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- / ISBN・EAN: 4527427646858
感想・レビュー・書評
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久しぶりに観た。
原作も映画も、やっぱり好きだなー。
原作が1番好きだと思ってたけど、音楽をちゃんと聴けるのは映画の良さ。そして、やっぱり斉藤さん!!
伊坂さんが専属小説家になるきっかけとなった「幸福な朝食 退屈な夕食」がエンディングなんて最高だった。
濱田岳さんは伊坂さんの映画と相性がいいんだろうな。
声の印象がずっと強かったけど、恐ろしさも含んだ上でかわいい、不思議な存在。
人間は習慣と信頼があれば生きていける。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
◎~ たいへんよくできました ~◎
お前、オズワルドにされるぞ!
えーーーーーっ!?
出だしサイコーだったが
だんだん
有り得ん・・・
おおらかな気分に切り替えて
面白可笑しく鑑賞
首相公選挙
外国人参政権も含め
国民が総理大臣を選挙で選ぶとなると
どうなる?
こうなる?
謎の通り魔キルオ君が妖精に見えた
でも、あの死に方はないなぁ
習字で書いた
「チカンは死ね」
あれはいいね
いいね、といえば
斉藤和義の「幸福な朝食 退屈な夕食 」♪
今歩いているこの道が
いつか懐かしくなればいい
今歩いているこの道は
いつか懐かしくなるだろう
好き! -
原作を読んでからと決めていたので、映画を観るまでずいぶんと時間がかかった。もちろんあれほどの長編小説を2時間ちょっとの映画にするのだから、物語をだいぶ省かなければならない。まったく登場しない人物はいるし、セキュリティポッドも登場しない。時代設定は現代のようだ。主役が堺雅人らしいことしか知らなかったが、さすがに大学生から30歳の役を堺雅人、吉岡秀隆、劇団ひとりが演じるのは無理があった。原作ではひたすら追い詰められる青柳雅春の身の上が心配でたまらなかったが、映画ではあまり悲壮感がない。とはいえ原作と映画の違いは思ったほどなかったように感じる。原作で思わず泣けたメモのやりとりや、青柳の父がマスコミに対峙するシーンはやはり感動的だった。なんといっても花火のシーンが最高だ。実家へ送られてきた手紙も俳優が素晴らしいだけに感動した。竹内結子も魅力的だったし、ベンガル、でんでん、伊東四朗らのベテラン勢も大変良かった。濱田岳は変態役がよく似合う。原作よりも後味はいい。
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2009年 日本
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』
音楽:斉藤和義
出演:堺雅人/竹内結子/吉岡秀隆/劇団ひとり/香川照之/柄本明/濱田岳
文庫化待ちで原作未読のまま観ましたが、単純に面白かったです。首相暗殺事件の犯人に仕立て上げられてしまった主人公が、ひたすら逃走する話なんですが、焦点は真犯人が誰か、目的は何かとかそういう点ではなくて、あくまで主人公がいかに逃げ切るかであり、その過程で、たくさんの無償の協力者との信頼関係、友情が生まれる、どちらかというとそのへんが物語の主軸になっています。
わけのわからない巨大な悪=国家権力は怖いですが、それ以外の登場人物は皆善良な人々なので安心して見られるし、事件の解決(=真犯人の逮捕、主人公の無実の証明)はされないながら、観終わった後の感触はとても良い。
キャストも良く、伊藤四朗のお父さんと、濱田岳くんのキルオに泣かされたなあ。唯一、相武紗季の芝居だけは浮きまくってた気がしたんですが、まあキャスティングにもそれなりに大人の事情もあるでしょう。
(2010.06.29) -
この映画は、原作が伊坂幸太郎さんの小説で、原作は以前に読んでいて、「映画版はどんな感じなんだろう?」と思って観てみました。
原作とはちょっと変えてある部分もあると思うし、あと、堺雅人さんと竹内結子さんと吉岡秀隆さんと劇団ひとりさんが、過去の大学時代を演じるのはちょっと無理があるかなあと思ったりはしたんですけど、小説の世界観をうまく映像化していて、よかったです。
小説を映画化した作品としては、成功してると思います。
あと、「鍵泥棒のメソッド」のコンビ、堺雅人さんと香川照之さんが出演してます。
それと、映画の音楽を斉藤和義さん担当していて、主題歌が「幸福な朝食 退屈な夕食」なんですが、新録でした(エンディングで曲を聴いてて、全然気づかなかったんですが、クレジットで、「新録」と表記されてて、知りました)。 -
理不尽に、しかも暴力的に巻き込まれたものの、
信頼を武器に逃げまくる。
ヒーローではないけれど、
ちょっとだけいい人。
最優先は、生き延びること。
そして、信じること。
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オール仙台ロケだけあって、親近感が沸く。
エンターテイメントとして、
楽しく見られました。
ちりばめられた緊張感のない台詞が笑える。
そして斉藤和義様の音楽!!
興奮しちゃう。
Fire Dogがハラハラ感にぴったり。 -
伏線の収束が見事で全体のテンポも良い。
ハッピーエンドとも言い難いラストと一部の不透明さが余韻を残します。登場人物ひとりひとり無駄がなく、特に濱田岳はハマり役だったと思う。