わたしはロランス(特典DVD1枚付き2枚組)

監督 : グザヴィエ・ドラン 
出演 : メルヴィル・プポー  スザンヌ・クレマン  ナタリー・バイ 
  • KADOKAWA / 角川書店
4.01
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本棚登録 : 348
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111245854

感想・レビュー・書評

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  • な…長い…。リリィシュシュの全てを思い出すような、衝撃的なドキュメンタリー風。ファンが多そうな感じも分かる。が、わたしは飽きた…疲れた…。(といいつつ2回観たが。)映像が綺麗なことと、最後のシーンが素敵だったことが、救いだった。そして2回観ると、見逃していた良いシーンも見つかった。とはいえ、やっぱ長いんだけど。

    舞い踊る洋服。そして秋。舞い踊る木葉。どういう意味が、込められているんだろう。

  • 教師ロランスは恋人フレッドに「これまでの自分は偽り。女になりたい」と告白する。
    フレッドは戸惑いながらもロランスを愛そうともがき苦しむ。
    二人の10年が描かれたストーリー。


    ファッションと美術とラストシーンが印象深い。

  • 愛がすべてを変えてくれたらいいのに。

  • 最後がよかった。
    口からチョウチョが飛ぶシーン。あの時に、きっともう二人は終わりだと思ったんだろう。最後の青い壁紙のバーのシーンに語るセリフの後、最初の出会いのシーン……そこでチョウチョの形のクリップ(だろうか?)を渡してたしね。

  • 自分に正直に、女性として生きようと決めたロランス。
    そのロランスを受け入れようとするフレッド。

    一緒に過ごした時間は偽りだったのか?
    また元の関係に戻ることは出来ないのか?

    互いに強く想い合っているからこそ傷つけ合いすれ違って行く様子が、観ていてとても辛く、途中からずっと心がえぐられている様だった。

    でも、それも最後のシーンで救われた気がする。
    観終わった後にとてつもない疲労感に襲われたと同時に、爽快感にも包まれた、不思議な映画。

  • カナダ モントリオールでフレッドは 教師で小説家志望のロランス・アリアと付き合っていた。
    ある日、フレッドはロランスから"自分は性同一性障害で女性になりたい"とカミングアウトされる。
    最初は戸惑っていたフレッドだが徐々に、ロランスを受け入れていくが…。

    予告編 http://youtu.be/_66BSala0gc

    23歳の気鋭の監督が作り出した色彩、構図、映像に何度も目を見張る。
    これから公開されるグザヴィエ・ドラン監督のデビュー作「マイ・マザー」も注目です。
    ラストシーンは違う解釈もできるかなと思ったけど、やはり二人の出会いのシーンだそう。

  • 確かに、とても“スペシャル”な愛の物語だった。愛に生きることも、愛を拒むことも、その困難を前にしても力強く歩く2人に、胸が打ちのめされた。そしてドランの果てしない才能と、尽きることない追求にも。とにかく圧倒的だった。

    170分の上映時間に、「長いな」という気持ちは否定できない。何回もここで終わるのかな?と思わせるシーンがあったから。ここで終わってくれたら、と何回思ったことか。このまま終わってくれたら、幸せかもしれない、と。しかし2人は幾度も出逢い別れを繰り返す。これが2人の現実で、2人はどうしようもできない現実に苦悩し続ける。愛にとことん向き合った、ある種の泥臭さがそこにはあった。

    それ故、鑑賞直後、疲労感を隠しきれない。しかし思い出す度に、2人の愛に胸が痛み、画の美しさに惚れ惚れしてしまう。どのショットをきりとっても、写真にしてアルバムにしておきたい。じわじわ、とこの作品の魅力が体を浸食するのだ。音楽も良かった。サントラがほしい。The Cureが流れたときは、背筋がピンっとなった。


    決して、お涙ちょうだいものではない。感傷的な気分とはちがう。とにかく胸が痛む。ロランスの「後悔してない」って言葉は、きっとわたしには理解できない。観客を寄せ付けない圧倒的なパワーに屈する他ならない。久しぶりにエモーショナルで、美しい作品に出逢えたことに、わたしは未だに興奮を忘れられない。

  • 他人を理解しようとすることが時には悲劇をうむっていうのがつきつけられて苦しかった。でも2人の別れが悲しいものじゃなくて良かった。フレッドがロランスに都合の良い女じゃなかったのがイイ

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