- Amazon.co.jp ・電子書籍 (542ページ)
感想・レビュー・書評
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もう一つの「日本沈没」とも言うべき、なかなかハードな災害シミュレーションSF。あまり身近でない火山に対しては正直、地震や津波ほどの危機感は持っていなかったのだけれど、一度「破局噴火」が起きれば周辺住民ウン百万人が瞬殺、遠く離れていても致命的な降灰や土石流被害と、逃げ場のない恐ろしさを知った。とにかく描写が緻密。古事記が噴火の記録という説も大いに納得した。それにしても後の東日本大震災を予言するかのような設定=政権交代後の惨禍。「踊狂現象」の後は危ない…らしい。
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色々メモしながら読んだので時間がかかった…。
噴火まで学術的な話が多くて退屈だが、噴火してから一気に面白くなり、最後の神の手作戦のスピーチは引き込まれた。 -
霧島火山帯噴火による日本壊滅物語。火山の噴火の恐ろしさを知りました。描写は詳細で、災害関連書籍に興味がある人には高評価でしょう。
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日本沈没のスケールが小さい物語ですが、火山の噴火とかリアルぽくて良い
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火山災害についてかなり細かい記述がされているが、専門用語など専門の知見が無いと読みづらい作品なのかなという印象
小説というよりも専門書のような
正直面白いとは思えず -
災害対策グッズや避難手続きなど、今まで疎かに朧げに、何とかなるさ。という甘い考えを再考させられた。
水と非常食料の備蓄を本気で行う予定。 -
火山の噴火で日本中が悲惨なことになる話だが、なぜか軽快にサクサク読める。
実際に起こりうる未曽有の大災害が起き、現実には起こりえないのだが日本政府が神対応をしたことによって希望のある結末を迎える。
災害に備えるということは難しいことが多いけれど、この本を読んでおけば多少は心の準備ができるかも。 -
今まで読んだ自然災害ものの小説の中で最も良かった。圧倒的なディテールと臨場感。素晴らしい作品。