応天の門 1巻 (バンチコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (202ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 平安時代のお役人(検非違使や、陰陽師等)も激務をこなしていたんだな。

  • 在原業平と菅原道真の探偵コンビが事件を解決。キャラがたってて面白いわ。

  • 5巻まで読了。Kindleにて。
    追いかけたい歴史漫画を増やしたくて。
    クールで生意気な文学少年、菅原道真のところに、チャラい在原業平やそのほかの人が厄介ごとも持ち込んで、道真がイヤイヤ解決する話。自室で書物を読むことが一番幸せな道真は知識も豊富で。それでも、知っているだけでは意味がないこと、知識は使わなければならないのだということに気付く。世は藤原が着々と権力を握っている。不正がまかり通る政治の世界を垣間見て憤りを感じる道真。誰かとつるんだり助けたりすることで、帝に仕える父に迷惑がかからないか?少しずつ政に関わりつつある道真が悩む姿が可愛らしい。主人公をまだ宮仕えしていない秀才くんにしたのが面白い。夢枕獏の「陰陽師シリーズ」のように、数話完結で進むのかと思いきや、ちゃんと大きい流れでも動くらしい。
    続きが楽しみです。

  • 大河ドラマ「平清盛」ファンとして、(なんだか読みやすいな…)とすいすい読み進めてたら考証に本郷和人先生が出てきてついウフフって笑ってしまいました。
    一種のホームズ&ワトソンもので、怨霊や祟りの仕業とされる事件を若き日の菅原道真が在原業平と共に解決してまわるのだけど、そんな主人公その人が日本有数の怨霊と恐れられる結末が避け難いのを想えば、青春がうららかに描かれるほどこの先どうなってしまうんだろうと思わせる描写でもあります。

  • 宝塚歌劇で舞台化されるということで、予習のために読み始める。電子書籍で漫画を読むのははじめて。登場人物たちの相関関係や役職名など、わからないことが多いけれども、それを調べながら読み進めるのもまたたのしい。

  • キンドルがやたらとこの漫画をおすすめしてくるので、気になったので読んでみると、シャーロックを彷彿とさせるとても面白い漫画だった。

    読むまでは表紙の少年は宮さまか誰かかと思っていたら、菅原道真公だった。

    実際に菅原道真と在原業平に交流があったのかは、長岡天満宮https://nagaokatenmangu.or.jp/がそう主張しているだけで、他の文献では確認されていないらしい。
    おそらく神社に箔をつけるために、伝説的な有名人たちのエピソードを作ったんだろう。
    それはともかく、この漫画は面白い。長岡天満宮にも行ってみたい。長岡ってどこ?京都?狛犬はあるのかな?

  • 菅原道真が主人公。独特のタッチだけど、綺麗な絵。話も解決までが早く面白い。

  •  ジャケ買いだけど面白かった。

  • ずっと気にはなっていたんだけど、菅原道真のお話だとは知らなかった。NHK「先人たちの知恵泉」で紹介されていて、ようやく手に取った1冊。菅原道真といえば、太宰府で非業の死を遂げた人。そんな悲しい史実とは裏腹に、物語の道真は生き生きとしていて、悲愴さが全く感じられない軽快なタッチで読みやすい。悲しい場面もあるけれど、ついつい先が気になる。在原業平がイケメンというよりダンディなイケおじだけど、伊勢物語に描かれた高子との恋も織り交ぜられていて、見どころ満載。平安版・シャーロック・ホームズかな。

  • 電子書籍で無料で読んだ。とてもおもしろかったので買うことにした。

著者プロフィール

はいばら やく
漫画家。東京都在住。女性。
元々は同人作家として和泉八雲名義で活動。2006年に「コミックZERO-SUM」にて『とかげ』でデビュー。2017年、在原業平と菅原道真が怪奇事件の謎を解き明かそうとするクライム・サスペンス作『応天の門』で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、これが代表作となる。

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