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- / ISBN・EAN: 4548967018516
感想・レビュー・書評
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クリントイーストウッド
これだけお爺ちゃんになっても、スターとしての魅力全開で作品がもってしまうのだからすごい。
そして映画も、職人芸的によくできている。
とにかく何度観ても「ほっこり」できること間違いなし。
野球(スカウト)、父と娘、恋愛。ある意味予定調和的にすべての伏線がきれいに回収される。
悪いヤツは懲らしめられ、いいやつは最初は報われないけれど最後は報われる。
そんなに都合よく行く進むか?とも思うけど、ご都合主義というよりも、観ている側の「そうなって欲しい!」という思いが物語とリンクするので、すっと違和感なく観れる。
TVの時代劇みているのに近い感覚。勧善懲悪で予定調和なんだけど、心地よい。
意外と簡単に撮れないないのでは?こういう映画。
クリンストイーストウッドはしわしわのおじいちゃんなんだけど、強くて、頑固で、それでいて老いからくる弱さがあるから、守ってあげなくちゃとも思える。
いわゆる強いのに隙があるモテ男キャラ。
娘も色々親子の関係にトラウマがありながら、結局お父さんであるイーストウッドが大好き。
登場人物の構図としては、ラブコメと一緒でなぜか主人公はモテちゃう。ただし、もうおじいちゃんだから、実の娘に慕われる。父と娘の親子の再生の物語に。
こんなお爺ちゃんになって、娘にこれだけ思われるかな?と自分と重ね合わせてみると、うらやましい。
娘の恋愛も描かれているんだけど、父娘の関係の方がメインだから。むしろ、娘の恋愛は、父娘でラブコメ状態になっていることへの照れ隠しにも見えてしまう。
または、こんな好青年だったら、娘やってもいいかーというお爺ちゃん目線の物語。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スタッフをみると実質イーストウッド監督作品。驚きはないが、野球と父娘の愛情がたっぷりと、かつしっとりと描かれている。何といっても今や大女優になったエイミー・アダムスの魅力が凝縮されている。幅広い役柄を素晴らしく演技できる俳優だが、素に近いのではと思わせるチャーミングレディっぷりが見もの。邦題より原題の「Trouble with the curve」の方がしっくりくる。
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定年間近の野球スカウト。孤高の姿勢を貫いており中々娘と心が通じない。目に病気が出て手術が必要だが、がんとしていう事を聞かない。心配した娘がスカウト先まで出かけて行き、一緒の時間を過ごすうちに過去のわだかまりが取れて行く。後藤氏の本スカウトを読んだばかりだったので、感情移入がすんなり行った。データ野球に、経験が打ち勝つのは見ていて爽快だ。やはり野球は奥深く楽しい。
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TVにて
父親の不器用な娘への愛と娘の父親への思いがドラフトのスカウトを通じて長年の確執を溶かしていく.野球への情熱もてんこ盛りの作品.心にグッときた. -
大リーグのスカウトマンとその娘の物語。
クリント イーストウッド主演。
落ち着いた展開と、ゆったりとした綺麗な映像は、イーストウッド監督作品を彷彿とさせる。
全体的にテンションは抑えめだが、ラストにしっかりとクライマックスは用意されている。
娘の仕事についてももう少し案件の具体性を持たせてくれたらもっと話が膨らんだ気もする。蛇足になるかもしれんけど。
ラストのキスシーンは唐突な印象。ラストはキスシーンで締めるというベタな演出にしたい気持ちは分かるけど、和解に向かう要素はきっちり描いて欲しかった。
映像は全体的に好きだったが、特に野球のシーンの映像がよかった。もっと野球のシーン観たかったなあ。 -
年老いた野球のスカウトマンに、エリート弁護士の娘。親子関係はあまり良くない。データ野球でスカウトをする若手から馬鹿にされ引退を覚悟するも、目がよく見えなくなった父の代わりに娘が選手をみることに。
親子関係は色々あるなぁ。。うちも娘とうまくいってないからなんだか、見入ってしまった。
最後は胸のすく思いが出来る単純だけど、いい映画だった。 -
いいなぁ~父と娘を描いた作品だが、綺麗に描かれている。確執はあるのは定番なのだが、娘がどこかで父を心配しそして心の中では尊敬している。そして父親は娘の幸せだけを!
こういった内容はドロドロしてしまうのですが、84歳のイーストウッドが娘役のエイミー・アダムスの明るさに引きずり込まれてしまっている。これは彼女の魅力なんだなぁ~と名前は記憶していても作品の記憶がなかったので、調べてみるとやはりこれといって…しかも可愛い40歳!驚きでしたね~wwwキャッチャーしている時の姿なんて少女に見える!
「人生の特等席」
https://www.youtube.com/watch?v=AcjC1Vca0PU
不器用な父親を演じるイーストウッドが、妻の墓前で歌う歌はなんともいい!制作に回らず彼が出演者に専念した作品は最近では珍しいが僕の好きな1本である。
ただ…始まってすぐにサプライズ的なエンディング部分に誰が登場するかわかってしまった設定だけは許しがたいなぁ~予想通りなんだもん!やはり腰のキレは投手には必要ですよね~www