三国志 06 孔明の巻

著者 :
  • TRkin (2013年10月22日発売)
4.25
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感想 : 11
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感想・レビュー・書評

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  • 前半は曹操の躍進。曹操の凄さを改めて実感。素早い判断力、戦場での勘、人を見る目の良さなど人の上に立つ素質を充分持っていることを改めて思い知らされた。後半では孔明登場に向けての準備が中心。徐庶が出てきた時、兵法の素晴らしさを感じ、一瞬孔明がいなくてもいいのではないかと思ってしまうほどの鮮やかな反撃に感動した。今後が楽しみ!

  • 前半が曹操の大躍進、そしていよいよ後半に孔明という超ビッグネームが登場。
    賢人に関する風の噂から始まってなかなか対面できない劉備のもどかしさが、そのまま読者のそれとつながっていてグイグイ引っ張られます。
    そしてやはりここでも張飛がかわいい。

  • 関羽と徐庶、孔明と三国志の有名どころがどんどん出てきます。徐庶ほどの軍師が偽の手紙で・・・って。ちょっとツッコミを入れたくなりますね。
    劉備の人柄も、仁が過ぎて感情移入しづらい。
    三国志、改めて個性的な人が多い。

  • 魏、呉、蜀の君主である主人公達が、その力を増し、存在感を放ち始めます。呉では孫策が倒れ、弟の孫権が後を継ぎます。魏は曹操が長年の敵である袁紹の一族を滅ぼし、華北を手に入れます。蜀は劉備の軍師である諸葛孔明が登場します。それぞれの登場人物の背景を物語られており、人物像に血肉が付けられていくように、知識が語られます。この3者が同じ戦場で出会うまでの、前段階の物語として、今後を楽しみに読ませていただいています。

  • R3.6.27~7.18

    (あらすじ)

    (感想)

  • いい感じだわ
    メジャークラスが揃ってきてる。
    でもなんだかんだで曹操好きだな。
    なにせ頭いいもんな、果断だし、聞く耳あるし、
    歴史では孔明より曹操の方が戦術家としては絶対的に上だそうだよ。
    うん、わかるー
    あーでもここから悪役になるのかなぁ…

  • ・7/17 読了.それにしても曹操の天下が延々と続き、タイトルの諸葛孔明がようやく終わりに登場してもなかなかもったいぶって埒が明かない.曹操の世も早々にして(笑)物語が先にもっと早く展開してくれないものか.

  • 原始的な戦いは本当に大変だな。穴掘るとか…
    劉備って影薄いなと思ってたけど、そろそろという感じか。
    足りないものを補えば…

  • 「孔明の巻」というタイトルだが、その諸葛亮孔明はなかなか出てこない。というか、延々ともったいぶってようやく登場したら、あっさりと次巻に続くのであった。

    この巻で主に描かれるのは曹操対袁紹の戦い。局地戦の繰り返しだが、打つ手が次々と当たる曹操に対して、袁紹は優柔不断な自身の性格と無能な部下のせいで負けっぱなし。袁紹の無能っぷりがハンパない。同じ曹操との敵対者である董卓や呂布でもそれなりの見せ場、悪役としての存在感はあったのに、袁紹は親子そろって曹操にやられ放題。あまりの一方的なやられ方に同情してしまう。史実でも袁紹ってこんな人だったのか?

    そんなかませ犬を踏み台にして怒濤の勢いが続く曹操軍。一方の劉備は関羽と再開し、趙雲を配下に加える。さらに徐庶から諸葛亮孔明を紹介してもらう。いまだ土地も兵力もない劉備軍だが、人材はボチボチと揃ってきた。

    とはいえ、曹操と圧倒的な差がついてしまった劉備。そんな劉備を対曹操の一番手に仕立てる諸葛亮孔明って、たしかに中国史屈指の偉人なのだと思う。

  • 関羽、劉備、張飛に再会する。
    小覇王の死。神聖を殺してから狂う。
    袁紹、田豊死す。曹操の決断力。
    そして孔明登場。

    うーん。義、忠とは劉備みたいな人をいうんだなあ。かっこいいなあ。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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