愛と哀しみのボレロ [DVD]

監督 : クロード・ルルーシュ 
出演 : ロベール・オッセン  ニコール・ガルシア  ジェラルディン・チャップリン  ジョルジュ・ドン 
  • 紀伊國屋書店 (2013年3月29日発売)
3.63
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215095051

感想・レビュー・書評

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  • まず長かった。それから登場人物が多くてその関係性がわかりにくく誰が誰の親で子で孫で夫婦で友達でが顔も似ていて一度では理解しえない話だった。バンドの演奏シーンは口パクとエア演奏だったがしかたがないかな。ただ、ラストの踊りはすごかった。

  • バレエのシーンから始まるからバレエの話だと思ってた。戦争の話、戦争と迫害に翻弄された家族たちの話だと分かってきてめちゃくちゃ集中してみた。ひとりで二世代の役を役者がやっているので混乱しつつ、収容所に向かう列車のなかから線路におろされたユダヤ人の赤ちゃんがお父さんそっくりの顔で弁護士になって、本を出したらお母さんの友達が写真を見てあなたをずっと探していたって来てくれて、彼が母親のアンヌを最後にさがしだして四家族がみんな集まったところが赤十字がチャリティーでコンサートをするって壮大すぎてぞくぞくした。きっとまた見たくなりそうなので、消すのやめます(笑)

  • B+。
    映画公開当時も見たはず。断片的に記憶があった。
    ひとり二役だったのは記憶になかった。映画を理解してなかったか?
    壮大な話。

  •  昔買ったDVDを未だに持っているけれど、テレビ放映されていたので録画して再鑑賞。

     どうしても冒頭とラストの、ジョルジュ・ドンがボレロを踊るシーンの印象が強く残ってしまい、あの場に集っていたり見守っている人たちのドラマを忘れがち。
    久々に観たら、俳優たちが2~3世代2役を演じていたりするせいもあり誰が誰だったか混乱したけれど、ネットでみつけた人物相関図をもとにメモしながら観た2回目では、かなり疑問は解消したし、より感動した。
    戦争の動乱期を生き抜き、複雑な生い立ちと人生を歩んできた人々の人生讃歌。やはり、ラストが素晴らしく、観入ってしまう。
    何だっけ、誰だっけ、と言いながら、また何年後かに観ていそう。何度でも観たい。

  • BSプレミアムにて。強制収容所のシーンとか印象に残るエピソードもあったりするのですが、有名人物をモデルにした各エピソードは余りに断片的で、人物とストーリーを把握するのは非常に努力がいります。

    ジョルジュ・ドンの「ボレロ」の映像は昔見たことがあるのですが、この映画で描かれる物語と「ボレロ」とのつながりがさっぱりわかりませんでした。そのクライマックスでは予想通り感動はするのですが、なんか騙されているような気もします・・・。

    ちなみに「ボレロ」以上に印象に残ったのが、「占領下のパリ(Paris Des Autres)」というシャンソンナンバー。調べたら、作曲したのは「男と女」で有名なフランシス・レイでした。おお~。

  • 第二次世界大戦をはさんだ4組の親子の物語。カラヤン、グレン・ミラー、ヌレエフ、エディット・ピアフがモチーフとなっている、とある。見ながらPCで相関図を検索してしまった。戦争には翻弄されるなあというのが感想。しかしあまりぐっとくるものは無かった。ジェラルディン・チャップリンを見られたのはよかった。

    1981フランス
    2019.1.7BSプレミアム

  • 映画の最初に、
    ルドルフ・ヌレエフ(モデルとなった人物。以下同様)のバレエとともに流れるラヴェルのボレロ。
    最初は少ない楽器で、徐々に増えていく“ラヴェルのボレロ”。
    この作品と同じく群像劇のよう。

    ラヴェルのボレロは、耳にすると一日頭から離れないものです。
    バレエを想い描くと体が上下に動く私。

    この作品の最後に再び流れたラヴェルのボレロ。
    企画したのはエディット・ピアフ(仏)。
    指揮はカラヤン(独)
    バレエはルドルフ・ヌレエフ(ソ連)
    歌ったのはグレンミラーの娘(米)
    そのパートナーがユダヤ人の孫パトリック・プラン。

    反戦というほど鋭くはないけど
    第二次世界大戦で戦ってきた人たちの子孫が
    こうして音楽を通じて協力する。

    やっぱり平和が一番。
    そう思わせてくれる映画でした。

  • 何よりも音楽・ダンスが素晴らしい。今見ても古びた感じがあまりしない。4人の有名人がモデルという話題に集中しがちなところがあるけれども、その4人をベースに別の人のエピソードも盛り込んだ全くのフィクションであることは留意しておいたほうがいいかもしれない。1930年代から1980年ごろまでのヨーロッパの歴史を、特に解説もなく、駆け足で振り返る内容なので、ヨーロッパの歴史に疎い人にはキツイかもしれないが、一見の価値があると思う。

  • 第二次世界大戦前夜から戦後まで、いくつかの家族の肖像を描いています。
    人生ってのはラヴェルさんの『ボレロ』のように同じようなテーマが繰り返されつつも、少しずつ大団円に向かって進んでいくものなのかな…。
    最後にエッフェル塔の前のトロカデロ広場で、ジョルジュ・ドンさんが『ボレロ』を舞うシーンは、人生って捨てたもんじゃないなって気分にさせてくれました。
    好みの踊りではないんだけど、クライマックスを感じたよ!
    観終わって、なんだか良かったな…って思えた作品でした。
    なんか、気分がスッキリした♪

  • 非常に惜しい作品。

    前半の第2次世界大戦を描くパートは完璧で、各国の日常の中に戦争が入り込んでくる様を音楽を軸に上手く描いている。

    …が、後半の現在を描くパートへの繋ぎが上手くない。不味い。

    後半は、戦争という過去を直接は持たない世代、戦争という過去がありながらも現代を生きる者、前半に登場した人物やその子どもの日々が描かれ、最後に赤十字へのチャリティーという国際平和の象徴のもとに邂逅するという、綺麗な構成なんだけど、あまりにノリが軽く、作りが安っぽく、密度がない。

    戦争を乗り越えた暗さや重々しさのない明るい未来を描きたいという意図を理解した上でもただの茶番に見えてしまう。

    前半からの落差はもう別映画であり、予算が切られたのか、集中力が切れたのか、そんな風に感じてしまった。

    名作になり得た凡作。

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