- Amazon.co.jp ・電子書籍 (259ページ)
感想・レビュー・書評
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2014年の初読以来、久しぶりに読んだのだけど目からウロコが落ちまくった。
というか、最初に読んだときはわかったつもりでわかっていなかったな。
自分にとって都合の良い風に理解していた気がする。
こんなにも線を引きまくった本は初めてかも。
いくつか抜粋すると、、、
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
「健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、『理想の自分』との比較から生まれるものです。」
「他者の期待を満たすように生きること、そして自分の人生を他人任せにすること。これは、自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方なのです。」
などなど。
特に衝撃を受けたのが、タイトルにも使われているこの部分。
「自由とは、他者から嫌われることである」
常識へのアンチテーゼ、という表現もあったけど、とにかく価値観をひっくり返されるところばかり。
再読してここまで驚いた本は初めてだ。
そして、まだまだ理解したとは言い難い。
これから何度も読み返すことになるだろう。 -
全ての転勤族の妻の皆さまに読んでもらいたい一冊!
新しい地域・コミュニティに入っていく時の不安や、人間関係やキャリアなど引っ越しによりリセットされることも多い流浪の人生に対する不満を感じた時に立ち戻るバイブルとなりそう。
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買うだけ買ったものの気が進まず積読してあったのを消化。本編の最初の5ページ、いや2ページでも読んでおくんだった。
アドラー心理学をベースに、古代ギリシャ哲学を掛け合わせた思考を、悩ましいテーマを題材に、青年と哲人の対話篇の形式で繰り広げる。アドラー心理学の思考形式は、他いくつかの書籍で触れていたことと、対話篇の形式もあり、スルスル読めた。
最後あたりの以下二箇所がグッときた。
「世界とは 、他の誰かが変えてくれるものではなく 、ただ 「わたし 」によってしか変わりえない」。
「誰かが始めなければならない 。他の人が協力的でないとしても 、それはあなたには関係ない 。わたしの助言はこうだ 。あなたが始めるべきだ 。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく 」。 -
アドラー心理学について、哲学者と青年の対話形式で解説した本。
人は、目的に従って感情を作り出していること、他者と自分の課題を切り離し、他者に踏み込み過ぎず、また他者からの評価にとらわれないこと、自分が共同体に貢献している意識を持つこと、など、哲学者が青年に語っていきます。
よく青年が激昂するのと、対話形式だからか、個人的には読みづらかったですが、そんな心の持ち方もあるんだな、と新鮮ではありました。 -
人生を幸福に生きるための考え方を、アドラーという哲学者の思想に沿って順序立てながら説いていく本。
一見しただけでは理解に苦しむ内容も、対話形式により読者の不満を丁寧に拾って紐解いてくれる。とは言いつつやっぱり腑に落ちない所もしばしば。アドラーの考え方や価値観は斬新な視点からの鋭い洞察が多く、一読の価値あり。何度も咀嚼したい本。
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自己啓発本はこれだけでいい
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自分が今まで漠然と考えていたことを、言葉にしてくれた箇所がいくつかあった。
完璧にこの本に書かれているような考え方になるには時間がかかるだろうけど、こういう考え方もできるよねって知ることが出来れば、きっと少しでも心が軽くなるだろうから、今回知ることが出来て良かった。 -
【再読】
一度目は、20代半ば独身の時に。子どもが6歳になって、二回目を読みました。
自分の人生に一番影響を与えた本、かもしれないと思っている。
一度目、二度目それぞれ違う気付きがあったのが凄いことだ。
娘が大きくなったら、この本を読むことを薦めようと思っている。
それぐらい良書です。
★答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきものです。他者から与えられた答えはしょせん対症療法にすぎず、なんの価値もありません。
★もしも幸せを実感できずにいるのであれば、「このまま」でいいはずがない。立ち止まることなく、一歩前に踏み出さないといけません。
★「大切なのはなにが与えられているのかではなく、与えられたものをどう使うかである。」
★人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。
★【人生のタスク】
行動面の目標 ①自立すること ②社会と調和して暮らせること
心理面の目標 ①わたしには能力がある、という意識 ②人々はわたしの仲間である、という意識
★愛のタスク 人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えたとき、愛を実感することができます。劣等感を抱くでもなく、優越性を誇示する必要にも駆られず、平穏な、きわめて自然な状態でいられる。ほんとうの愛とは、そういうことです。
★他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」
★人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知ります。
★「いま、ここ」にスポットライトを当てるというのは、いまできることを真剣かつ丁寧にやっていくことです。「いま、ここ」を生きる。