愛おしき隣人 [DVD]

監督 : ロイ・アンダーソン 
出演 : ジェシカ・ランバーグ  エリザベート・ヘランダー  ビヨルン・イングランド  レイフ・ラーソン  オリー・オルソン 
  • Happinet(SB)(D)
3.44
  • (16)
  • (33)
  • (47)
  • (11)
  • (3)
本棚登録 : 214
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953023321

感想・レビュー・書評

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  • TSUTAYA店頭で気になっていた(笑)映画なのですが、借りられていることがおおくて、ようやく見れました!
    不条理ドラマという文字をみて「ああ、なるほどなあ」と事後納得。
    不条理という言葉を目にするまでは、一体どういうことなのだろうか?と考えてしまう映画でした。まあそんなところが鬼才な監督の作品というところなのでしょう。

    2007年の作品。
    製作はスウェーデン・フランス・デンマーク・ドイツ・ノルウェー・日本。
    2008年4月から日本の劇場でロードショウしていたようですね。

    この映画は、いろんなひとの様子を描いていく映画。
    例えば1つのアパート(?)に住んでいる住人の様子を次々と描いたり、職場の人間の様子をスライドするように描いたり…こういうパターンの映画は、視点がかなりバラバラになりますよね?なので、なんとなくこういう感じだろうなあという予測はついていたけれど、とにかくワンシーンが長めでした。
    そこまで激しい動きはなくて、淡々とシーンからシーンへと映っていく。
    そこにコメディタッチのノリのよいブラスバンドのBGM。

    そう!
    この映画は「コメディ」というところに類されているのだけれど、個人的にはこれはコメディではないなあと思ったのだけれど…シュールで、そしてシビアだと思う。だけれど、画面から漏れる滑稽さについ笑ってしまったりするところがすごい!
    不思議な映画です。
    まあそんなことを思っていたところに「不条理」という言葉が出てきてしまったら、自分の中の解釈が全てそれで包括されてしまったんですよね。(笑)とはいえ、この不条理というものに対しても、どう捉えるか、でかなり変わってくるのでしょうね。

    不条理であっても、それこそが「真実」であり人間的なことであり、足元にある、そして近すぎて見えない幸せなのだと、そんなふうに考えることもできるのだろう。
    レビューなどを見ていると、どちらかというと幸せとか、いわばプラス方面の感想が多いように思えたので、なるほどそういうものなのかあと考えさせられました。

    個人的な趣味に他ならないのだけれど、このコメディという部分が大きなカモフラージュであってほしいなあと思ってしまう自分です。
    文句ばかりクチにする登場人物が多く、そして不幸なことが続いたりするけれど、そういう部分で描かれるセリフって、感じていなければ出てこないものだと思うのです。だから、あれらのセリフの中に真実があるのではないかと…まあ反対に考えれば、それらの考えを貶めている(というと語弊があるが)とも考えられるが…。


    スウェーデンの監督さんなので、原題「DU LEVANDE」もやはりスウェーデン語?なのですよね。
    この意味はどういうものなのだろうと気になって探したけれどなかなか出てこなくて、あるブログさんによれば英語タイトルがスウェーデン語と同じ意味だそうで、「You, the Living」なのだとか。
    隣人というか、なんだかコチラのほうがしっくりくるカンジがしますね!

    自分の中で、ハッキリと「こういった解釈」というのが分からないのだけれど(どちらの方面にもとれるという印象がある)雰囲気は好きな映画でした♪

  • 予告に惹かれて見てみたロイ・アンダーソン監督作品。
    とても独特な映画。
    ユーモアとシュールさと青みがかった映像と白塗りの人たち。

    ロックスターのミッケに恋するアンナの夢が素敵でした。
    あのシーンを切り取ってずっと部屋に飾っておきたいと思った。

  • アングルがいつも遠目。短編集的な感じがいい。

  • シュール!

    バイクがあればいいのに

    そしたらこんな生活から逃げられる

    でもお金がない

    免許がない


    バーのラストオーダーの鐘を鳴らすおっちゃんが好きです。

  • かなりシュールな作品。インテリアがなんだか素敵(´∩ω∩`)
    北欧らしい作品。

  • 北欧らしいシュールさ、なのかな?色合いも北欧っぽい。何を言わんとしてるのか分からないけど、思わずぷっと笑えるとこがたくさん:)5/7/10

  • ズレてる感が夢心地の気分でいい。狂ってるのはどっちなのかわからなくなる。

  • ん”ん”ーわからなかった。。じっくり読み解けばおもしろそうなんだけど、他に見たいものがたくさんあるのでまたの機会に

  • 不思議な視点から撮られている。いつのまにか作品の中にのめりこんでしまいました。

  •  好きだなー、これ。星5つにしちゃえw
     
     最近自分のレビューは4つ星が多い。なんでだろ。

     多分気分がいい時に見れば5つ星になるやつなんだろうな。


     わたしは、静かな映画が好きみたい。
     ガンガンの音楽で、気持ちを揺さぶりにかける映画よりも

     ここぞという時に効果を狙った音楽のかけ方をするほうが
     今は心地がいい。

     
     これは、雨の様子、壁の色、街並みと、なんとも侘しい殺風景な感じなんだけど、

     ギャラリーがおんなじ方向向いて口をぽかーんと開けてたり、ズンチャズンチャとながれる間の抜けた演奏とか、やたら長い間の見せ方とか、

     その違和感がたまらなくいい。いいっていうか、好みw

     眠りかさめる前の、まどろみの中に見る、記憶に残らない夢のように思えた。

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