- Amazon.co.jp ・電子書籍 (383ページ)
感想・レビュー・書評
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ホロリとさせられたのは意外
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名作。読み物として非常に面白い
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ピート(猫)が可愛い、ピート。
主人公を襲う絶望という絶望。
それでも、全く挫けず、陰鬱にならず、この状況を打開しようと前向きに動き回る主人公に好感。
なんだか『オデッセイ』の主人公を彷彿とするなあと思っていたら、どちらも作者が米国だとか。
さすがアメリカン、カラっとしてる。
勧善懲悪ものだし、訳文も良くて、SF物の中ではとっつきやすく非常に読み易いと感じた。
ところで、19歳下のリッキーにそこまであれする執念は凄い(縮めても10才差だし)なんて、思ったり思わなかったり。 -
中々に読み応えのある文だった。
近未来の技術とか、今後ありそうな
内容が盛りだくさんだった。
正直あまり合わなかった。 -
猫嫌いという理由だけで倦厭してたけどかなりさわやかでポップなSFでよかった
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これ文字関係SF。読み直しなんだけど、こんなだったっけ?という感じ。
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古典SFの代表作だし、今でも高評価のようなので20年ぶりに再読してみたが、やはり……個人的には、おもしろくない。昭和のSF的古臭さを差し引いても好きになれない。女性の描き方が古臭いオヤジ的発想で型にはまっていてものすごくつまらない。猫はとてもうまく描けてるのに…。猫に発揮したくらいの敬意を女性登場人物に対しては発揮できなかったのだろうか。50年代終わり発表作だからしょうがないか。私的には古典の名作とまでは受け取れなかった。
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表紙も猫だし猫のピートが中心の話かと思っていたら、うっ!SF…それも結構本格的な。しかし読んでみたらメチャ面白い。個人的にSFで苦手な所は想像の世界をなかなか実感できない所。この作品は親友と婚約者に騙されるという人間ドラマが中心になっていることもあり結構実感をもってドキドキ、この先どうなるのか気になってページを捲ってしまう。コールドスリープとタイムトラベルによって時間軸が錯綜する。過去と未来をこういう手法で行き来する発想は見事。もう会えないと思っていたピートとも再会。そして形勢逆転、まさに痛快の面白さ!