リアル~完全なる首長竜の日~ スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 黒沢清 
出演 : 佐藤健  綾瀬はるか 
  • アミューズソフトエンタテインメント
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本棚登録 : 343
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427656413

感想・レビュー・書評

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  • こ、これ恋愛映画のくくりなの……?と最後の最後までびびりながら観ました。ホラーなんじゃないの?と思っていたら、監督がホラー得意(というか専門?)な方でした。
    初めは謎に満ちているんだけど、途中から、もしかしてと思わせて、その後はそこまで驚かされることもなく、純粋なホラーではないから、ドキドキはするけれどもそこから叫びたくなることもなく。あの演出に慣れていきます。
    主演の二人が、ある意味二役演じるような役柄で、前半と後半でその役割が反対になるのですが、後半の方が「リアル」だからなのか、後半の方がしっくりとする演技。佐藤健は振り回される役が意外と似合いますね。綾瀬はるかも、最近はコメディの印象が強いですが、シリアスも良いですね。いつも明るいイメージがあるからこそ、何を考えているのか分からないところが良かったです。彼女の真骨頂は「守る女」であるところだとも思いますが。
    中谷美紀の演技が、完全にホラーで、彼女が一番怖かったです。どんなことにも動じない彼女の物言いが、まさか彼女が黒幕では?なんて思わせたりして。

  • これが独特の世界観というやつですか。
    原作の情報がまったくない状態で見た立場ではおもしろかったと思います。
    でもあつみもその場にいたんなら罪悪感をもってしかるべき。

    原作ではどんな感じの表現なのかが気になります。
    て思ってwiki見てみたら原作とは違うようでちょっとショックです・・・

  • 黒沢清監督が一般向けにつくった映画だから、いつもの黒沢感は薄まっているのかなとおもってみたらとんでもなかった。いつもの黒沢監督だった。よかった。中谷美紀がいちばん怖かった。

  • 最初から筋が読めてしまった。そして、何が言いたくてどうしたいのかわからない・・この絵が撮りたかったのかな、とかは思うのだけど…残念。

  • えっと。。。
    ちょっと意味不明だった。
    もっと意表を突くどんでん返しがあるんだろう!と思ったら、え?よくあるパターン?
    小説で読んだら面白いのだろうと願う

  • 自殺未遂をして昏睡状態となった漫画家で恋人の淳美を救うため、浩市は相手の意識に入るセンシングを行った。
    淳美は意識下で部屋に閉じこもり漫画を描き続けていた。
    浩市は"小学生の頃にプレゼントしてくれた首長竜の絵を探して欲しい"と淳美から頼まれる。
    現実世界に戻った浩市は絵を探しはじめるが、センシングの副作用からか、幻覚を見るようになってしまう。

    予告編 http://youtu.be/qYbrZU3u1RY

    SF、ミステリー、ホラー、ゾンビ、怪獣物などなど、色んなジャンルが混ざっている不思議なお話だった。
    序盤の映像の不思議さから、後半の展開は読めるものの、怪獣物になってしまうとは驚いた。
    一番最後はウルトラマンかな(^^ゞ

  • うーん…なにをしたいのかよくわからず。
    サスペンスふうなのに伏線がないから、ストーリーのポイントになるであろうところが唐突に感じる。前半はなんのためにあったんだろう…。

    映像はきれいだし、世界観はあったので残念。首長竜が意外に自然で迫力。

  • 佐藤健・綾瀬はるか主演、ということで、専ら若者にウケそうな映画かと思って、観に行ったのですが、
    オダギリジョー、染谷将太、中谷美紀や堀部圭亮さんも出演していて、映画として浮ついた感じはしませんでした。

    「首長竜」が登場するシーンでは、ビックリしましたが、少なくともCG単体で見た場合でも、すごい、と言える。本体もさることながら、「水」表現もすごかったです。

  • 2ヶ月くらい前からかなり期待していただけにかなり残念だった。インセプション的なものを想像していたけれどそれよりも浅い構造をしているし、突然のジュラシックパーク(装飾略)みたいになってファッ!?ってなった。
    途中の佐藤健が車に乗っているシーンの窓の外の違和感が演出なのか判別付き難いし、フィロソフィカルゾンビとかイメージが具現化するシーンとかもなんだか置いて行かれる感じ。

  • 黒沢清が「恋愛」を撮ると、こうなるのか、、、と興味深く拝見。監督の新境地ではないか。ほとんど「やりたい放題」の恋愛ホラーコメディと何でもありの映画であるが。「フィロソフィカルゾンビ」のドウラン?の化粧が一番笑えました。特に松重豊。ありゃ反則です

    室内の撮り方は、「トウキョウソナタ」の照明の使い方の流れをくんでいる、と見た。とにかく、照明のあて方が虚を突くというか、非日常的だ。

    デジタルキャメラの特性を、存分に発揮している。ゾンビをはじめ、センシングの入り方とか。

    幻覚→パラレルワールド→逆転の種明かしは、予想できたが、モリオの文字遊びと首長竜へのつながりは、なるほどな、と。

    中谷美紀が大変よろしい。ああいう女医さん、いるよね。うまい。そしてキーマン。彼女が出てくると、へたに説明しなくても、現実とバーチャルがすぐに分かる。そうした演出がうまい。そして、センシングなしでも、人の意識下に介入することができる、シャーマン的な超人さをもっている。

    黒沢組の若手女優は、綾瀬はるかが抜擢されたかあ、、、という感慨もわいた。TBSの差し金かもしれないが。しかし、佐藤がはじめて自分が漫画家だと気づき、綾瀬が安堵感から泣き崩れる一連のキャメラワークは美しく、絶賛したい。

    首長竜のCGがすごい、自然。そして、あんな小船はじめてみた。ダイナミックさでは、「インセプション」に劣るが、そこは小技で勝った、という感じ。そして何よりも、佐藤が首長竜の絵をサラッと書く瞬間、その美しさに心を打たれる。

    キーは、窓、風、水。

    【ストーリー】
    浩市と淳美は幼なじみで恋人同士だったが、淳美は1年前に自殺未遂で昏睡状態に陥り、いまも眠り続けていた。浩市は淳美を目覚めさせるため、「センシング」という最新医療技術を使って淳美の意識の中へ入り込み、彼女がなぜ自殺を図ったのかを探る。

    センシング中に出会った淳美は、浩市に「首長竜の絵を探してきてほしい」と頼み、浩市はその絵を探しながら淳美との対話を続ける。しかし、センシングを繰り返すうちに、浩市は見覚えのない少年の幻覚を見るようになる。

    2011年に発表し話題となった乾緑郎の「完全なる首長竜の日」を、『アカルイミライ』などの黒沢清監督が映画化した異色作。自殺未遂で昏睡(こんすい)状態になった恋人を救うため、最新医療技術を通じて彼女の意識下に潜入した青年が、現実と仮想が入り乱れる意識の中に潜り続け、やがて衝撃的な真実にたどり着くさまを活写する。
    主演は、日本を代表する若手実力派の佐藤健と綾瀬はるか。共演には中谷美紀、オダギリジョー、染谷将太など多彩なメンバーが顔をそろえた。

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