天使と悪魔(上中下合本版) (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 神父フェチ集まれーっ!!!!
    いや、作品としてもめちゃくちゃ面白いんだけど、敬虔な神父が好きなわたしにはその点が突き抜けて刺さりまくった。
    神父が出てくる作品って「ちょっと不良な神父」を描きがちだけど、それは刺さらんのよ。敬虔だからいい。
    そんな人にオススメです。
    キリスト教に関する解説も丁寧だから、歴史とか宗教とか詳しくなくても大丈夫っす。
    ラングドンシリーズはどれも面白いけど、フェチ度はこの「天使と悪魔」が最強。

  • ダン・ブラウンのラングドン教授ものの最初の作品。これまでに読んだ作品のうちインフェルノがフィレンツェ、ヴェネツィアとイスタンブール、ダヴィンチ・コードがパリとロンドンを主な舞台にしているのに対して、本作はバチカンとローマが舞台。
    過去2作品に比べると、大学教授であるはずのラングドンが頭脳よりもむしろ体を張ってハリウッド映画のヒーローばりの超人的活躍をしている。謎解き要素はダビンチ・コードの方が数段上、舞台となった街の情景描写の興味深さではインフェルノの方が上で、カメルレンゴの演説における科学技術の発展の負の側面への問い掛けなど読み応えのある部分は確かに存在するものの、自分の期待とは違っていた。
    時間に追われるスリリングさとダイナミックなアクションが売りという意味では、もしかしたら本作は映画版で見た方が楽しめるのかもしれない。

  • あまりキリスト教に縁がない生活をしているからか、科学と宗教の対立がやや過剰に感じた。しかし高エネルギー状態で場から物質が生成されることを「神が無から有を生み出した」ことと重ねるアイデアがとても面白い。
    過去のある遺物や文献は実は別の何かを伝える暗号であった。さあそのメッセージを解き明かす冒険に出かけよう! みたいな話の展開がとても好き。

  • 物語はフィクションでありながらそこに登場する団体や建造物は実在しているものなので、マップで調べながら楽しむことができる。
    宗教と科学という難しいテーマでありながら、非常にわかりやすく説明してくれているのですごく勉強にもなる。物語自体も非常に面白い。

  • [61-70]
     何の重要性もないように思えていたガイドがものすごく頼もしい役割を果たしてくれたのが面白い。そして、その結果、見つかったもののむごさといったら……
     ところで、この話、いつ発表されたんだっけ。携帯電話のフラップを開いたり閉じたり、支払いがリラだったり、すごく懐かしい。コンクラーベが起こる世界ももう実際に経験してしまったしね。時代が進む速さといったら。

    --

    [51-60]
     上中下合本版って便利だね。あまり切れ目を感じずに読み進めることができる。
     内容のほうは、ここまで読んでも相変わらず、章の数字は軽快に増えていくんだけど、進展具合はちまちましている印象。舞台がローマだったり、ネタがルネサンスだったりするので、読み進めるのは楽しい。

    --

    [36-50]
     緊迫した展開と謎解きの時間とが織り込まれていて、わくわくしながら読んでいる。書庫の情景ってなんでこんなに楽しいんですかね。わくわく度アップですよ。

    --

    [35 まで]
     先にシリーズ続編にあたる『ダ・ヴィンチ・コード』を読んでしまい、逆順に読むことになってしまったのと、読み始めると長いことがわかっているので、そしてシリーズ自体もかなり長いらしいことが判明したので、少しのあいだ読むのを躊躇っていたのだけれども、結局手に取ってしまった。結果、ここまでのところは、『ダ・ヴィンチ・コード』よりもわたしには好みの物語っぽい。長編なので時間がかかるだろうけれども、読むことに決めた。
     ラングドンは賢い人物ではあるけれども、天才的な主人公というわけでもないのが楽しみどころなのかなと感じ始めた。そして、語られる諸々の蘊蓄。どうやらこのシリーズの読み方に慣れてきたようで、面白く読んでいる。

  • ラングドンシリーズの1作目
    象徴学者らしさが、ダ・ビンチコードよりも出ている気がする。
    にしても、映画観てから読んでしまったのでカメルレンゴが完全にユアンマクレガー化して、かつネタバレしてしまっていた。
    先に読んでおいたらもっと楽しめたのになぁ。。。

  • ローマを舞台にはしてるけど、アメリカの方の作品だけあってハリウッド的な印象が強いかな。
    まるで映画を観てるように画が浮かんできます。
    とはいえ、このスリリングな展開は好きですよ。
    また、宗教と科学とゆうこの対極にあるものをテーマにしてるのも好きです。
    3巻分と長編でしたが読みやすい作品でした。

  • ちょっと退屈だった序盤を越えると、1時間のタイムボックスで繰り返される謎解きとアクションが小気味よく、一気に読み終えてしまった。
    セルンで発見された反物質、暗躍するイルミナティといった中二心溢れるギミックの使い方。
    主人公ラングドン教授のインディ・ジョーンズばり..とまでは言わないが、そこそこ歳のいったオッサンなりのアクション。
    いずれかに興味が惹かれる人は読んで損なしです。
    魅力的に描かれる二人の主人公も素晴らしい。
    枯れたおじさん好きな人がオススメしてくれたのも納得です。

  • やっぱりカメルレンゴの演説は無くてはならない要素じゃないか。あれが無いから映画の方じゃ動機も薄っぺらい青二才の自己満野郎みたいになっちゃって。演説シーンは必要だった。絶対。

  • 初めてダン・ブラウンを読んだんだがなるほどね、たしかにこれは面白いや。

    キャラは立ってるし薀蓄も興味深い、何よりド派手&どんでん返しなストーリーテリングはお見事だったです。

    ただこれってロバート・ラングドンシリーズ一作目って事なんだけど二作目のウィキペディア見る限りさらっとヴィットリアと別れてそうなところがなあ、まあシリーズ物だから仕方がないのかもだがそこまでハリウッド映画みたくせんでもと思いました。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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