人生の特等席 [DVD]

監督 : ロバート・ロレンツ 
出演 : クリント・イーストウッド  エイミー・アダムス  ジャスティン・ティンバーレイク  ジョン・グッドマン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.33
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本棚登録 : 342
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967018516

感想・レビュー・書評

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  • クリントイーストウッド
    これだけお爺ちゃんになっても、スターとしての魅力全開で作品がもってしまうのだからすごい。
    そして映画も、職人芸的によくできている。

    とにかく何度観ても「ほっこり」できること間違いなし。

    野球(スカウト)、父と娘、恋愛。ある意味予定調和的にすべての伏線がきれいに回収される。
    悪いヤツは懲らしめられ、いいやつは最初は報われないけれど最後は報われる。

    そんなに都合よく行く進むか?とも思うけど、ご都合主義というよりも、観ている側の「そうなって欲しい!」という思いが物語とリンクするので、すっと違和感なく観れる。

    TVの時代劇みているのに近い感覚。勧善懲悪で予定調和なんだけど、心地よい。
    意外と簡単に撮れないないのでは?こういう映画。

    クリンストイーストウッドはしわしわのおじいちゃんなんだけど、強くて、頑固で、それでいて老いからくる弱さがあるから、守ってあげなくちゃとも思える。
    いわゆる強いのに隙があるモテ男キャラ。
    娘も色々親子の関係にトラウマがありながら、結局お父さんであるイーストウッドが大好き。

    登場人物の構図としては、ラブコメと一緒でなぜか主人公はモテちゃう。ただし、もうおじいちゃんだから、実の娘に慕われる。父と娘の親子の再生の物語に。
    こんなお爺ちゃんになって、娘にこれだけ思われるかな?と自分と重ね合わせてみると、うらやましい。

    娘の恋愛も描かれているんだけど、父娘の関係の方がメインだから。むしろ、娘の恋愛は、父娘でラブコメ状態になっていることへの照れ隠しにも見えてしまう。
    または、こんな好青年だったら、娘やってもいいかーというお爺ちゃん目線の物語。

  • スッキリ!
    いい感じにほろりと涙しました

    特等席が父親の隣だったとは!

    最後ピッチャー見つけてハッピーエンドは意外だったけどいい結末

    ただラブの点に関しては なぜ男側が迎えに来たのか
    もう一押し欲しかった
    あのテストのあと一瞬でカーブ打てないのが広まるわけはないと思うし…
    プライド?仕事よりミッキーのこと忘れられなかったってことなのか?笑

    イーストウッドは渋くていいね

  • 2012年米。
    クリントイーストウッド主演。
    老スカウトと一人娘の独身弁護士の話。最後の展開は、あぁ映画(または漫画)だなぁという内容だが、それでも見つけてきた投手がドラ1のバッターからバタバタから振りを奪って首脳陣の目を丸くさせたり、弁護士事務所からの、やっぱり採用という連絡が来たケータイをゴミ箱に捨てたりするシーンは泣けたりスカッとする。
    自分の人生にとって何が大切なのか考えさせられる、映画らしいいい映画だった。

  • スタッフをみると実質イーストウッド監督作品。驚きはないが、野球と父娘の愛情がたっぷりと、かつしっとりと描かれている。何といっても今や大女優になったエイミー・アダムスの魅力が凝縮されている。幅広い役柄を素晴らしく演技できる俳優だが、素に近いのではと思わせるチャーミングレディっぷりが見もの。邦題より原題の「Trouble with the curve」の方がしっくりくる。

  • 定年間近の野球スカウト。孤高の姿勢を貫いており中々娘と心が通じない。目に病気が出て手術が必要だが、がんとしていう事を聞かない。心配した娘がスカウト先まで出かけて行き、一緒の時間を過ごすうちに過去のわだかまりが取れて行く。後藤氏の本スカウトを読んだばかりだったので、感情移入がすんなり行った。データ野球に、経験が打ち勝つのは見ていて爽快だ。やはり野球は奥深く楽しい。

  • TVにて
    父親の不器用な娘への愛と娘の父親への思いがドラフトのスカウトを通じて長年の確執を溶かしていく.野球への情熱もてんこ盛りの作品.心にグッときた.

  • 大リーグのスカウトマンとその娘の物語。
    クリント イーストウッド主演。

    落ち着いた展開と、ゆったりとした綺麗な映像は、イーストウッド監督作品を彷彿とさせる。

    全体的にテンションは抑えめだが、ラストにしっかりとクライマックスは用意されている。
    娘の仕事についてももう少し案件の具体性を持たせてくれたらもっと話が膨らんだ気もする。蛇足になるかもしれんけど。

    ラストのキスシーンは唐突な印象。ラストはキスシーンで締めるというベタな演出にしたい気持ちは分かるけど、和解に向かう要素はきっちり描いて欲しかった。

    映像は全体的に好きだったが、特に野球のシーンの映像がよかった。もっと野球のシーン観たかったなあ。

  • 年老いた野球のスカウトマンに、エリート弁護士の娘。親子関係はあまり良くない。データ野球でスカウトをする若手から馬鹿にされ引退を覚悟するも、目がよく見えなくなった父の代わりに娘が選手をみることに。
    親子関係は色々あるなぁ。。うちも娘とうまくいってないからなんだか、見入ってしまった。
    最後は胸のすく思いが出来る単純だけど、いい映画だった。

  • 頑固爺さんをやらせたらクリント・イーストウッドは天下一品だ。最近はロバート・デ・ニーロも老人役が多くなったがキャラが少し違う。イーストウッドの方はとにかく頑固、わがままで、人の言うことなどは聞かない。しかし奥底に信念と優しさを秘めているという感じだ。こういうキャラは日本でもあるので世界共通なのかなと思う。

    その頑固爺さんが失明の危機ということで、娘さんが、多忙な弁護士の仕事を保留にして父親のスカウトに同行する。失っていた親子の絆を少しずつ取り返していく。そのやり取りが丁寧に描かれていく。
    ところがラスト細かい味付に大量の砂糖をぶちこむような終わり方をしてびっくり。
    スカウトマンの注目を浴びている新人が、カーブが撃てないと、首脳陣に確保を諦めるように言うイーストウッド。カーブはホームランしているが、それは金属バットだからと判断する。
    しかし、スカウト後の練習では空振りを繰り返し、その男の採用を進言した男をクビにする。しかし、カーブについては、打力は弱くても空振りするという分析はなかった。それはひとえに発掘した投手がうまいだけのことだ。どこかで話がおかしくなっている。しかもその新人投手は街角で偶然見つけたというご都合主義で、大甘のラストはそれまでの親子の物語を壊しているように思える。

  • いいなぁ~父と娘を描いた作品だが、綺麗に描かれている。確執はあるのは定番なのだが、娘がどこかで父を心配しそして心の中では尊敬している。そして父親は娘の幸せだけを!

    こういった内容はドロドロしてしまうのですが、84歳のイーストウッドが娘役のエイミー・アダムスの明るさに引きずり込まれてしまっている。これは彼女の魅力なんだなぁ~と名前は記憶していても作品の記憶がなかったので、調べてみるとやはりこれといって…しかも可愛い40歳!驚きでしたね~wwwキャッチャーしている時の姿なんて少女に見える!

    「人生の特等席」
    https://www.youtube.com/watch?v=AcjC1Vca0PU

    不器用な父親を演じるイーストウッドが、妻の墓前で歌う歌はなんともいい!制作に回らず彼が出演者に専念した作品は最近では珍しいが僕の好きな1本である。

    ただ…始まってすぐにサプライズ的なエンディング部分に誰が登場するかわかってしまった設定だけは許しがたいなぁ~予想通りなんだもん!やはり腰のキレは投手には必要ですよね~www

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