- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4959241713681
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
イギリスで生まれた美しい一頭の馬がどのような運命をたどるのか。
その一頭の前では、敵も味方もなくて。
戦争ってゆう個性が許されない大きなうねりのなかにいても、
その美しさの前では自分の感性で、心を奪われてしまうってゆう。
自分が、ジョーイに魅了される側でいたいとおもう。
馬が主役の映画。
映画館で予告をみたときから、
絶対見たいと、心に決めていました!
…美しい、の一言。
馬って、こんなに感情表現が豊かなんだと、もう、ずぅっと泣いてた気がする…
2012年のベストDVDだ!! -
どうもE.Tのお馬さん版のような嫌な予感がして、劇場で観なかったんだけど、これはスクリーンで観るべきだった!と後悔。
テレンス・マリックにも匹敵するんじゃないかってくらいの映像美と馬が戦場を駆け抜ける迫力のシーンは、是非スクリーンで観たかった。
原作は児童文学という子供向けのストーリーだけど、衣装や美術のクオリティの高さ、戦場のリアルさは大人にも十分に映画の醍醐味を味あわせてくれる。
ご都合主義、お涙頂戴なストーリーが鼻につくきらいも確かにある。
でもそれを差し引いてもこの映像の美しさとクオリティの高さにはお釣りがくるでしょう。
子供のような純な心で観れば、ストーリーだってとってもいいお話だしね。
ラストの夕暮れのシーンは美し過ぎて、ちょっと涙がでちゃいました。
(2011年 アメリカ) -
イギリスの田舎の風景ってどうして惹きつけられるんでしょうね。アメリカとはまた違う自然の良さがある。
誇りというものをテーマにした作品なのかな。ちょっと綺麗すぎる描写もあった気がするけど、まさに戦火を駆け抜けた馬の物語だった。
あの父親の背中を見て育ったとは思えないほどアルバートがいい子すぎた。デヴィッド・シューリスがまさかの嫌味な村長役。それにもめげず諦めなかったアルバートとジョーイはまさに主人公の鑑。
戦争中に犠牲になるのは人だけではないと知っていたはずなのに、この映画を観て初めてそれを理解した。辛い。
トム・ヒドルストンってやっぱり高貴な役がとても似合う。でもあんな綺麗な軍人いねーよ…ベネさんでさえ髭生やしてんのに!二人ともあっという間に退場してしまって残念。
ジョーイと一緒に数奇な運命を辿る黒い馬のトップソーンとの友情も必見。2頭が鼻先でちゅっちゅしてる姿が愛おしい。それだけに人と馬の別れよりもジョーイとトップソーンの死別の方がずっと辛かった。
戦争映画あるあるかもしれないけれど、ドイツって本当に憎たらしく描かれてるよなぁ。集団で描かれると本当に憎悪が沸いてくる。
でも有刺鉄線が絡んだジョーイを助けに来たドイツ兵もいたわけで、戦争中だろうが個人で交流する分には敵も味方も関係ないよね。ジョーイを処分しろと上司に言われてコリンがかばったのもペーターとの短い交流があったからこそなんじゃないかな。
戦争映画だけど軍をメインにした話ではないし、あくまで馬の視点で物語が進んでいくから暗くなりすぎなかったと思う。
ドイツ兵に逃げろと言われて戦場を駆け巡るジョーイがとても美しかった。だけどやっぱりアルバートと一緒に田舎の風景を歩くジョーイの方がほっとする。最後の夕焼けのシーンが本当にきれいだった。
ダメダメな描写が多かったテッドだけど、最後の最後に自分の三角旗を見てきっと誇りに思えたんじゃないだろうか。
子どもの教育課題とかに良さそうな話じゃないかな。戦争映画としてはいまいちだけど、戦争がどんなものか、人以外の命の重さとか、色々考えさせられると思う。 -
戦争を描きつつ、どちらが悪いというものでなく双方の狂気を馬の目を通して見せる作品。これを児童書として出版したのがすごい。原作、舞台、映画、全部見て一番好きなのが映画版。よく訓練された馬たちでCGは3秒しか使っていないとか。ジョーイ役の馬のメイン(複数の馬が演じました)はシービスケットと同じ馬です。舞台版で主演を張っていたロバート・エムズが憎まれ役をやっているのがちょっとおもしろかった。
-
この馬の持つ引きの強さたるや(笑)好きな俳優が数名出ていたので観たのですが、そんなことよりも馬が主役で。戦場のシーンや、馬が駆け回るところが見所なのかな。ガチョウの演技がお気に入りです。音楽も「ザ映画たる古き良き~」な感じです。
-
馬とこうやって心を通わせられたらなあ