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感想・レビュー・書評
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サピエンス全史を読んだら読みたくなったので、早速読んでみた。
結局のところ一番興味があった「なぜヨーロッパ文化が世界を席巻しているのかについての究極の理由」は著者自身が打ち明けるとおりわからなかったが、様々な要因についてはよくわかった。
一方で文明が発達していない社会の原因が世間で言われがちな民族的な特徴であるとか、食糧が豊富だから働く気が起きないとか、そんなことではないこともよくわかった。
とても丁寧に検証されていて、さすがの名著。全人類必読。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上巻読了
人類がどのようにして「銃・病原菌・鉄」を持ち侵略していったかがよく分かった
なぜ、農耕民族は狩猟民族と対立し、その多くが勝ち続けていったのかがとても分かりやすく解説されていてなるほどなと思った
個人的には家畜の話がすごく興味深くて何度も読んだ
食料になる馬、牛、羊よりも犬の方が先に人間の相棒になってた話は良いなと思う -
オーディブルで読了。
なぜユーラシア大陸の民族が現在世界の覇権を取ることが出来たか? という疑問に対して「究極の原因」という問いを立てたことが素晴らしい。
歴史の疑問を探求するアプローチの第一歩としての問いの立て方がどれだけ重要なのかすぐに分かる。 -
紀元前、なぜヨーロッパがアメリカ大陸を支配できたのか。
・病原菌の持ち込み
・ユーラシア大陸の特徴
・家畜化できる動物の有無
・農耕に適した植物の有無
など、運が良かっただけで決して白人が優秀なわけでもなければ黒人が劣っているわけでもないという結論を一つ一つなぜなぜで説明してくれてロジックが面白い本 -
700万年前にアフリカ大陸に人類誕生
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欧州の白色人種による、南北アメリカ、オセアニア、南アフリカ征服
「環境の差異」
栽培、家畜の候補(動植物種)の分布
地形と気候
大陸の広がり(文化技術の伝播)
「食料の生産」から余剰生産力が生まれる。
文字や技術を発達させる人材を養う
より高度に文化した社会構造を構築する
技術力、輸送力、軍事力を高める -
サピエンス全史のユヴァル・ノア・ハラリにも影響を与えた、人類(ホモ・サピエンス)のロングヒストリーを扱った名著。
既成概念・固定観念・先入観などを片っ端からぶっ壊してくれる、メタ認知トレーニングには最適な1冊。 -
感想は下巻に
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人類の歴史のパターンを根っこから見ていくような本。前半は、自然科学の内容が多かったけど、後半はそれぞれの地域の環境要因の下で人の文化がどう発展していったのかという、人文科学とか社会科学的な話につながると思うから楽しみ。インカ帝国軍とスペイン人部隊がぶつかる所のエピソードが特に面白かった。