医療詐欺 「先端医療」と「新薬」は、まず疑うのが正しい (講談社+α新書) [Kindle]

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  • 医療と軍隊の関係が明確に書かれている。

  • 著者は2011年東北大震災で福一から23Kmの病院で医師不足を補う為に現地で医師をしていた。
    著者によれば、日本は深刻な医師不足。その原因は医学部増設の抑制。
    2014年妊婦が死亡している
    国立病院は元々日本軍の病院。GHQが自軍用の医療機関を探したら、使えたのは日本軍の病院のみ。病院の体制は戦前のまま残った。
    戦前、病院のトップは軍所属。現在は厚生官僚に代わった。
    厚生官僚は医師を増やすと増額と判断しているが、それは間違ったデータとのこと。医師は人事権を奪われ白い巨塔となった。
    さらに医師不足が顕著なのは戊辰戦争で賊軍にまわった場所。
    水戸藩は名門は医療藩校があったが崩壊が激しく再興できず
    その為に茨城大学に医学部がない。

  • 友人のお兄さんの著書。
    一般の方向けに書かれているため、8割は知っている内容。
    しかし、戊辰戦争と現在の医療不均衡との関係など、面白い視点もあり、楽しめた。
    個人的に、自分が医者であることの大きなアドバンテージはいざというときに行くべき医療機関が把握できていること、だと思っているので、同じ意見を持つ著者に共感した。

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著者プロフィール

上 昌広(かみ・まさひろ)
医師・医学博士/特定非営利活動法人(NPO)医療ガバナンス研究所理事長/ナビタスクリニック新宿内科医・行田総合病院非常勤内科医/星槎大学客員教授/元東京大学医科学研究所特任教授

1987年灘高等学校卒業/1993年東京大学医学部医学科卒業/1993‒94年東京大学医学部附属病院内科研修医/1995年東京都立駒込病院 血液内科医員/1999年東京大学大学院医学系研究科修了/1999‒2001年国家公務員共済組合 虎の門病院 血液科医員/2001‒2005年国立がんセンター中央病院 薬物療法部医員/2005年10月東京大学医科学研究所 探索医療ヒューマンネットワークシステム部門 客員准教授/2008年10月東京大学医科学研究所 先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門 特任准教授/2010年7月~2016年3月東京大学医科学研究所 特任教授/2015年12月~現在星槎大学 客員教授/2016年4月より現職

「2022年 『ポストコロナ時代に医学部をめざす人のための 医療の仕事大研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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