つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • ■ Before(本の選定理由)
    森博嗣の、とても、軽いエッセイ。

    ■ 気づき
    森博嗣さんの、毒にも薬にもならないようなつぶやき集。でも何だか手に取ってしまうし、読んでしまう。

    ■ Todo
    この本発行時点で、251作目の著作らしい。
    かつ平均発行部数(印税対象)は平均5万部らしい。
    とてつも無い。面白い人だ。

  • 少しずつ、ずいぶんと時間をかけて読んだものです。文庫本なので、嗣永桃子さんの解説もついています。なるほど、森さんが解説をお願いする理由がとてもよくわかる良い解説です。
    筆者のものの見方はいつでも、どの編でも真実を一面の真実をついています。なるほど、これは名言、といつか引用したくなるに違いない、とメモするものばかり。
    しかし、自分の心の他の面では「この真実は一面の真実だからね、他にも真実はあるぞ」ということを囁きかける自分がいます。
    そして、おそらく、そういう読み方が良いのだろうと思うし、そういう読まれ方が良いのだろうと思うのです。
    正解のない世の中を見つめ直す、と帯にあります。その通りの内容ですが、「正解のない世の中」とは「正解の多い、それも、半端ではなく、正解のとても多い世の中」なのだと思います。そして、正解とは真実の近似値なのだろうと思います。
    そういう意味でも、筆者の一面の真実の突き方はとても魅力的でした。
    この前作、「つぶやきのクリーム」も読んでみなくては、と思った次第です。

  • 森作品の中では、自信のあるアイデアについては、凄さを無理に強調せず、できるだけさりげなく、さらりと書く傾向にあると著者は言う。他方、今一つの周囲に飾りつけを施し、また、それが凄く見えるように演出をして作る。結果はというと、9割の読者が今一つの後者の方が、複雑で凄い発想だと評価する。自信満々の前者はハズレと評価されるとのこと。すばらしいものは素で出す。淑やかで奥床しい内に静かな輝きを見出してほしい。これが著者の願い。一瞬しょうもない、と思うものにこそ宝があるということ。自分にとっての今一つ、もう一度読み返してみたい。

  • 2023.10.audible

    森博嗣さんのつぶやきエッセー
    やっぱり、好きだなぁと聞けば聞くほど思う。
    彼の政治家感とマスコミ感は
    私のと同じ方向を向いているので、
    私では言語化できない感情を
    わかりやすく文章にしてくれるところが
    ありがたい。

    森さんの奥様は素敵な方だ!

    Amazonの本の紹介
    しなければならないことは、すべて自分がしたいことだ――。思いついたことを思いついた順に綴った100個の端的エッセィからあふれ出す森イズム。斬新な発想と知的ユーモアで、人生はこんなにも豊かにできる。文庫好きを公言する小説家・森博嗣の、著作265冊目にして記念すべき、初の文庫書下ろし!(講談社文庫

  • 2020/7/17 Amazonよりはじめての森博嗣フェアにて377円でDL購入。
    2021/7/5〜7/9

     クリームシリーズ第2弾。今回も、独特の視線(と言ったら森さんは違うと言いそう)からの100のエッセイ。確か58にいい言葉が書かれていた(手元に今ないのであやふや)。

  • 2016/1

  • 立ち読み版を読んで、全部読んで見たいと思った作品。

  • Kobo電子版。電子は文庫解説がつかないのが悲しいよなあ。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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