フェリスはある朝突然に スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988113823715
感想・レビュー・書評
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ジョン・ヒューズ作品ではこれがいちばん好きかも。楽しい。
むかしマシュー・ブロデリックが好きだった。
フェリスと、演じてるマシュー・ブロデリックが重なるけど、今回はさらになんとなく、「glee」のブレイン役ダレン・クリスにも重なって見えた。(今、わたしはダレン・クリスにもハマっている)自然に人に愛されるキャラクター、好きなことしてて人が集まってきて、友情にあつくて、天真爛漫な感じが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プレミアムシネマで見たが、一日の自由な日と控えに、友人の人生の破壊とそして、自分の将来をかけて、楽しんだというバカみたいな、ありそうもない。現実ならば人生が壊れるが、だから、ファンタジーとして映画になった。
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かなり期待して観たけど、個人的にはあまり面白くなかった映画。この映画は1986年で、この3年前のトムクルーズ主演『卒業白書』に酷似している点が多い。どちらもシカゴ出身の監督で、シカゴが舞台。
私はトムクルーズは好きじゃないけど『卒業白書』は好きな映画。パクりと言うのはあまりに短絡的すぎなので、80年代青春映画の基本的フォーマットが共通してるのかも。
ちなみにロッテントマトだと
『卒業白書』は
トマトメーター96%
オーディエンス72%
『フェリスはある朝突然に』は
トマトメーター79%
オーディエンス92%
トマトメーターは評論家の票入り、オーディエンスは一般の評価なので、フェリスは大衆的な作品としてウケてて、アメリカ本国ではたぶんかなり有名な作品だと思う。
ジョンヒューズは監督としては世代じゃなくて全然観たことはなく、私が知ったのはデップーのアレから。それと、だいぶ前にブクログで『ときめきサイエンス』を知ったからで、『ときめきサイエンス』と似たような感じかと思い一緒に観ようと思ったら、監督が同じなことに気づいた笑。
なぜ面白く感じなかったかというと、フェリス君(マシューブロデリック)はスクールカーストの頂点にいる人物。フェリス君の彼女もチアリーダーなので同様。友達のキャメロンは金持ちの息子。
つまり私からしたら全員敵側の人間なんですよね笑。これのどこに感情移入すれば良いと言うのか。こいつらが破滅するような内容だったら面白いんだけど。
だからこの映画の中で、私が一番快感を感じたのは、駐車場の兄ちゃんがフェラーリを勝手に乗り回すシーンでした笑。
9日休んだだけで留年になるとは、アメリカの高校って厳しいのねと思った。先生は体制側の人間であるわけですが、ズル休みして先生をやり込めてもあまり快感ではなく、先生がひとりの生徒にここまで執着することに、なにか甘さを感じてしまった。たぶんそれは、フェリスが「特別な存在」だからだと思う。金持ちの子供が通ってるし、私立高校なのかな。
コンピュータでハッキングしたのは、同じくマシューブロデリック主演の『ウォーゲーム』のパロディ。
冒頭のシーンは『ゾンビランド』に影響を与えてるっぽい。
先程「特別な存在」と書いたけど、フェリス君は「神」なんですよね。「第四の壁破り」もそういうメタ視点になってて。
先日観た『フィラデルフィア』と若干構造が似てて、観客が感情移入するのはフェリスではなくて友人のキャメロンの方。
青春映画というのは、主人公が成長することに意味があるわけですが、フェリスは最初から神なので、キャメロンの方が主役なのです。(『アルドノアゼロ』がつまらないのと同じ)
ただ、キャメロンの成長の部分の描き方が薄くて、それはフェラーリをぶっ壊した後、映画の中では描かれない部分。
きっかけになったのはフェリスだけど、「神」なのでわざとなのかたまたまなのかはぼやかしている。
というように考えてくと、面白くはないけど深い作品のように思えてきた。
一見楽しそうな映画だけど、逆に闇を感じる部分も多い。授業を受けてる生徒たちのアホ面の狂気!
それとやはり、キャメロンの病み。親世代が裕福だから、自分がやりたいと思うことがなくなってしまった…というのは先進国の現代病だと思う。
チャーリーシーンのくだりはけっこう良かった。彼は実際にドラッグ中毒者。ただ、この映画の時にそうだったかはよくわからない(私がこのことを知ったのはもうちょい後、90年代頭ぐらい)けど、かなりのブラックジョーク。
ジョンヒューズはこの4年後に『ホームアローン』の脚本と製作を手がけますが、監督は『グレムリン』『グーニーズ』脚本のクリスコロンバス。
悪ガキのまま大きくなったような二人のコンビだから、そりゃ大ヒットするよなあ。 -
こういうサイコパス系主人公徹頭徹尾嫌いだから前半全く楽しめなかった。けどキャメロンが愛しくなってきたのた見切れた。けどキャメロンにはもう主人公と関係を切ってくれよ頼むと思ったし、途中主人公の彼女がキャメロンに惚れてくれたと思ってやーいフラれろって思ってもいたから観てたのに全然そんなこともなく…
妹がなんでもうまくやる兄へのコンプレックス拗らせていたことに気づけて解放されたのはとてもよかった。ただ長男信仰系の父母も大嫌いだわ。 -
うーん。ぼくには合わない・・・。高校生の男の子が学校をズル休みするだけの映画に見えちゃうし、なにか作品全体からテンションとか、監督のこだわりみたいなものを感じるわけじゃないので、ダラダラ映画が終わっていく感じがした。
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若者が学校をさぼって町に繰り出すだけの映画なんですが、主人公たちが大人の裏をかいて楽しんでいる姿はなんとも微笑ましい。パレードで「Twist and Shout」を歌うシーンなんかは実に楽しい。
徹底的にひどい目に会う校長先生は気の毒にも思えますが、考えてみればジョン・ヒューズって人は「ホーム・アローン」の脚本を書いた人だから、子どもが大人を痛快にやりこめるのは十八番なんですよね!(メカな仕掛けを使うとこなんかも似てる)。
主人公の友だちが父親を乗り越えようとするエピソードをさらっと入れるところもセンスよし。 -
リフレッシュ休暇をとり、USJに行く予定を寒いので、家でケーキ食べてフェリス見てだらだらすることに。
今回見ることにしたのは、「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン」の最後にフェリスはある朝突然にのベン・スタイン見たいに話しちゃだめだ。という文を見たのがきっかけ。「ビューラー、ビューラー、ビューラー」と。
何度も見ている映画だけど、リフレッシュ休暇に寒い外には出ないで見るのにぴったりの映画!!何度見ても楽しい