つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2 (講談社文庫) [Kindle]
- 講談社 (2013年12月13日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (214ページ)
感想・レビュー・書評
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■ Before(本の選定理由)
森博嗣の、とても、軽いエッセイ。
■ 気づき
森博嗣さんの、毒にも薬にもならないようなつぶやき集。でも何だか手に取ってしまうし、読んでしまう。
■ Todo
この本発行時点で、251作目の著作らしい。
かつ平均発行部数(印税対象)は平均5万部らしい。
とてつも無い。面白い人だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少しずつ、ずいぶんと時間をかけて読んだものです。文庫本なので、嗣永桃子さんの解説もついています。なるほど、森さんが解説をお願いする理由がとてもよくわかる良い解説です。
筆者のものの見方はいつでも、どの編でも真実を一面の真実をついています。なるほど、これは名言、といつか引用したくなるに違いない、とメモするものばかり。
しかし、自分の心の他の面では「この真実は一面の真実だからね、他にも真実はあるぞ」ということを囁きかける自分がいます。
そして、おそらく、そういう読み方が良いのだろうと思うし、そういう読まれ方が良いのだろうと思うのです。
正解のない世の中を見つめ直す、と帯にあります。その通りの内容ですが、「正解のない世の中」とは「正解の多い、それも、半端ではなく、正解のとても多い世の中」なのだと思います。そして、正解とは真実の近似値なのだろうと思います。
そういう意味でも、筆者の一面の真実の突き方はとても魅力的でした。
この前作、「つぶやきのクリーム」も読んでみなくては、と思った次第です。 -
森作品の中では、自信のあるアイデアについては、凄さを無理に強調せず、できるだけさりげなく、さらりと書く傾向にあると著者は言う。他方、今一つの周囲に飾りつけを施し、また、それが凄く見えるように演出をして作る。結果はというと、9割の読者が今一つの後者の方が、複雑で凄い発想だと評価する。自信満々の前者はハズレと評価されるとのこと。すばらしいものは素で出す。淑やかで奥床しい内に静かな輝きを見出してほしい。これが著者の願い。一瞬しょうもない、と思うものにこそ宝があるということ。自分にとっての今一つ、もう一度読み返してみたい。
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2023.10.audible
森博嗣さんのつぶやきエッセー
やっぱり、好きだなぁと聞けば聞くほど思う。
彼の政治家感とマスコミ感は
私のと同じ方向を向いているので、
私では言語化できない感情を
わかりやすく文章にしてくれるところが
ありがたい。
森さんの奥様は素敵な方だ!
Amazonの本の紹介
しなければならないことは、すべて自分がしたいことだ――。思いついたことを思いついた順に綴った100個の端的エッセィからあふれ出す森イズム。斬新な発想と知的ユーモアで、人生はこんなにも豊かにできる。文庫好きを公言する小説家・森博嗣の、著作265冊目にして記念すべき、初の文庫書下ろし!(講談社文庫 -
2016/1
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立ち読み版を読んで、全部読んで見たいと思った作品。
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Kobo電子版。電子は文庫解説がつかないのが悲しいよなあ。