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- / ISBN・EAN: 4523215060882
感想・レビュー・書評
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絵画のなかみたいな世界。美しい物語。人それぞれの幸福の形と、お金があるから幸せとは限らない。
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なんかよくわからんけど晩餐のシーンはゾクゾクにやにやした
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幸福って何だろう。誰もが羨む地位や立場を手に入れたって、渦中の当事者は幸福を感じらないというのはよくある話だ。隣の芝はいつだって青く、禍福は糾える縄の如し。そうやって色んな要素を捨象していく中で、美味しいものを食べた時の満足感、こればかりは否定できないものなんだろうとやはり思う。少しばかり保守的で頑固な老人方だって、腕によりをかけた晩餐に舌鼓を打てばその心も軽くなる。それは日常に転がっている幸福のように見えて、誰もが見落としていた幸福なんだろう。とてもシンプルに、丁寧に送られたそれに静かに共鳴したくなる。
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田舎のプロテスタントの姉妹のもとに、休暇中のオペラ歌手がドン・ジョバン二の劇中の歌を教えに通ったり、それが縁でパリの動乱から夫を失い逃れてきた名店の女性料理長を使用人として一緒に住むことになったり…厚い信仰と変化のない田舎暮らしに与えた賛美歌以外の音楽と本格フランス料理に住民のみんながにこやかな表情に変わっていく様子が、映画「ショコラ」にも重なってみえました。
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バベット役のステファーヌ・オードランがとても綺麗な人だった。
ユトレヒトの明度を抑えた空気感と,人々の細かい所が丁寧な服装が好き。
バベットの料理は,果物もパイもワインもひとつひとつが美しく,本当に美味しそうだった。
でも,折角技術があるのなら最高の場所で腕を振えたら良いのにと思ったけど,そういうことは彼女達の望みではないんだろう。
今度フランス料理を食べに行こうと思いました。
それにしても,生まれる前の作品とは。 -
デンマークが舞台。質素に暮らす老姉妹のもとに転がり込んで来た家政婦が、食事会を開く話。
二回目の鑑賞。食事をするって素晴らしいことだとしみじみ思える。晩餐会の最中、得体の知れないフランス料理に恐れていた村人たちと姉妹はぽつぽつと会話をしつつ食事に没頭する。ただ人が黙々と食事をしているだけなのに、なぜか見入ってしまう。美しい料理、それらをとても美味しそうに飲食する表情に引き込まれる。
給仕をするバベットの甥っ子がかわいい