- Amazon.co.jp ・電子書籍 (305ページ)
感想・レビュー・書評
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著者の経験をもとに企業から上場までに起こりえること紹介していると同時に、今後の予想まで紹介されている。どの項目を面白き読ませてもらえたが、自分としては「隠れた真実」と「べき乗則」が特におもしろかった。また、世間ではクリーンエネルギーへの投資が加速しているなかで、著者が違った意見を持っているいるものわかる。
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ピーター・ティールといえば、トランプ支持者ということで物議を醸しているけれど、独特の考え方は面白い。
「隠れた真実」を探す、というところがとにかく大事で、誰も賛成しないが大切な真実を見つけることによって世界をガラッと変えることができる。
成功した起業家がやっていることはそういうこと。
「べき乗則」の考えも興味を引かれた。
ざっくり言うと、圧倒的に勝てるものにリソースを集中させる、ということかな。
起業を成功するための手法論的な部分も多く書かれているけど、人生に向かう考え方に示唆が多くあると思う。 -
2014年の本。2000年代のテックベンチャーの隆盛の回顧録という趣き。従って、歴史の本としてカテゴライズ。
著者を始めとするペイパル創業者たちは俺と同世代。副題にある通り、この20年でアメリカのテック企業によって、かつては存在しなかったプロダクトやサービスが生みだされていることを実感する。 -
ニッチでシェアをとってから計画的に拡張。
チームは仲良しグループ。
プロダクトは圧倒的技術的優位性を。 -
起業家ピーター・ティールの経験をもとに、成功するビジネスモデルを構築するにはどうすればよいかのヒントが書かれている。 ペイパル成功の経験や、ジンガ,グルーポンの失敗例など、スタートアップに携わる人であれば、アイディアの目安として読んでおいて損はない内容だったと思われる。 また、FBのザッカーバーグが買収を持ちかけられたとき、ザッカーバーグがFBの将来を具体的に一番考えていたという話など、ペイパル以外の他社エピソードなども書かれているのが面白かった。
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これを読んでも、彼がトランプ氏を支持した理由はわからないですけれど。
起業で成功した人は、こう考えるのかな。
シリコンバレーでは、人と交わることで新しいことが生まれるとか、open innovationとか、いつも外向きで色々交わることを大事にする方向ですが。
彼は、むしろ本質を見極めること、周りに惑わされないことを大事にしているように読みとれます。
面白かったです。 -
良書。ものすごく刺激になる。
一言でいうと、「独占」を作り出すことが重要 という内容 -
「独占できる小さなところから始めること」以外はほとんど頭に残らなかった。
書いてある最も根本的なことは正しいのだろうけれども、
『読者に何かを伝えたい』よりも
『高尚な文章を書きたい』という思いで書かれているのでは、と感じた本だった。
正直に言って、なぜこの本が高い評価を受けているのかわからなかった。 -
WEB業界辺りに属していると否が応でも評判を耳にするティール教の聖書。評判を含め内容についてはちらほら耳にしていたので、いつか読めばよいかと放置していたのだが、会社で行う合宿の課題図書になってしまったので真剣に読了。
結論としてはこのタイミングで読むべき最良の本だった(読み終わって即座に二周目を読み進めています)
WEB業界において幸運にも事業の設計や開発、運用をしたり、場合によっては会社そのものを設計、開発、運用をしたりする経験を一応はしております。
昨今のWEB業界はホラクラシーだとかリーンスタートアップとかが流行っていると思います。実際にその辺りの要素を取り入れて事業や会社を運営していたりするのですが、やってるとトップダウンの欲望がチラホラと顔を覗かせるんですよね。その度に自分の心に言い聞かせて気持を落ち着かせてはいるのですが、ぶっちゃけ違和感を拭い切ることは出来なかったりします。
本書、というかティール先生語録はその気持について充分すぎるほど明確な思考で持って答えてくれています。本当に今このタイミングで読めてよかったと感じる一冊です。誤解を恐れずに言えば明確なビジョンの無いボトムアップやホラクラシーは単なる責任逃れになりがちだし、最低限の事業計画の無いリーンスタートアップはスモールビジネス製造機でしかないし、絶対的な信頼が作られる前にチームビルディングとか情報共有とか頑張っても「スタンドプレーから生じるチームワーク」なんてうまれっこ無いのです。
ちょっとテンションが上がって余分な事も書いてしまった気がしますが恐れずに本音を書けるチャンスを与えてくれたティール先生に感謝すると共に早く二周目に戻ります。
既にベストセラーでこの界隈の人は基本的に読んでるとは思いますが、全てのスタートアップ関係者にオススメの一冊です。