民王 [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 最初こそ、ドタバタ喜劇かなんかかと思いながら読んでいたが、タイトルの「民王」の意味するところに気づき始めた頃から、面白くて一気に読破した。

  • 滑稽だった。自分を見てるみたいでした

  • コメディかな
    面白かったけど、超常現象を受け入れすぎでしょ

  • とてもふざけたとてもいい話でした。

  • みわ

  • 入れ替わるって、結構、単純な設定だな、と思いながら、読んでいた。いつも、銀行や企業を舞台に社会を切っていた池井戸潤にしては、おとぎ話的だと思っていた。
     しかし、後半、総理が、息子の思いを受けながら、若いころの熱い思いを呼び起こされる辺りは、さすが池井戸潤だな、とおもった。読み終わったときには、いつもの池井戸作品を読んだ時のように、「あ~っ、いいっ!!」って思った。

  • 池井戸さんは、あのミゾユー事件からこの話を思いついたのかと思うと、その発想に驚きを隠せない。SFっぽい話なのかな…と思わせておいて、きちんとタネ明かしをしているところも好きです。なるほどそういう事情ならあり得るなと。
    総理の泰山、ドラ息子の翔といったわかりやすい主役層をはじめ、貝原や狩屋といった戦友とも言える魅力的な取り巻き達。
    泰山と翔、入れ替わった後互いが本人の望まない行動を取ってしまって話しが暴走するのだけど(面接や授業での挑戦的ともいえる発言、答弁の時の想定外の受け答え等)結果的にそれが元に戻った後の本人にプラスに作用していて面白かった。

  • ドラマを見て、面白そうだから小説も購入した。ドラマはオリジナルストーリーやキャラの設定も変更されていたので、小説は別の作品として楽しめた。

  • 先にテレビドラマみた。

  • 体の入れ替わってしまった総理大臣とその息子が、それをどのように受け止め、対応していくか。父親と息子の今まで知ろうともしなかったお互いの人生の一部を代わって行わなければならなくなり、そのためお互いの持っている以外な一面を知ることになるその過程で出てくる熱い思い、楽しく読ませていただきました。父親は忘れていた政治家としての使命を思い出し、息子もそんな父の昔の思いを知る。お互いの気持ちが近づいたところで物語が大きく動き出します。現実味に欠けるくらいに突飛な物語展開ですが、そのスピード感が面白く、心地よく読ませていただきました。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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