大統領の執事の涙 [DVD]

監督 : リー・ダニエルズ 
出演 : フォレスト・ウィテカー  オプラ・ウィンフリー  ジョン・キューザック  ジェーン・フォンダ  アラン・リックマン  テレンス・ハワード 
  • KADOKAWA / 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126209124

感想・レビュー・書評

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  • (Amazonより)
    米国の第34代大統領アイゼンハワーにはじまり、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、そしてレーガンまで。
    7人の大統領に仕えた黒人執事の実話に基づく、感動のヒューマン・スペクタクル


    【ストーリー】
    綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズは、見習いからホテルのボーイとなり、遂には、ホワイトハウスの執事にスカウトされる。
    キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争・・・
    アメリカが大きく揺れ動いていた時代。セシルは、歴史が動く瞬間を、最前で見続けながら、忠実に働き続ける。
    黒人として、そして、身につけた執事としての誇りを胸に。
    そのことに理解を示す妻とは別に、父の仕事を恥じ、国と戦うため、反政府運動に身を投じる長男。
    兄とは逆に、国のために戦う事を選び、ベトナムへ志願する次男。
    世界の中枢にいながらも、夫であり父であったセシルは、家族と共に、その世界に翻弄されていく。
    彼が世界の中心で見たものとは?
    そして人生の最後に流した、涙の理由とは―






    ラストは長男とわかり合うことが出来て本当に良かったです。
    生きて来た時代か違うのですから 考え方が違うのは仕方ないと思います。
    日本も他国民族化していくんだろうなぁ...
    外国人の方がまわりに増えてきているよね...
    世の中いろんな人がいるので 同じ日本人だから安心っていうわけではないとは思っていますが 言葉の違いはハードルが高いです。

  • 歴代大統領の似てなさぶりがなかなか面白いですが(ジョン・キューザックはジョン・キューザックにしか見えない)、歴代大統領が登場する政治ドラマを期待すると肩透かしを食うかも。ここで描かれるのは黒人労働者のリアルな実態であり、公民権運動の推移。最後に年老いた執事がオバマ政権の誕生を目の当たりにするという展開は見事。

    ただ、そのような世の中の流れの中でホワイトハウス内の黒人労働者の改善待遇が進まないという皮肉。ようやく改善されたのが保守派のレーガンの時代だったというのが興味深い。

  • 戦後のアイゼンハワーからレーガンまで、ホワイトハウスで執事を務めた1人の黒人の人生を描く。

    主に描かれるのは「黒人差別」とその克服のための彼や彼の息子、そしてホワイトハウスに代表される「アメリカ社会」がどのように考え、動いてきたのか。
    大統領の執事として、忠実に、決して表立って「差別」に抗おうとしない主人公。一方、彼の息子は「反差別」の社会運動へ積極的に身を投じていく。衝突する両者。そして、社会運動を受けて、ホワイトハウスもまた揺れ動き、変わっていく。
    映画内でのキング牧師が主人公の息子に言う言葉が重い。「黒人執事」も戦っている。彼らは白人の家の中で常に穏やかで礼儀正しく、「黒人」が決して憎むべき敵でないことを身をもって示し続けてくれる。

    彼も、彼の息子も戦ってきた。そして、その戦いの一つの結果としてオバマ大統領の誕生に繋がっていった。

    アメリカの歴史は、こういった「人権」「差別」というものをめぐって揺れ動いた歴史なんだなあ、と再認識。
    そして、過去の黒人差別を描いた映画が多数作られるということは、現在進行形であるとはいえ、そういった差別を克服し、今後も克服していくというアメリカの自負と
    決意の表れなのかも知れないなあ、と思った。

  • 南部は相当人種差別が激しかったんだね。
    綿畑けでいとも簡単に農場主に殺される主人公の父。
    そっこから逃げて執事の経験を積むべき出会いもあり、
    本人の適性と努力でワシントンホテルのボーイ、そして執事へとスカウトされるある意味サクセスストーリー。
    歴代の大統領たちが楽しかった。今は亡きロビン・ウィリアムもアイゼンハワーに扮していた。
    公民権運動に走る優秀な長男が死ななくて(殺されなくて)良かった~。

    ラスト、オバマ大統領に招待され、執事が(ホワイトハウスを)ご案内します。というのを遮って、その必要はないよっていうシーンが印象的。
    フォレスト・ウィテカー の顔ってなんか哀愁ある。


    Lee Daniels' The Butler 2013年 132分 米 BSジャパン 
    監督 : リー・ダニエルズ
    出演 : フォレスト・ウィテカー オプラ・ウィンフリー ジョン・キューザック ジェーン・フォンダ アラン・リックマン

    すぐ目の前で、世界が動いていた

    彼は、見ていた。
    7人の大統領に仕えた黒人執事
    世界の中心(ホワイトハウス)の知られざる物語

  • 内容をよく知らぬまま、上位ランクにあったので
    レンタルしたところ、
    人種問題の重いテーマの話でした。

    テーマが重いから仕方ないのかもしれないけれど、
    そうなんだ… と史実を追っているうちに
    終わってしまいました。
    (段々と年を取っている感じの演技がうまいな、鶴瓶。
     うちでは、あの役者さんのことを、「鶴瓶みたいな人」 と呼んでます)

    原題は THE BUTLER なのですが
    邦題は、「大統領」「涙」が余分についていて、
    「の」が2つあって、長すぎる感じです。

  • TVにて
    アイゼンハワーからレーガン大統領までに支えた黒人執事の物語.息子たちが公民運動家にまた兵士になるという中で,黒人でありながら白人の中でその職を誠実にこなし,白人の持つ黒人の認識を変えていった.長い戦いの果てに,オバマ大統領の登場,こういう戦い方もあったのだとしみじみ思った.

  • 白人の中の執事としての黒人に誇りをもつ父と、黒人の人権・平等を勝ち取るために闘う息子の葛藤を観る映画としては、大河ドラマ過ぎて冗長過ぎた。フォレスト・ウィテカーは上手いし良かったが、歴代大統領役が全く似ていないのも問題。ジョン・キューザックのニクソンて何だか。似てたのはジェーン・フォンダのナンシーぐらいかな。最後の親子の和解はグッとくる。

  • アメリカ/2013年/リー・ダニエルズ監督/フォレスト・ウィテカー出演

    また黒人差別映画。KKK団など出しとけば容易に批判できるのでいいんですよね。今回は大統領の執事というとこに目をつけたのが特徴。しかしこれは白人にサービスすることで地位を得ていくということで子どもに反発を受ける。中では白人社会を中から変えていく戦士であると持ち上げられてはいるが、どうもしっくりこない。普通に人間ドラマとして見たほうが奥が深い気がする。実在の人物で、話を聞くなと教育されるが、映画では大統領の言葉など出てきて、「黒人問題で立ち位置を間違えたかもしれない」などと言わせてる。そんなことを話して大丈夫だったのか、フィクションなのか、実話系はどうもすっきり見られない。

  • ジェーン・フォンダ76歳。レーガン大統領夫人役。これまたナンシーさんにそっくり。顔の輪郭と鼻が似ているのか。

    黒人をこういう描き方をできるアメリカ映画界になった。が当事者からすれば、複雑な感想はあるだろう。

    ホワイトハウスの執事の同僚がレニー・クラヴィッツだった。歌で出てきた時から30年近く経ってる!歌ってる時から想像つかない。

    2013アメリカ
    2018.12.24レンタル

  • 米国の第34代大統領アイゼンハワーにはじまり、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、そしてレーガンまで。7人の大統領に仕えた黒人執事の実話に基づく、感動のヒューマン・スペクタクル

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