冷たい熱帯魚 [DVD]

監督 : 園子温 
出演 : 吹越満  でんでん  黒沢あすか  神楽坂恵  梶原ひかり  渡辺哲 
  • Happinet(SB)(D)
3.41
  • (14)
  • (32)
  • (36)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 262
感想 : 44
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953055209

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 終盤までノリノリのハイテンションで進んでいく。
    人間を殺してバラバラにするまで、ギャグチックにそれでいてリアルに描かれていて楽しい。

    テーマは2つで、自分の意思で行動することの爽快さ、人間、皮を剥げばただの動物と変わらないこと。

    本作の殺人魔はこの2つを体現した人間だったが、これらを体得したと思われた主人公は最後の最後で優しさ、すなわち嘘をついてしまう。

    結局弱者は弱者のままみたいな、話でした。

  • 人の精神を壊すには
    その一、常に大声でハイテンションで接する。相手に考える隙を与えさせないためである。
    その二、ギャップは激しいほど効果的。どこでスイッチが入るかわからないため、相手の恐怖心を最高潮にできる。
    その三、弱点を突きまくる。多少論理が破綻してても構わない。相手はもう虫の息。

    学んだ。
    寝られん。

  • 埼玉愛犬家連続殺人をモチーフにしていたのがすぐにわかったのでスプラッタについては特に影響を受けなかったが、犯人夫婦の演技がなかなか良く、特にでんでんはすばらしかった。

  • 実話が元にあるっていうのが怖すぎる.

  • グロいものは苦手なはずなんだけど、なぜか大丈夫だった。
    繰り返されるボデーを透明に、が耳に残る。
    ボディーじゃなくてボデー。
    実際の事件も気になるので今度共犯者を読みたい。
    園子温監督は地獄でなぜ悪いも面白かったし、全力歯ぎしりレッツゴーはたまに思い出す。

  • この事件のニュースを繰り返し観ていたのは、20年以上前にもなるそうで、
    映画も見るのが遅くなってしまいましたが、
    実際に起こった事件を背景に、設定された場面の数々は臨場感満載で驚愕でした。
    数々の賞を獲得したのも解る程、凄まじい内容。
    ただ、カテゴリーでは「ホラー」になっています。
    個人的には、問題の背景はヒューマニズムなのだから、別な設定にならないのか?!と思ったりしています。

    でんでんさんと主演の吹越満さんの演技が飛びぬけて上手かった。
    事件の背景はヤハリ「お金」
    人ってお金には、凄く弱い生き物なんだと実感。
    R18+指定だけど、残酷なシーン以外は教訓として18歳以下 高校生あたりにも見て欲しい映画。
    人間って時には狂暴にもなりかねないって事を知って欲しい。

  • おそらくは父性の問題なのか。でんでんの演技は感心したが、女2人が下手くそ。また、あのテンションにのれずに最後はながら見。多分あんまり相性が良くないな

  • これまで見た映画のなかで一番夢みたいな映画だった。フィルターが何もかかっていない、誰かの潜在意識のなかにあるような悪夢。これ、予想では最後の「人生ってな、痛いんだよ」を言うためだけに肉付けされたストーリーなんじゃないだろうか。そこまでやるかよ…と思いつつ最後までみたけど得るものはない…

  • エログロ。狂気、そして狂気。
    実話に基づいているそうです。
    些細な出会いと選択の積み重ねで
    一線を超えてしまうと、人はこんな風になるのだろうか。
    家族の愛がこんなにも形を変えてしまうのだろうか。
    園子温監督、おそろしい。

  • ウィキペディアで読んだ「埼玉愛犬家連続殺人事件」の概要のほうが映画より全然面白かった(笑) 途中までは事件の詳細をトレースしているのですが、終盤に吹越満が逆ギレ大暴走するに至っては、ポカ〜ンです。

    もともと露悪的な内容だから登場人物に共感できないのは仕方ないとして、吹越満を除いて、セリフ回しがビミョーな役者が多かったので辟易。見ててとてもしんどい映画でした。

全44件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1961年愛知県生まれ。大学中退後に自主制作映画デビュー。『自転車吐息』(90年)はベルリン映画祭に正式招待される。代表作に『冷たい熱帯魚』など。テレ東系列で放映中のドラマ『みんな!エスパーだよ!』も監督。

「2013年 『ナショナリズムの誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×