ミステリー「トリック」の作り方—「常識反転法」によるトリックの発想方法 [Kindle]

  • あやえも研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 『#ミステリー「トリック」の作り方』

    ほぼ日書評 Day782

    "本当の"ミステリー作家がどうしているのかは知らないが、ミステリーに不可欠の「トリック」をたまたま思い付くのではなく、理詰めで産み出すための方法論を解説する。

    前半のプロセスを順を追って見ていこう。
    世界観を決める(吹雪のスキー場、台風で外界と隔絶された洋館とか、よくあるパターンである)。
    その世界観の中で一般的な、常識をリストアップする(吹雪の中では、見通しが効かない等」。
    その常識に反する状況(常識的に考えてあり得ない状況)を発想する(吹雪の中でも先が見通せる特殊なライトとか)。
    そのあり得ない状況を可能にする仕掛け(=トリックの原理)を考える。

    普通にここまで読むと、正直、かなり無理がありそうに思うのだが、後半、その無理をクリアする方法が語られる。

    皆まで語るとネタバレになるので、キーワードとしては、意図的に読者を撹乱しミスリードさせる。さらに、まあそういうこともあるかも、と思わせるような伏線を仕掛ける…くらいにしておこう。

    Kindle Unlimited、軽く読めるので、新しい発想を得るにはオススメ。

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  • トリックの着想について勉強になった

  •  「常識反転法」(常識とされていることをわざと反転し、反転させるにはどうするか、どのような仕組みが必要かという考え方)によるミステリーの書き方。
     実例としてトリックを作っているためわかりやすい。
     ただし、あくまでトリックの作り方がメインのため、探偵のキャラ作りなどは含まれていない。

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