医療詐欺 「先端医療」と「新薬」は、まず疑うのが正しい (講談社+α新書) [Kindle]
- 講談社 (2014年7月22日発売)
本棚登録 : 11人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (172ページ)
感想・レビュー・書評
-
医療と軍隊の関係が明確に書かれている。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は2011年東北大震災で福一から23Kmの病院で医師不足を補う為に現地で医師をしていた。
著者によれば、日本は深刻な医師不足。その原因は医学部増設の抑制。
2014年妊婦が死亡している
国立病院は元々日本軍の病院。GHQが自軍用の医療機関を探したら、使えたのは日本軍の病院のみ。病院の体制は戦前のまま残った。
戦前、病院のトップは軍所属。現在は厚生官僚に代わった。
厚生官僚は医師を増やすと増額と判断しているが、それは間違ったデータとのこと。医師は人事権を奪われ白い巨塔となった。
さらに医師不足が顕著なのは戊辰戦争で賊軍にまわった場所。
水戸藩は名門は医療藩校があったが崩壊が激しく再興できず
その為に茨城大学に医学部がない。 -
友人のお兄さんの著書。
一般の方向けに書かれているため、8割は知っている内容。
しかし、戊辰戦争と現在の医療不均衡との関係など、面白い視点もあり、楽しめた。
個人的に、自分が医者であることの大きなアドバンテージはいざというときに行くべき医療機関が把握できていること、だと思っているので、同じ意見を持つ著者に共感した。
全3件中 1 - 3件を表示