あなたの人生の物語 [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 難しすぎてわからなかった。他の本読んで知ったけど、バルコニーってベランダのことじゃないんだ…。そんなレベルだから、私には難しすぎて途中で断念しました。

  • 【2023年127冊目】
    友人に面白い本がないか聞いて、かなり前に勧められたのですが、最初に収録されている「バビロンの塔」が結構読みにくくて、なかなかページが進まなかった覚えがあります。最終的にはなんとか読み切った感じでした。同じ作者さんなのに色合いの違う話なのは良かったですが、翻訳された本はやはり、訳者さんの力量がかなり試される気がします。

    今でもわからないです、「名辞」ってもっと他の訳し方なかったの…?

    面白かったのは「地獄とは神の不在なり」と「顔の美醜について――ドキュメンタリー」でしょうか。読みやすかったのもありますね。

  • Iさんおすすめ(202309)

  • ゲシュタルト 統一的全体像

  • SF短編集。どのお話も難解であった。
    メッセージという人間界での所業とその本質まで問われてる「地獄とは神の不在なり」かなり興味の高いテーマであった。これはいずれ再読したい。

    いずれにせよ、どの物語も、一回では理解できない。

  • ずっと読みたかった一冊。表題作「あなたの人生の物語」がとても良かった。構成も語り口も良く、既に決まっている未来を受け入れる主人公の悲しみと愛情に心を揺さぶられる。「理解」は頭の良い人の世界の捉え方ってこんな感じなんだろうな、と感心。知能が上昇した主人公を最初は羨ましく思ったけれど段々人間の限界を超えて突き抜けていく様子が怖い。自分の頭では理解できなかった話もあるが、優れたアイディアによる思考実験と人間への洞察に基づいて、作品ごとに骨子のしっかりした世界が構築されているのが素晴らしい。

  • テッド・チャン『あなたの人生の物語』を読んだ。個人的には断然、最新作である『息吹』の方が好みなのだけれど、やはりチャンの科学的想像力を物語に落とし込むその手腕は当代随一だろう。

  • 元々は映画のメッセージのストーリーを理解するために購入したのが本書だった。短編集として8つの物語が収められているが、メッセージの原作となる「あなたの人生の物語」は最長の作品で、全体の25%ぐらいを占めている。

    個人的にはSFやミステリーというのは、技巧が求められる長編モノよりもアイデアの切れ味で勝負することが出来る中短編の方が好きだったりする。三体のように重厚な世界観を描き切った世界にどっぷりとハマるというのも悪くはないが、「こんな奇想が!」とか「そんなどんでん返しが!」みたいな驚きがある方が嬉しい。著者のテッド・チャンと同じようにアジアにアイデンティティーを持つ作家であるケン・リュウは、アジア的な優しさとそういったアイデアがうまく融合した短編を提供してくれるタイプの作家だった。

    一方で本作は、全体としてはそういったアイデア勝負というよりは、ある世界を切り取ったかのような作品が多い。作家としてのテッド・チャンという作家の持ち味は、限られた情報の中で外に広がるような世界観を構築することが出来るというところにあるのではないだろうか。なぜか彼は「描かれていないこと」すらも描いているかのように感じさせるということだ。

    全体を通読してみると、全てが水準以上の作品であると感じられるものの「あなたの人生の物語」が最も深く余韻を残す作品であることは間違いない。ほかの小片もそれぞれ何らかのSF的な意味づけやこの世界を少し深くみるための視点を提供してくれるものの、世界の捉え方を丸ごと変えてもなおも人が生き続けるということの意味と幸せのありかを問うこの作品こそ、やはり本作のタイトルを飾るにふさわしい作品だ。

  • 映画にもなった表題作含む短編集。
    はっきり言うと難しい。表題作の映画は未見で、宇宙人の言語を解明する、っていう知識のみで読み始めたけど、もうほぼ全部の短編が難しかった…特に「ゼロで割る」なんかは訳わからなすぎて、理系得意の夫に、これはどういう意味なんだと聞いたほど。そのほかにも、天使を追い求める人の話とか、これって他の人はどんな感想持つだろうって気になってしまったり。
    基本的に、話はどれも静かに進んでいく感じ。途中大事件が起こるわけでもなく、ハラハラドキドキの展開があるわけでもなく。しかも難しいし。それでも最後まで読めたのは、作者の物凄い知識量と(めっちゃ頭良い人なんだろうな、と読書中ずーっと思ってた)、ついつい周りと話したくなるテーマだったから。
    あんまり読んだことのないタイプの小説で、いい体験だった。

  • 発想勝負なんだろうけど、訳が気になるせいか面白く読めなかった。

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