アンダー・ザ・スキン 種の捕食 [DVD]

監督 : ジョナサン・グレイザー 
出演 : スカーレット・ヨハンソン  ポール・ブラニガン 
  • Happinet(SB)(D)
2.60
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  • (18)
  • (7)
本棚登録 : 121
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953061453

感想・レビュー・書評

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  • ムムム!!・・・・

    これは変わったエイリアン映画でした。スカーレット・ヨハンソンが美しい肢体を武器に人類を捕食して行くと云うストーリーでした。

    一風変わったSFが好きな方やスカーレット・ヨハンソンの裸身に興味のある方には満足できるのかもしれません。しかし、私には意味不明の展開の連続にチョット白けてしまう展開でした。

    それでも結局最後まで観てしまいました(笑)。

  • おそらく地球外からやってきたスカーレット・ヨハンソンがトレーラーで町を流しては男たちをひっかけて餌食にするという、まあ基本的にはB級ホラーSFではありますが、捕食シーンの不思議な空間とか、喰われた男が皮だけになって漂ってたりとか、なかなかに面白い演出。しかしなんで醜い男をひっかけたあたりから突然アイデンティティが揺らぎだしてふつうに男と寝てみようとするのか、あのバイクメ~ンはいったい何なのか、ストーリーは謎だらけです。もしかしてちょっとセクシーな女にナンパされたら美人局がいたとか、つくり手にトラウマでもあんのか。とちょっと疑う。

  • 『キックアス2』にこういうセリフがある。「男の夢?それはスカヨハとヤることだ!」
    思い出すと笑ってしまうけど、そういう映画です。

    Yahoo!映画やブクログ、ロッテントマトのオーディエンスの方を見ても点数が低い。これには理由があると思う。
    まずこれはアート映画(この言い方は嫌いだけど)寄りの作品。「キューブリックの後継者云々……」という評もあるけど、『2001年宇宙の旅』と同様、全く説明がない映画です。そして娯楽性も少ない。

    「SFは小説でしか描けない、唯一のSF映画が『2001年宇宙の旅』だ」と昔は言われてました。SFはサイエンスフィクションの略だけど、この映画はどちらかと言うとスペキュレイティブフィクション(思弁小説)寄りの作品だと思う。

    ジャンルとしてSFに分類されてるし、邦題に『種の捕食』とつけてわかりやすくしてるけど、そういう先入観が何もない状態で人に観せたらどうだろう?もっとわけのわからない映画と感じるのでは。

    この映画を観たきっかけは、TimeOut誌のSF映画ベスト100で50位と、そこそこ上位に入ってたから。事前情報でアート映画寄りの作品というのも知っていた。なんと言えばいいのか、黒沢清とキューブリックを足したような、いやデヴィッドリンチとキューブリックを足したような感じというか……とか言うとファンの人に怒られるかもだけど笑。

    個人的に見たポイント。この映画の舞台はスコットランド。当時、スコットランドはイギリスから分離独立するかで揺れてて、映画が公開された直後に住民投票してましたよね。
    もうひとつはイギリスのEU離脱問題。こちらは離脱しましたけど、EU内での移民問題なんかも原因のひとつでした。

    スカヨハが男の人に出身地を尋ねるシーン、ひとりはアルバニア出身、もうひとりはチェコ出身でした。これは実際に東欧出身者がイギリスに移民してるから……というのをとあるテレビ番組でやってました。
    それとスカヨハちゃん自身も、この人はお父さんがデンマーク人で、お母さんが東欧の人なんです。
    そういうところが背景としてあるんだけども、だからといって社会派ドラマではなくて、本当に背景に映し込んでる、ぐらい。でも重要なポイントだと思う。

    スカヨハちゃんが男を逆ナンして吸い取っていく話……他の方も書かれてるけど、『スペースバンパイア』、あと個人的には『ウルトラセブン』の『遊星より愛をこめて』をなんとなく連想しました。全然違うけど笑。

    話を最初に戻すと、この映画は「スカヨハちゃんみたいな容姿、美人でグラマーな女がもし誘ってきたら?」を試す、実験のような感じ。ところどころでドキュメンタリーみたいに撮ってる。(他の方のレビューを読むと、隠し撮りした部分もあるらしい)
    スカヨハちゃんの容姿が重要なんです。それに移民問題の意味もあって、「アンダーザスキン」っていう。
    話が展開していって面白かったのは、「じゃあスカヨハに○○(ネタバレするから伏字)の男性をぶつけたらどうなるのか?」ってなるとことか。『モニタリング』みたいな実験。
    道で転んだスカヨハちゃんを心配して助ける男性たち。独りで森をうろつくスカヨハちゃんに声をかける、紳士的なおじさん。だが一皮剥けば……。

    なので、アート映画だとか背景とかなーんにも知らずに「あっスカヨハが出てる、しかも脱いでる!」と思って釣られて観た人は、エンタメ作品ではないからすごくギャップがあったのでは、と。それがYahoo!映画やブクログなんかで得点が低い、賛否両論の原因なんじゃないのかなと思います。

    しかもその点がメタになっていて、レンタル店でこのDVDを借りた人と、作中でターゲットになった男性が重なるのも面白い点です。

    • 5552さん
      こんばんは。
      この作品、ワケわからんけど好きな映画でした。気になったきっかけはトレーラーの絶賛コメントを見たからです。あと、スカヨハなんで...
      こんばんは。
      この作品、ワケわからんけど好きな映画でした。気になったきっかけはトレーラーの絶賛コメントを見たからです。あと、スカヨハなんで今頃脱ぐんだろうと(笑)
      あんまり彼女の事好きじゃなかったけど、この映画見てちょっと好きになりました。
      お気に入りはベッドシーンです。
      ああ、捕食仕様で恋愛仕様の体じゃなかったのね、と解釈しました。違うのでしょうか。
      ラストは切なくなるし、奇妙で忘れがたい映画でした。
      2018/06/09
    • GMNTさん
      スカヨハがなんで今頃脱ぐか、どうしてそれが気になりましたか?
      この映画の数年前に、プライベートフォトの流出事件があって、かなり話題になりま...
      スカヨハがなんで今頃脱ぐか、どうしてそれが気になりましたか?
      この映画の数年前に、プライベートフォトの流出事件があって、かなり話題になりましたよね。ヌードが全世界にバラ撒かれたから、もう脱ごうが脱ぐまいがどっちでもよくなったんじゃないでしょうか笑。
      僕がもしスカヨハだとしたら、どうでもいいような内容の普通の恋愛映画だったら脱がないと思います。アート映画だと裸体を美しく撮ってもらえるし、この映画はそこにちゃんと意味があるので「じゃあ脱ごうかな」って考えると思いますよ。僕は男性だから正確には言えませんが、5552さんから見てその点はどうですか?

      「違うのでしょうか」って、僕は作者じゃないからわかんないんですが笑、あそこはクスっと笑えるシーンでした。最後のオチになるまでもなく、体がどういう構造になってるのかって示唆されてましたよね?タイトルもそうだけど、黒い人が出てたりしてて。股間のクロッチ部分が破けたんじゃないですかね?笑
      2018/06/10
    • 5552さん
      いえ、アメリカの女優さんって映画界をのしあがっていこうとする初めの方で、『セクシーさ』を戦略的に売りにするようにヌードになるイメージというか...
      いえ、アメリカの女優さんって映画界をのしあがっていこうとする初めの方で、『セクシーさ』を戦略的に売りにするようにヌードになるイメージというか思い込みがあったので。
      シャーリーズ・セロンとか。
      スカヨハもうすでに人気女優さんなのになぜわざわざ脱ぐのか、と思いました。
      もうすでにセックスシンボルですし。
      映画本編を見たら観客へのサービスヌードという事ではなく、物語的に必要に思えたので納得した次第です。
      プライベートヌードが流失した事件があったのは知らないか忘れていました。

      「違うのでしょうか」は口癖のようなものです。自分の解釈が全然見当外れに思え、他の方に確認したくなりました。今回もそうみたいですし。でも確かに、作者さんじゃないから正解は分かりませんね。

      言葉足らずのコメント失礼しました。
      2018/06/10
  • なんかアングラ映画って感じだった。
    セリフはほとんどなくて、ダークで印象的な映像がメイン。

    せっかくスカーレットさんが全部脱いだのに、キレイに撮ってもらえなくて脱ぎ損なところは残念だったけど、雰囲気のある作品でした。
    好き好きがめっちゃわかれそう。

    【あらすじ】
    エイリアンらしいスカーレットちゃんが、大きな車で地球人男性をハント。
    後腐れがなさそうな独身&孤独系のパっとしない彼女もいなさそうな男性ばかりと選んで車に乗せ、暗い鏡のような部屋へ連れていきます。

    そんで、スカーレットちゃんが1枚1枚脱いでいくと、男性のほうはサッサと全裸になっちゃって、スカーレットちゃんに接近。
    そして、彼女に近づくにつれてコールタールのような地面に吸い込まれ、文字通り「撃沈」するわけです。

    この繰り返し。

    やたらと街の人たちの情景シーンが多く、セリフも少ないので、人によってはスカーレットちゃんのロングPVだと思うかもしれません。

    最後は森のおじさんに襲われて逃げようともがいたらそれこそ全部脱げちゃって、おじさんにガソリンをかけられて焼かれてしまいました。

    この女性の敵でおじさんをコールタールに沈めようとしなかったのは、その前に別のおじさんといろいろあったからなのかなぁ…。

    「種の捕食」って別のセクスィー・エイリアン映画に似たような邦題はセンスないなぁ~って思いました。

  • スカーレット・ヨハンソンありき。
    でも台詞少なくて映像や音楽で見せたい映画は好きヨ。

  • こういう極端に説明を省いた、アイコン的な視覚的表現にもっぱら依存した映画というのは、作り手の表現世界を堪能し咀嚼して想像力をかきたてていく楽しさがあると思います。そういう意味では私はこの手の作品は嫌いではないですし、何か一筋の美を見たときハッとさせられる良さがあると思います。が、この作品はちょっとどうなんでしょうか。100分間の軸になる土台のシナリオが正味しょぼいし、そこから広がっていくイメージも咀嚼しようとするほどどこかに矛盾を孕んでいる感覚をきたす不味さがある。伝わってこない抽象表現というのは結局のところ無意味で、単にポピュラー映画と一線を画しているんだという作り手の自負だけしか残らない。表現の手法に興味がある人にとってはある意味面白いんだろうけど、私含めて別にそうじゃない人にとってはただ不可解なだけの、メッセージも何もない駄作でしょう。

  • あまり前知識がないまま鑑賞したおかげか、張り詰めた弦を揺らしたようなBGMのおかげか、最後まで緊張感を持ったまま鑑賞できました。

    スカーレット・ヨハンソンが美しいのは勿論なんですが、個人的には彼女だけの映画と言い切ってしまえる程の魅力は感じられず…。
    なので、それ抜きにしても観終わった後の余韻含めて結構好きです。

    派手なアクションは何もないですが、宇宙人もののホラーだと思えば、このモヤモヤした雰囲気がいいなと思います。

  • スカーレットヨハンソンでなければ見終わるのが困難だった。エイリアン?の女が男を捕獲していく話。基本セリフらしいセリフはない。

  • 2015/3/23 スカーレット.ヨハンソンが主演だから観たような映画だったけど…SF物?エイリアン 種の捕食と言われても…何だか 殆ど 暗くて 捕食してるような印象はなかった ラストであっさりと嫌なスケベな男に犯されそうになり抵抗して皮を剥がされ…焼かれて終わるなんて なんて弱いエイリアンなの?ずっと バイクが追って…あのバイク男も最後まで 不明だし…何に 着目して観るべきか 正直意味不明?スカーレットだったから観れた映画かもね〜

  • 怖くてエロいヨハンソンさん。
    最後意味わかんない。

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