ミュージカル「ウィキッド」劇団四季版

アーティスト : 劇団四季 
  • Universal Music
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感想 : 20
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  • / ISBN・EAN: 4988005521910

感想・レビュー・書評

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  • 「オペラ座の怪人」を一緒に観に行った長女が一番好きなミュージカル。
    「オズの魔法使い」の“西の悪い魔女”がどうして“悪い魔女”になってしまったかを明かす、“北の良い魔女”と“西の悪い魔女”の青春時代を描くストーリー。これも劇団四季のを観たことがあるのですが、四季の歌詞もなかなかインパクトがあって良かったです。「人生を踊り明かせ」という歌の
    〈脳みそ ため込んで 嬉しがるのは馬鹿〉とか
    〈俺たちは星くず クズだけど 星でもあるよ〉とか。

     様々な試練と葛藤の末、別々の道を歩むことになった2人の魔女―エルファバ(後の悪い魔女)とグリンダ(後の良い魔女)が歌う「あなたを忘れない」は、アメリカでは「卒業ソング」として定着しているそうです。
     そういえば、来週行われるうちの次女の卒業式では、コロナ禍を考慮して歌は歌われないそうです。二年生の初めからずっとコロナの影響であらゆる活動が制限された中学生活、あっという間に終わっちゃいます。卒業式は“親”としての卒業式でもあるのに、ちょっと寂しいですね。

  • 世界観もすごく綺麗で、セットも豪華。今までで見た舞台で一番感動。友情が素敵!

  • 「オズの魔法使い」の悪い魔女ははたして本当に
    悪い魔女だったのか?
    どうして悪い魔女になってしまったのか?

    人も動物も同じ言葉を話し、共に暮らしていた自由の国──オズ。
    平和なこの国にいつしか異変が起きていました。
    動物たちが、次々と言葉を話せなくなっているのです。
    しかし大多数の国民は、その事態に気付いていません……。

    全寮制のシズ大学に入学してきたエルファバ。
    特異な緑色の肌のため家族に疎まれ、周囲の学生たちとも
    馴染めずにいた彼女は、偶然と誤解からグリンダと
    同じ部屋に暮らすことになります。
    見事な美貌とブロンドの髪を持つグリンダは、
    天性の明るさを備えたクラスの人気者。
    一方、思索的で激しい気性のエルファバは、
    生まれながらに不思議な魔法の力を持っていました。

    性格も外見も異なる二人は、はじめは対立するものの、
    次第に互いの内面を理解し合い友情を育んでいきます。

    ある日エルファバの元へ、この国の支配者にして強大な
    魔力を持つと言われるオズの魔法使いから招待状が届きます。
    グリンダを伴い、魔法使いの住むエメラルドシティを訪れた
    エルファバは、緑色に輝く大都会の素晴らしさに感激しました。
    偏見のない、自由な空気に包まれた憧れの都に、
    自分たちの居場所を見つけたことを二人は喜び合うのでした。

    しかし、宮殿を訪ねた二人は驚くべき事実に遭遇します。
    エルファバがずっと憧れていた「オズの魔法使い」こそが、
    自分の権力を強化するために動物たちの言葉を奪っていた、
    異変の元凶そのものだったのです。

    陰謀の正体に驚き怒ったエルファバは、動物たちを
    解放するために闘うことを決意。
    「魔法の書」を奪って空高く飛び立ってしまいます。

    真相を見抜かれた「魔法使い」は、国民を駆り立て
    エルファバを「悪い魔女」に、そしてグリンダを
    オズの国を救うシンボルに祭り上げるのでした。

    心ならずも正反対の道を歩み始めたエルファバとグリンダ。
    怒り狂った群衆たちの魔女狩りがエルファバの身に迫ります。



    <ミュージカル版のレビューです。>

    テレビ「ビーバップハイヒール」で知ったのですが、
    実はこのミュージカル、あの湾岸戦争をヒントに
    作られたものだそうです。
    「湾岸戦争のフセインは本当に『悪』だったのか?
    アメリカ側から見たらフセインは悪だが、
    イラク側から見れば、フセインは『善』で
    アメリカこそが『悪』ではないのか?」
    と作者のグレゴリー・マグワイアは疑問に思ったそうです。
    そうして「ウィキッド」はできました。

    この番組を見てからミュージカルを観たので、
    より楽しめました。
    友情・愛・策略…深くて良い物語です。

    オズの魔法使いが気球に乗ってオズの国にやって来た頃、
    国は混乱していたそうです。
    「国をひとつにまとめるには大きな敵が必要だ。」
    そうオズの魔法使いは言いました。
    そうして動物たちを捕え、彼らから話す力を奪っていったのです。
    これはアメリカの政治を批判しています。
    彼らは内政の失敗を外交でごまかしているのです。


    ドロシーが道中を一緒にするハートのないブリキや
    怖がりなライオン、脳のないカカシがなぜぞうなったのかが
    違和感なく描かれていました。
    「ウィキッド」の全てが「オズの魔法使い」にリンクしていて、
    「オズの魔法使い」がアナザーストーリーなんじゃないか
    と思うぐらい、すばらしい出来でした。

    最初は嫌い合っていたエルファバとグリンダが
    互いに心を通わせあい、唯一無二の親友になっていく
    過程は感動でした。
    また、エルファバの強い意志には心打たれました。

    オズの魔法使いとエルファバは実は父子であったり、
    エルファバは死んだふりをしただけで実は生きていたり、
    エルファバがフィエロをカカシに変えたおかげで彼の命が助かり、
    二人は共に生きていくことができたり…
    意外な結末には驚きでした。


    悲しいことに、誰かの策略で善が悪になることはあります。
    嘘があたかも事実のように世間に認知される場合もあるのです。

    このミュージカルでは何度も
    「物事を違う角度からみる。」
    という台詞が出てきました。
    これは作者から私たちへ向けてのメッセージなのです。
    何でもかんでも鵜のみにせず、多角的に広い視野で
    物事を考えることができる人間になりたいと思いました。

  • 「誰も知らない、もう一つのオズの物語。」

    舞台装置がとっても派手で、
    原色が多く使われていたので見応えがありました。
    ストーリーも「もう1つの物語」という設定が
    個人的に好きなので、ワクワクしながら見ました。

    主人公の人の良さが好感持てて、
    最後まで頑張りぬく姿が印象的でした。

    ラストの宙に浮くシーンでは、
    本当に飛び立っているかのような錯覚になり、
    拍手喝さいでした!
    劇団四季、やっぱり最高です。

  • 毎日聴いてます。

  • 図書館で借りてから、エンドレスで聞いています。
    実際に舞台を見たのは、四季でしたが、
    情景が頭の中に鮮やかに浮かび、感動がよみがえってきます。

    No One Mours The Wicked
    Dance Through Life
    Popular
    Defying Gravity
    One Short Day

    の五曲が特にお気に入りです。

  • エメラルド色のウィキッドの世界が目の前に広がってくる。ストーリーや登場人物、それぞれの気持ちも聴けば聴く程に伝わってきます。とにかく今のミュージックシーンに飽きたらこのサントラを聴いてほしいです。そこらへんのミュージックよりも感動出来ると思います。

  • 購入済み。

  • 一月に大阪四季劇場でミュージカルを観た何日か後で購入。なぜか…鑑賞後日一日と収録曲の一つ「自由を求めて」が聴きたくなってしまって。
    このミュージカルのすべてが集約されている一曲だからかもしれない。ただし、ミュージカル未見の方にはちと理解しずらいものと思われます。
    もっぱら、観劇後の感動をリフレインさせる一枚。

  • 私じゃない 自由をもとめて あなたを忘れない 
    おすすめ3曲 エンドレスで聴けます。

  • ブロードウェイ版の方が、歌詞が深くてオススメ。

    でも、「あなたを忘れない」は日本語の歌詞もとても綺麗。

  • (見たのは劇)
    【目的】この仕事に就いてから改めて劇がみたかった☆
    【感想】
    ストーリー:「ただ見方が違うだけ」芯に伝わる大事なメッセージ。後半涙が止まらなかった。
    舞台:2階席でも十分!席も舞台と近い。舞台の抽象性は低い、より現実的。
    キャラクター:主人公の2人は、抜群の世界観。絶対悪の不在。

    ほんとうにいい〜☆だいじにしたい時間。


  • そしてうわわー!
    あれなんですね、ミュージカルまで置けるほどに、進化してたんですねこれ…!←

    みたのは、夏ごろなんですが、これ、曲はだいたい歌えます。(きりり←)
    CDめちゃくちゃ聞いてますですから!
    素敵なことこの上ないですよ!

    オズの魔法使いの続き、誰も知らないもう一つの話と言う事になっております。
    本を読んでしまうと、話が少しずれていることが分かるのですが、それでもあれほどまでにシンクロする話は素晴らしいと思います…!
    ミュージカル内でも、話の繋がりは素晴らしい…!
    そして、女性が好きなのがすごくよく分かります、よ!

    私的には、声も、性格も、緑の魔女エルファバの方が好きです(*ノノ
    グリンダも、好きなんですけど、なんか、性格が…!!!うーん、な感じ。
    僕とは仲良くなれないだろうな!とか!
    向こうも願い下げだと思うけど…!!(笑)

    何とも言えない、理不尽な我儘(?)に巻き込まれて、二人ともぐるぐるしている、話なんだなぁ、と思いますです。
    グリンダが「幸せだわ、そうよ、幸せなの、私はみんなに愛されてる」と歌う部分がどこかしら悲しいと思います。
    もう、本当に綺麗なんですよ!
    あとは、好きな曲はやはり、CMでも流れている曲なのですが「大空高く舞い上がるの 飛んで行くのよ どこどこまでもそう!」ってあれが!あれが!ふおおおおぅ!!(黙れ

    是非とも、一度見に行ってほしいと思いますよー…!!(*ノノ

  • レンタルしました♪
    ちなみに公演は未だ観ておりません(笑)
    やっぱBW版の迫力には劣るけど、それは致し方ないですよね〜。
    沼尾さんのグリンダかわいい^^
    「大嫌い!」が好きですー。
    呪文が耳に残る。。笑
    エレカナーメナーメナーツマーツエレカナーメー・・・♪

  • 1.08年8月30日、08年10月10日

    2.映画「オズの魔法使い」(主演:ジュディガーランド)からお話をとったみたいです。主役は緑の魔女と良い魔女グリンダの学生時代の話から、どうして仲がわるくなったのか、など、興味のそそられる内容です。
    映画じゃなく、劇団四季なんですが・・・。

    3.感動しすぎて2回もみてしまいました。歌を聴いて、その迫力に涙がでたのは初めてです。S席1万円くらいなので、ぜひおすすめです。

  • 舞台がまさにオズの世界で素敵でした。曲を聴いているとあの感動を思い出せます。

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