評価経済社会・電子版プラス [Kindle]

  • 株式会社ロケット
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感想・レビュー・書評

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  • おもしろい。
    最近出てきてるインフルエンサー(ホリエモン、西野亮廣とか)が使っている理論はこの人の考え(もしくはキュレーションの結果)なのだとわかった。

    経済から評価への移行はSNSのフォロワー数が重要視され始めていることだったりで、肌感覚として感じている。

    過去を知ることで未来の予測ができるというよく言われる話は、この人の話の展開を見ていると、本当にその通りだと思う。

  • 一昔前の貨幣経済から現代は評価経済へ価値観が移行していると言う話。確かに、現在はある程度物的満足度は達成してしまい、個々のパーソナリティーが価値を決めるステージに入ってきたと感じる事がある。長い人類の成長からすればつい最近の変化なので、今後更なる価値観の大変換は又起きるのだろうけど。

  • これからは評価経済社会の時代が来るみたいです!自分の評価がお金以上の価値を持ち、この評価がとにかく重要になってくると岡田斗司夫さんは言っています。やはり日頃から良い行いを心がけることは大切ですね。評価とは、信用と言い換えてもいいかもしれません。若いうちからコツコツ信用、評価を蓄えておこうと思います笑。

  • 本書の前身となる「ぼくたちの洗脳社会」(1995)という本から、16年後の2011年にアップデートして書かれた本が本書。その16年間でインターネットの技術が発達し、TwitterやFacebookというサービスをはじめとして、「個人が影響を相互に与えあえる世界」に変化した。産業革命以降の「モノ余り、時間不足」の時代から、「モノ不足、ネットによる情報余り」の時代へパラダイムシフトによって、貨幣を交換しあう貨幣経済社会から、評価を交換しあう評価経済社会へ変遷するという現在の社会を描く。

    2020年の今でも、食べ〇グの☆をお金で売っていたり、インフルエンサーと呼ばれる人々が日々評価を使って事業を行うという社会が実際に訪れており、本書はこの評価経済社会を見事に予言している。本書の後半では、極論を交えた議論が展開されるが、それぞれの例について、実際にそのような社会が実現可能なのか、2020の現在であってもその概念を理解し、検証することは必要だろう。

    ただし昨今のコロナ戦争によって、我々はウイルスによって経済そのものが破壊されうるという事実を再認識せざるを得なくなり、前提条件がかなり変わってしまった。ただし社会の変化を予測する考え方は本書に詳らかに解説されているので、本書はコロナ以降の社会の変化を予測する上での道標ともなるだろう。

  • 2019年1月④

著者プロフィール

岡田斗司夫FREEex(おかだとしお・ふりっくす) 評論家、オタキング代表取締役。著書に『いつまでもデブと思うなよ』『評価経済社会』など。

「2015年 『評価と贈与の経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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