その夜の侍 [DVD]

監督 : 赤堀雅秋 
出演 : 堺雅人  山田孝之  綾野剛  谷村美月  高橋努  山田キヌヲ  坂井真紀  安藤サクラ 
  • キングレコード (2013年5月7日発売)
3.06
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本棚登録 : 481
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003817688

感想・レビュー・書評

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  • ★★★★☆
    普通に暮らすことに努力をするということ
    【内容】
    中村健一(堺雅人)は5年前に妻をひき逃げで殺され、無気力な日々を送っていた。そんな彼は、服役を終えたひき逃げ犯の木島(山田孝之)への復習を考える。


    【感想】
    山田孝之が強烈です。とにかく、"関わりたくない人"にしか見えない。完全に乗り移っております。
    堺雅人も流石で、最初数分間は主人公ってことに気づきませんでした。




    「普通」っていうことは大変なことだ。
    普通であることが普通だと思われているから。普通を奪われた時に取り返す方法がわからないのだ。


    そんな普通は人によって違う訳だから手が負えない。
    自分の普通が他人の普通を脅かすこともある。でも普通だから気づかないのだ。気づかないから治せないのだ。




    僕らは普通に過ごすことに対して敬意を払うべきなのかもしれない。

  • ちょっとくどいというか、あざとく感じられる部分はあったけど見ごたえはある話だった。
    主役から脇役までしっかりと固められていてよかった。

  • いい意味でも悪い意味でももっと観たかった。

    堺雅人と山田孝之二人とも好きなのでもっと二人の絡みが
    見たかったですね~
    二人ともいい味出してるんです!
    二人の演技をもっと見ていたかった!

    悪くいうともっと人間模様が見たい!
    もっと描いてって感じでした。
    まだ続けてってね。
    悪い意味になっていないかもですけど。

    人間の感情や気持ちその行き場について考えさせられる作品でした。

  • 堺雅人×山田孝之×綾野剛×新井浩文という豪華メンバーによる復讐劇?と思いきや心理戦みたいな感じ。序盤は凄く面白く観てたのですが途中から失速…ラストはちょっとあっけなかったかな。プリンが…なんとなくやりたい事は分かるんだけど共感出来ず残念。
    演技合戦は見事だったんですけどね。特に糖尿病予備軍の冴えない中年男を堺さん体を張って好演。山田孝之は文句なし!最悪な野郎なのに何故か人が集まっている…カリスマとも違う人を寄せ付けるクズっぷりはさすがでした。それに従い自宅に住まわせ、彼には自分が必要とまで言い切った綾野剛の役にはドキリとさせられましたが…w
    元ネタは演劇だったようですね〜。演技者を揃えているので逆に映画より舞台で観たい気がします。

  • 山田孝之のクズっぷりがすがすがしい。しかし、全体的に?な部分が多い。解説を読んだら(非日常における日常のありがたさと禊ぎの必要性とか)、ああそうか、って思ったけど、読まないとわからなかった。舞台が元なのかな。

  • 堺雅人と山田孝之のW主演で送る同名演劇の映画化。

    “鉄工所を営む中村は、5年前に妻をひき逃げ事件で失って以来、無気力な日々を送っていた。一方、ひき逃げ犯の木島は刑期を終え出所したが、しばらくすると匿名の脅迫状が届くようになる・・・”

    物語のテーマは面白いし、豪華キャストの演技もハンパじゃない。シリアスの中のユーモアはなかなか秀逸で印象的な台詞やシーンも多い。けど観終わって思うのは、「つまらなかった」(∵)

    つまらない理由はたくさんあるんだけど、一番気になったのは「間」の取り方。一つ台詞を言い出すまでにどれだけ溜めるの?ってシーンが多く、しかも小声でボソボソと喋る登場人物が多いので聞き取りにくい。無駄な間を埋めていったら、おそらく100分以内に納まるのでは?って思うほど「間」が気になった。

    役者が良いので、それだけで観れてしまうのは事実だが、疑問の残る演出も多い。序盤の亡くなった妻を想い、衣服の残り香に顔を埋めたりするシーンは異質ながらも良いと思ったんだけど、最後のプリンとか全く意味が分からない(∵)というか分かれって言うほうが無理があるシーンが多かった。

    全体的に“狙ってる感”が満載であり、どうしてもそこが鼻についてしまい、良い部分がしっかり入ってこなかった。堺雅人の怪演も山田孝之の熱演もこれでは台無し。テーマは良いだけにもっと作り込んで欲しかったなぁと思う作品でした。

  • キャストは豪華。
    山田孝之は最近は極悪キャラが多いね。

    なんだか、期待しすぎた。
    殺すの殺されたいのどっちなの?
    言葉のナイフはなかなか。

    坂井真紀は声の出演がメインやけど、印象的で良かった。
    ラストのプリンは必要性ないやろう。

  • gm。堺雅人と最近の山田孝之が好きな人なら見てもいいかも。なんで最後まで見たのかわからないぐらい最後も( ゚д゚)学生が作ったならガマンできる。

  • プリンきもちわるい最高でした!!

  • 良かった。

  • 1シーン、ひとつの空間での時間の感覚がすごく長く感じてリアル、普段の日常を過ごしているかのような映画だった。
    その夜の侍は、包丁ではなく、なんとなく生きている記しを相手に突き刺した。それは、すぐに訪れる死よりも、はるかに恐ろしく、果てしなく長い永遠に続く死だ。
    そして、ラストのUAの星影の小径がとてもよい。

  • 堺さんの演技、悲しかった。。。

  • 【映画館:完成披露試写会】前情報は“復讐劇?”程度。現れた皆さん(女性1名、他全員男性)がドレスアップ(?)していて本当にスマート(何故か監督だけカーデでしたが)w翌日TVでこの模様が少しだけ流れましたが皆さんが口々に云っていた箇所は見事にカット(当り前か、あれだけボロクソじゃw)。どれだけ救いのない話なのかとビクビクしてみたが(確かに暴力描写多い)結局は2人が対峙した最後の主人公の台詞、これに集約されているのかなと思う。誰かが希望も何もないと云っていたけど(確かに世の中的には希望のない話なのかもしれない、こういう人々が増えているという意味では)主人公にはこれからがある、変われるという意味で希望がみえた気がした。ただ主役以外の今後は少し気になる…

  • 最後まで見終わる事なく返却期日が来てしまった。
    グイグイ引き込まれる事はなかった。

  • 「頃したい人がいる、繋がりたい人がいる」


    東京のはずれで小さな鉄工所を営む中村健一(堺雅人)は、5年前、トラック運転手に最愛の妻久子(坂井真紀)をひき逃げされた。死んだ妻の思い出から抜け出せず、留守番電話に遺された妻の声を延々再生しながら糖尿病気味にも関わらず甘いプリンを食べ続けている。
    喪失感を抱え絶望的な毎日を過ごす中村に、従業員の久保(高橋努)や佐藤(でんでん)たちは、腫れ物に触るように接するしかない。
    久子の兄で中学校教員の青木(新井浩文)は、中村を早く立ち直らせようと、同僚の川村(山田キヌヲ)と見合いをさせるが、中村は「僕なんかあなたにふさわしくない」と新しい人生に向かうことを拒絶する。
    一方、久子をひき逃げした犯人、木島宏(山田孝之)は、2年間の服役後、ひき逃げトラックに同乗していた腐れ縁の友人小林(綾野剛)の家に転がり込んでいる。そんな木島のもとに、1ヶ月前から「お前を殺して俺も死ぬ。決行まで後○日」という無記名の脅迫状が連日執拗に送られてきていた。決行日は木島が中村の妻を轢いた日で、もう数日後に迫っている。木島から脅迫状のことを知らされた青木は、脅迫状を送っているのは中村と察し、復讐の決行をやめさせようとするが、中村を前にすると何も言えなくなってしまう。
    そんな中、中村は鉄工所の仕事の合間、包丁をしのばせた袋を手に毎日のように木島をストーキングし続けていた。決行前夜。ラブホテルでホテトル嬢のミカ(安藤サクラ)と過ごし、虚しさをさらに募らせる中村。
    一方、木島は復讐を思い留めさせられない青木に腹を立て、生き埋めにすると脅すのだった。
    そして決行日の夜。台風の激しい雨が町を覆っている。歩き回ったあげく、人気の無いグラウンドまでやってきた木島は、闇の中、後を追いかけてきた中村と遂に対峙する……。

  • あーあ。つまらなかった。無駄に長いシーンにイライラ。(特にラストの泥の中の格闘)風景、光景が一貫して不快なものの連続でそれが排出されないままエンディングを迎える。同年代の同じ匂いをまとった役者が集いまんまの芝居をしている中、堺雅人の俳優っぷりは案の定際立っていた。

  • "ハチガツ、トーカ、ゴゴ、ゴジ、ジュー、ニフン、イッケンデス。ピーー ケンちゃん、ケンちゃーん、あんた、また隠れてプリン食べてるでしょ、バレてるんだからね、——さんから聞いたんだから、——ストアーの。本当いいかげんしないと死んじゃうからね、冗談抜きで。ねえー、ちょっといいから早く出て。冷蔵庫にね、納豆がまだあるか見てもらいたいの、あるのにまた買っちゃったらあれだからさ。ケンちゃん、ケンちゃーん、・・・ちなみに今日の晩ご飯はコロッケです。とにかく、そのプリン、あたしが後で返品してくるから。絶対食べちゃダメだかんね、絶ッ対食べちゃダメだかんね。"

  • 堺雅人はもちろん期待通りなんだけど、それを上回って山田孝之がよかった!悪くて悪くて、でもちょっと弱いとこもあるかんじで。ストーリーに深く関わってこないとこの脇役が妙に濃いあたり、小劇場っぽさを感じた。

  • ほんとに現代だこれは

  • 人が死んで沸き起こる感情から、苦し紛れに出したある答え

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