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- / ISBN・EAN: 4988021137317
感想・レビュー・書評
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観始めて最初に感動したのが、高校生の会話のリアリティでした。個人的に、日本映画の学校ドラマでよく「会話に現実味がなくてシナリオを演じてる感じだな…」と思ってしまうことがあったので、それを感じず「あるある」「ありそう」と思えるだけで、役者さんや演出の凄さを感じました。(オーディション等でエチュードを重視したと聞いて納得でした)
桐島が出てこないままストーリーが進む面白さは、原作者の発想勝ちだなあと思います。
そして神木隆之介くんは子役から成長しても魅力が損なわれないというか、底なしに魅力が溢れ出てくるなと感動しました。今後も彼の作品を観たいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本が面白く、映画好きの友人の評価も高かったので鑑賞。原作読んでないとややわかりにくいかもしれません。撮り方&構成に唸ります、素晴らしい。あのラストシーンはオリジナルだろうけど、吹奏楽の演奏と合間って鳥肌ものでした。橋本愛が美少女すぎて、髪がつやつやすぎて触りたくなりました。
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「映画名 ネタバレ」とかで検索したくなるタイプの映画
1人でDVD見るんじゃなくて、劇場で他のお客さんのリアクション込で見るべきだった。
みんな何かしら抱えている
霧島というきっかけで、少し動き出しただけそれだけ。
カメラアングルとか絶妙。
繰り返し方もスッキリしている、くどくない。
見るたびに新しい発見がある映画だろう。 -
よく言うリア充・キョロ充・非リア充とか、あるいは1軍・2軍・3軍とか、いわゆるスクールカーストを主題に中高生の日常をうまくまとめ上げた良作だと思います。
スクールカーストは2000年代後半から提唱されはじめた言葉だったと思いますが、スクールカーストのそれ自体は時代や舞台を問わず普遍的な現象なので、世代関係なく楽しめる映画ではないでしょうか。
とはいえ、リアリティはないですね。高校生に限らず、みんな良い意味でもっと周りに無関心じゃないかと。人気者の桐島が部活を辞めたくらいで学校が騒然としたりは、まーあり得ないですね。
ちなみに個人的にはスクールカーストなんかより、OLのオフィスカーストとかの方が熾烈を極めるんじゃないか…?とか思ってます。 -
スクールカースト、ありました。
映画部いいなぁ、うちが行ってた学校にあったら絶対入ってた。
いけてるグループに属してることがかっこいいことじゃない。
打ち込める何かがあって、やりたいことやってるやつの方が断然かっこいい。 -
細かなディテールに凝ってて、それが物凄く現実味を出している。
吹奏楽部の面倒な女子しかり、女子の聞こえるように言う悪口しかり、それを廊下で聞きながら歩く姿しかり。
学生時代あった嫌な些細な事が細かく描かれていて、その熱意が最高! -
高校卒業から3ヶ月くらい経ったけどこの高校生はなんもリアルじゃない。リアルじゃないのにリアル志向だからつまらない。ただ単に大人の想像するスクールカーストなんじゃなかろうか。桐島が部活をやめたくらいで生徒はあんなに揺らがない。たぶん高校生は周りにもっと無関心で生活してる。
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すでに原作を読んでいて、あまりに周囲の評判がいいから観るのをためらっていた作品。
いや、でもこれはかなりグッときた。
自分が女子校育ちだから、映画のなかで起こっていることがリアルだとは思えない。
それでも「あぁきっとみんなこういう学校内でのカーストみたいなものを経て大人になったんだな」と考えてしまって、誰に感情移入するわけでもないのに終盤では胸が熱くなってしまった。
高校生特有のもやもやした感情をあまり経験していない自分としては、私の思い描く高校生活のあらゆる憧れみたいなものが詰まった作品に感じた。
決してキラキラしたわけではない、思春期特有の鼻がツンとするあの感じは、いまから思えばやっぱり美しい。 -
ある人からこの本の紹介をしてもらった。
悪くない評価だった。
映画は…。雰囲気は伝わってくるんだけど、なんだかちょっと物足りない。
小説の方がいいのかな~。