その土曜日、7時58分 コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : シドニー・ルメット 
出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン  イーサン・ホーク  マリサ・トメイ  アルバート・フィニー 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.36
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本棚登録 : 318
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462057808

感想・レビュー・書評

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  • 父親との確執、弟への嫉妬、横領、ドラッグ、全てが悪いほうに回る

  • 親子で殺し合いですか。。。。?^^;

  • それぞれの登場人物の時間軸を行き来して、深みを増していく。

    いろんな理由づけは最小限だが、役者の演技と演出が素晴らしく、観ていてすんなり入るし、テンポがいい。

    カポーティを先日観たばかりで、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技に圧倒されましたが、今回もどんどん深みにはまっていくいい演技。

    痛快という言葉とは程遠く、サスペンスというよりは、人間ドラマ。

    家族の行き違いが、事件の行き違いをもとに露わになっていく。
    救いがない。

    最後のシーン、アルバート・フィニー演じる父親が、心拍数を変えずにあんなことをしてしまったところが怖かったです。

  • 始まった数分は好きな色味っぽいなーなんて画面を見ていたけれど。 なんだかいらいらしながら見続けて、終わってしまった。

    出演者の全てが、まずい状況に陥った時に”愚”を選択。 更に嫌悪させるのは、そこにハングリー精神が微塵もないこと。 そんな愚者の集まりに救いなんてあるはずもなく。 それでもどこかが自分に当てはまる気がして薄ら寒い。 だからいらいらしたのかもしれない。

  • 魚っていうか、人魚の子だったっていうのを初めて知りました。シナリオ設定はすごい。

    やはり、リサが良いですね。

  • お金に困って親の宝石屋に強盗に入るが・・・
    というお話。

    強盗には失敗するわけだが、
    そこを発端にこれまで押し殺していた人間のどす黒い部分が
    どんどん出てきて最後に向かうに連れてスパークしていく。

    シンプル・プランに近い感じだが、
    それ以上に残酷でやりきれない感のある結末だと思う。

    個人的にイーサン・ホークのファンなのもあるが、
    彼のだめ弟ぶりも見事であったし、
    フィリップ・シーモア・ホフマンもいい味だしてたし、
    アルバート・フィニーもこれまでのイメージを覆すキャラが
    すごくよくてナイス配役。この3人が得に見どころ。

    真相を探るようなサスペンスではなく、
    どす黒い人間ドラマなのでそこは覚悟してみてもらいたい。
    ちなみに家族で見ることはおすすめできません。

  • 時間が過去と未来に何度となく接近し最後に現在に移る。金に困る兄弟が両親の経営する宝石店に強盗に入る計画を練る。弟が実行犯となるはずだったが、弱気で強盗などできなくて、相棒に実行を頼む。強盗だけのはずだったが、相棒と母親が打ち合いになって死んでしまう。最後は、父親が長男を殺す。<br />暗〜い映画だった。

  • このタイトルは何なんだろう?? 原題は「Before the devil knows you're dead」で「死んだことを悪魔が見つけるその前に」っていう古めかしくて長いけど、素敵なタイトルだと思うんだけど、それにしても「その土曜、7時58分」なんて意味のないタイトル。短くてサスペンスだってわかるのようなことかな?

    冒頭すぐにのあいまいだけど「天国に早く着きたい、死んだことを悪魔が気づくその前に」っていうようなキャプションが出るんだけど、これタイトルロールだってわかってないと、よくある「深作欣二に捧ぐ」とか恋のから騒ぎの冒頭の格言みたいな、意識しなくてもいいとか、実は雰囲気だけで意味無いとかじゃないと思うんだけどなあ??

    まずこのタイトルの長いバージョン「天国に早く着きたい、死んだことを悪魔が気づくその前に」という。冒頭でアンディ役のフィリップ・シーモア・ホフマンが妻との会話の中で「リオ」という土地が「天国」のように語られる。大仏のようなキリストの像のあるブラジルという国を選んだのは適格といえる。

  • 成功した会計士が弟とともに両親の宝石店への強盗を強行、転落する様を追うサスペンス。監督は「十二人の怒れる男」のシドニー・ルメット。出演は「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホークほか。2007年度ニューヨーク批評家協会賞功労賞、ボストン映画批評家協会賞ベスト・アンサンブル・キャスト賞・助演女優賞ほか受賞。

  • 2010.2
    人間の浅はかさと欲深さを描いた作品。
    人間の醜さに苦しくなります。

    郊外の宝石店に強盗が入る。
    企てたのは宝石店の息子兄弟。

    兄フィリップ・シーモア・ホフマン、弟イーサン・ホーク。

    ふたりとも金に困っている。

    兄が弟を誘う。
    死人は出ない、保険に入っているから実害はゼロだと。
    言われるがままに従う弟。

    もちろん、そんなうまくいくわけない。
    その土曜、7時58分。
    運命が狂う。

    時系列の崩し方が面白い。
    ありがちな話をうまく謎めかして、飽きないようにもっていかせてくれました。
    そこまでびっくりするオチはないけれど。


    「絶対失敗するやつの面だよ。」っていうとこ、めっちゃウケました。

    なぜこの弟にやらせたの?
    でも、イーサンって情けない男がとっても似合う。
    リアリティ・バイツの男の10数年後っていわれても納得してしまう。
    猫背の感じとか演技なんだとしたら、すごい。

    フィリップは醜い裸体をさらけ出したり、役者魂なのか、もしかしてナルシスト?とも思えてしまう。
    その外見をコンプレックスに思っている役だなんて。

    兄は父親似、弟は母親似ってことなのか。
    父親役とフィリップのそっくりなこと。
    父子の場面ではいや、そっくりでしょって突っ込みたくなります。

    そして、弟はどうなったの??
    逃げ切れるとは思えないから、すぐつかまるか、出頭したのだろうか。

    それと、犯罪するときのこと、
    後で必死で指紋ふくなら、手袋すればいいのにーって思いました。

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