聲の形(1) (週刊少年マガジンコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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感想 : 50
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感想・レビュー・書評

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  • 非常に色んなことを考えさせてくれるものでした。当事者や周囲の方々、全く関わる機会のない方、色んな人に読んで頂きたい。そして、大いに語り合いたい気分にさせてくれる作品。オススメです(^^)

  • 1巻のみ読了。いじめ描写が辛かった。自己責任もあるけど、先生の責任は問われるべきだと思う…。

  • 話題作だけあって、面白いね。読まず嫌いしてたけど、ハマれそうです

  • うーん。
    読み切りが一番かな

  • 全7巻読了。
    序盤の石田ムカつく。

  • イジメられる側になってやっと分かったアイツの気持ち。因果応報。自分の立場が第一の友達も先生もその他大勢も、気持ちは分かるし大事なテーマだとは思うけど、教訓めいたり道徳の押し付けみたいになると興醒めなのです。もう少し別の物語で描いて欲しかったかな。偉そうにスミマセン。

  • 人物の内面描写がどれも記号的で一面的。
    主人公に都合のいい展開も多く、特にいじめ漫画として読むとあまりにも嘘臭すぎて白けてしまう。
    自分が、特にいじめ部分に注目して読んでしまったからかもしれないですが……。

    人物や展開の作り物感をそういうものだと受け入れて読めば面白い。
    伏線や構成は本当に緻密で隙がない。絵も魅力的。
    「いじめられた側」ではなく「いじめた側」の心理に焦点を当てているのもいい。
    小学生から高校生くらいの子が読めばいい影響があるんじゃないかと思う。

    いじめや障害を題材にした恋愛漫画。の域は残念ながら出ていないと感じるが、重いテーマにも真摯に向き合っている。
    前評判の高さに期待しすぎたかもしれない。

  • 小学生のときにいじめた聴覚障害の女の子(西宮)を好きになる男の子(石田)の話。



    子供の頃のいじめは、いじめてる側は忘れてしまうが、いじめられてる側は覚えている。というよくある形にならず、いじめてる側もいじめられてる側も覚えているという中々にインパクトのあるいじめだ。



    日本人は障害者に厳しい。みんな同じであることをよしとする文化の中では、みんなと違う障害を持つ人間は異端者と認識し、排除しようとする。聴覚障害であると分かったときの親戚の反応、学校の先生の「運が悪かった」という発言、何より小学校でのいじめ、すべてが排除のための言動だ。



    そんな社会の中で障害者を育てるのは大変なことだ。昔の産婆さんはそのことをよく分かっていて、赤ちゃんが生まれてきたときに障害が明白な場合はその場で殺して、母体には死産と伝えたらしい。西宮の母親は親戚から縁を切られたり、そもそも西宮自身が自殺をしようとしたりと、障害者と近しい人間への負担はすさまじい。障害者は生きる価値がないといわんばかりの社会の振る舞いがすごい。



    子供の頃から聴覚障害があると言葉をちゃんと発音できない。人間は発音した自分の言葉を自分の耳で聞いて確認する。自分の発音が他の人の発音と違うことを自分の耳で把握して、発音を修正して言葉を正しく発音できるようになっていく。なので、小さい頃から耳が聞こえないと、どういう発音が正しいか分からないので、他の人に聞き取れる発音でしゃべるのが難しい。




    わずか7巻しかないのに、聴覚障害者の地獄を的確に表現したマンガだ。恋愛に焦点をあててるし、母親も強いし、聴覚障害者本人が優しいし、主人公の石田が彼女に好意的な目で見ているし、子供社会にフォーカスしてるからそんな風に感じないだけで、冷静にみると相当ひどい扱いだ。




    個人的にはそういうイメージが強すぎて、メインのストーリがおまけに感じたほどだ。

  • 連載当初から話題の作品が完結。この機会に読んではみたものの、1巻で手が止まってしまった。
    大今良時はポテンシャルの高い作家だし、テーマ的にも意欲作だとは思うが、どうもキャラクターの性格付けや言動に面白みを感じられない。どのキャラクターもひどく平板なのだ。デジタルというか、0と1というか、なんというか。バトルものやスポーツものであるならこれくらいでも十分かもしれないが、こと本作においてはキャラクターをどう描くかどう動かすかが勝負になる。それにもかかわらず、ごく普通の水準を抜け出してこない。0と1の間の無数のグラデーション、時には0と1が同時に並存するような、それくらいの描き方でないと難しいのではないか。2巻以降でそうなっていくのかどうか。
    続きを読むかはもう少し考えてみるか。

  • ネットで話題になった読み切り版を事前に読んでいたのだけど、連載にあたり設定をもう少し掘り下げてある印象。1巻時点では読み切り版の話とほぼ同じところまでで、読み切り版のが端的にまとまっていたけれど、ここから何が描かれるのかに期待。

著者プロフィール

岐阜県生まれ。2008年、『聲の形』で、週刊少年マガジン新人漫画賞に入選。2009年『マルドゥック・スクランブル』(沖方丁/原作・『別冊少年マガジン』連載)でデビュー。『聲の形(全7巻)』は入選作をリメイクした形で2013年から『週刊少年マガジン』に連載され、大ヒット。『このマンガがすごい!2015』(宝島社)のオトコ編で1位に選ばれ、2016年には劇場版アニメに。2014年、大垣市文化連盟賞(生活文化部門)受賞。2015年、 手塚治虫文化賞新生賞受賞。第12回 大垣市民大賞受賞。現在、『不滅のあなたへ』を『週刊少年マガジン』に連載中。

「2019年 『小説 聲の形 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大今良時の作品

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