソフトエンタテインメント
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感想 : 298
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427639829

感想・レビュー・書評

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  • 片田舎の農村。ある夫婦が交通事故死するところから始まる。残された夫婦とその姉妹。それぞれの悲しみと苦悩

    映画の設定って、どこまで現実離れできるものなんだろうと思う。
    ここまで奇妙な家族の設定だと、なんだか、重ね合わせるものが何もないような。描きたい方法がこれしかないのなら、しかたないんだろうけど。
    私生児、腹違いの姉妹、借金、女優。

  • かなり田舎の超閉鎖社会を舞台に、自分を抑制・偽りまくって、家族という見せかけのつながりの中で窮屈に生きている家族の話。
    何にも知らないふりを装っているのかどうかわかりませんが、何があっても平気でいられる兄嫁役の永作さんが逆にこわかったです。

  • 事実は小説よりも奇なり、じゃないけど、現実こそがホラー。

    自分の失敗を周りのせいにするあの勘違い女はどこかリアル。
    あの妹はすごい耐え方。
    あんなお嫁さん、ホンマにおったらすごいけど。
    あのお兄さん、複雑な位置。ああ、やっぱ。。

    「家族だろ」っていう言葉でどんなことでも丸め込む力が無くなって来た、、、そんな時代を反映してるかのような。

  • 気分悪くなる映画wでも、面白かった。
    キャラが強烈。
    勘違いいじわる女、その妹の根暗な少女、どっちつかずな男、痛々しいほどなんか純粋な嫁…
    サトエリのスタイルがやばい!!
    主人公のスミカはめちゃくちゃ強烈でちょっと常人離れしてるけど、華のあるサトエリがピッタリだと思った。
    ですが私はそれ以上に、キヨミ役の佐津川愛美さんとマチコ役の永作博美さんが素晴らしいと感じた!
    キヨミの最後のあの豹変ぶりwもしかしたら…最後の最後でスミカよりもイカれちゃったのかも。
    永作さんはやっぱり一際輝いていたように見えた。
    処女じゃなくなった後のあのなんとなくの変化…。どうやったら出せるの??

    ほんとはめちゃくちゃなくせに登場人物達が「家族じゃないか」という言葉を連発するのがすっごい皮肉だった。
    これ見て性悪説は正しいと思いました★

  • 清深ちゃんの反撃シーンがいつくるか…いつくるか…と待っていた。

  • 【2012年11月22日】気持ち悪い映画。登場人物全員性格悪くて頭おかしい。
    優しさ?家族愛?なにそれ?自分が一番。自己中上等って感じの主人公とそれを取り巻く家族たち…陰湿だったりきちがいだったり。
    田舎の風景が妙にビビッドでそれがまた毒々しくて気持ち悪さが引き立つ。
    そして最後の妙なさっぱり感と後引く気持ち悪さはなんなのか?結局どうしたかったのか分からない。でも別にはっきりさせる必要性も感じない。好きにも嫌いにもなれないしもう1回観たいとも思わないけどこういう映画ってなぜか記憶に残る。

  • ラスト近くの封筒をちぎるシーン、ちぎった封筒がバラの花びらにみえて綺麗だった。
    永作博美さんはスゴいね、なにやっても魅力的。
    ただ僕はサトエリさんがかなり好きな女優さんです。もう女優と呼んでも良い方だと思います。
    EDも良いです。少したったらまた見返したいかな。オススメ。

  • 桐島、部活やめるってよの吉田大八監督作品。桐島は学校という閉ざされた社会の中の息苦しさに対してこちらは田舎の家庭内の息苦しさがリアル。ラストの強烈なはじけっぷりがいい感じです。それにしても、永作博美っていいですなぁ。

  • 永作博美、永瀬正敏の不意に見せる大人の色気にぞくぞくした。

    そして姉にいたぶられる妹を演じた佐津川愛美、よかったなぁぁ。
    「やっぱお姉ちゃんは最高に面白いよ」、しびれるー。

    佐藤江梨子の勘違い女、狂った姉っぷりといい。
    くすりとするギャグもあり、いろんな要素が映画を彩っている。特にど田舎の暮らしの、終末感は最高にマッチしてた。

    今期話題の「桐島、部活やめるってよ」が初鑑賞だったけど、これ観て吉田大八監督、好みだ、と思った。

  • これを見てしまうと「ヘルタースケルター」は完全に色あせて見せますね。成功を夢見るオンナのえげつなさ、軽さ、浅さ、残酷さをここまでとことん描いた作品はないと思います(まあ、それは女性ばかりじゃないとは思うけど)。
    しかも、それを演じている佐藤江梨子の迫力ときたら、これは沢尻エリカどころではないですね。もう、オンナを捨ててかかってますね、これはw 
    しかし本当に怖いのは永作博美。この人主演で100本くらいJホラーを作ってほしいと、私は思いました。この人がこの映画の中で、いちばん頭が変ですね。妹くんももちろん変なのだけれども、「潜在能力」はやっぱりお嫁さんのほうがすごいわ。
    ほとんど密室劇に近い映画ですが、つねにテンションが緩むことなく最後まで行ったのは、原作もいいんでしょうけど、監督も偉いと思います。

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