バベットの晩餐会 HDニューマスター [DVD]

監督 : ガブリエル・アクセル 
出演 : ステファーヌ・オードラン  ジャン=フィリップ・ラフォン  グドマール・ヴィーヴェソン  ヤール・キューレ  ハンネ・ステンスゴー  ボディル・キェア 
制作 : ユスツ・ベツァー 
  • 紀伊國屋書店
3.98
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215060882

感想・レビュー・書評

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  • 静謐な映画で劇的な展開もないんだが引け込まれてしまう。おいしいものの前には色をなものは吹っ飛ぶよということかな(笑)やっぱこの時代の映画は衣装だけで見入ってしまうなあ。

  • DVD
    映画

  • キリスト教一派の創始者の娘2人と、そこで働くフランス人女性召使いの話。

    穏やかな映画でした。
    フランス料理に怯える老人達などクスクス笑えるところがあったり、実はバベットが有名な料理人だったり、穏やかだけどストーリーの流れに起伏があって面白かったです!


  • <ストーリー>
     19世紀、ユトランド半島の片田舎にマーチーネとフィリパという美しい姉妹がいた。2人は牧師である父に仕えルター派の教えを守り質素に、清廉に生きるよう勤めている。そんな2人の元に男たちが結婚を申し込みにくるが牧師である父がすべて断ってしまうし、姉妹も神の教えに外れる事を恐れ今の生活を維持していく。時が経ち、父親も亡くなって姉妹は2人きりで暮らしていた。そしてある日、バベットという女性が姉妹の家を訪ねてくる。バベットはフランスのプロレタリア革命で夫と息子を亡くし1人亡命してきた。バベットは家政婦として姉妹の家で暮らすようになる。
     それから14年の月日が経ちバベットも村の生活もなれ、信者の人たちもよく慕われる存在となった。一方で神の教えを守っているはずの信者たちはお互いの妬みや不幸から、集会で口論する事が多くなり、賛美歌も歌えない状態になってきた。それを危惧する姉妹は父の生誕100周年を記念してみんなの気持ちを和ませたいと考える。そこへ宝くじで1万フラン当たったばかりのバベットが晩餐会の料理を作らせてほしいと頼んできた。どうしてもみんなにフランス料理を作りたいというバベットに軽い気持ちで承諾する姉妹だったが、運ばれてくる食材は生きた海ガメや鶉、そしてお酒など豪華なものだった。それを見て神の教えに反する事になるかもしれないと恐れをなし、信者を集めて相談する。話し合った結果、食事のときは何も考えず、食材や味の事には何も触れないで、食事が終わったらすべて無かったかのように忘れてしまおうという事になる。そうして、フランスからの客人も入ってバベットの晩餐が始まる。

    <感想>
     ヨーロッパの片田舎にある村で物語が進むのでとても地味な展開だが、いろんな思想や歴史的背景がちりばめられている。恋愛もせず、貧しい中でも神の教えを守り信者に食べ物を恵んできた姉妹。その食べ物をまずいと思いながらも食べてきて、神の教えを聞きながら不倫や争いごとをしてきた信者達。ものすごい閉鎖的な村に突然部外者のバベットが入ってきて、フランス料理を作る事で村人達は新しい価値観に出会う。それは今までの守ってきた絶対的価値観の崩壊なのか?少し宗教に対する皮肉にも取れるが不思議なあたたかさに包まれる映画。

  • B。きちんとしたつくりで心落ち着く。

  • 出てくる料理が海ガメのスープやらウズラのパイやら全く馴染みがないのに美味しそうに見える不思議。なんともいえない幸福感に包まれる。美味しいご飯は食欲だけじゃなくて心も満たしてくれる。そこに誰かが一緒だったら もっと幸せ。私にとっての食事もこうでありたい。

  • 話は淡々と進む印象。必要以上の音がなくて静かな映画だけど、全然退屈はしない。晩餐会のシーンは題名になってるだけあってよかった。美味しい食べ物は万国共通人を幸せにするね。

  • 美味しいものを食べて人々が和む様子に幸せな気持ちになりました。

  • すばらしい。デンマークの漁村が舞台。敬虔なキリスト教徒の姉妹と,そこにきたフランス人の女性が紡ぐ物語。ほとんど音楽もなく,静かに進む。ヨーロッパにはよい映画がたくさんあるということを,思い出させてくれました。
    バベットの生き方と,彼女の選択の意味を知ったとき,涙が止まりません。心に残る一本。

  • ミレーの絵画のような落ち着いた映像。派手な事件は起こらず(フランスの混乱を除いては)ちょっとした諍いがある程度。でもそれぞれの人生には色々とあったのであろうお年寄り達が、ユーモラスで愛らしい。
    簡単に言ってしまえば『ちょっといい話』で終わってしまう内容だけれど、バベットの作る料理が本当に美味しそうで、みんなが幸せを感じたことに説得力がある。料理を作る工程も丁寧で愛情深い。
    お腹が満たされ、心が満たされれば人は幸福になり、幸福な気持ちになればいろんなことに前向きになれる。突き詰めれば人生そういうものなんだろうな。

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